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甲状腺シンチで、ヨードカプセル123を3.7MBq使用します。
添付文書に、【3.7MBqあたりの甲状腺への吸収線量は13mGy】と書かれています。
甲状腺の被曝量を知りたいです。

Gy x 放射線荷重係数 x 組織荷重係数 = Sv で計算した
実効線量0.65mSVになるのでしょうか??

それとも、Gy×放射線荷重係数=Svで計算した
等価線量13mSvになるのでしょうか??
あれ?だとグレイ=シーベルトですね?


どうか、分かりましたら
教えてください。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

度々すいません。

No1の者です。

>甲状腺だけのダメージ(リスク)を知りたいならば、
>等価線量でなく実効線量で考えればいいのですね?

逆ですね。
その被ばく量での甲状腺だけの影響を知りたいのであれば、甲状腺の等価線量を見て評価していただくことになります。

実効線量に直したのは、リスクとしてその程度だという目安として実効線量であれば情報が入りやすいだろうと思って書きました。
例えば

http://www.nirs.go.jp/data/pdf/hayamizu/j/201305 …

こういったページで示されているものを見た場合に、どれと同じくらいということをわかっていただけるかなと思って書きました。
ちなみに、この図ではGyとSvで表記されていますが、ガンマ線なら放射線荷重係数が1ですので、Gy=Svとして見ていただければと思います。

参考になりましたら幸いです。
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この回答へのお礼

よく分かりました。
誠にありがとうございました。

お礼日時:2014/07/18 22:25

No1で書いたものです。


いただいたお礼の文に

>全身的な被ばく影響を考えると0.52mSv、
>甲状腺だけの被ばくの影響を考えると13mSv、という考えでよいでしょうか?

との記載がありました。間違ってはいないのですが、誤解されている恐れがありますので、少し補足をさせていただきます。

まず、等価線量と実効線量の単位は同じSvと記載されますが、等価線量のSvと実効線量のSvは同じ単位ではないということを知っていただく必要があります。
等価線量のSvと実効線量のSvとでは全く違ったものを示しているということです。

ですので、その後に書かれている
>もし、実効線量だけを考えて同じ検査を(あり得ないでしょうが、例えです)10回すると、
>実際には甲状腺へ100mSv以上の被ばくをさせているという事ですね。

こちらの文も間違ってはいないのですが、あくまで等価線量で100mSvであり、甲状腺だけの影響を考えるための数値で、実効線量での100mSvを浴びた際と同じ身体症状が出るものではないということをご理解ください。

ちなみに、甲状腺の等価線量が100mSvだった場合、そのリスクがどの程度のものか考えるには実効線量に直していただければ理解はしやすいかもしれません。
組織荷重係数をかけた4mSvが個人の生物学的なリスクを表す実効線量となりますので、その被ばく量でどの程度のリスクがあるかを考えていただければと思います。

難しい内容だと思います。
参考になりましたら幸いです。
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この回答へのお礼

誠にありがとうございます。

等価線量のSvと実効線量のSvは同じ単位ではない!
ビックリしました。
そうなのですね、同じSvなので
ものすっごく混乱します。

甲状腺だけのダメージ(リスク)を知りたいならば、
等価線量でなく実効線量で考えればいいのですね?

何度もすみません。。。

お礼日時:2014/07/10 13:00

放射線の単位は結構面倒なモノですので、混乱はよく起こります。


自分も仕事を始めた当初は結構混乱したのを覚えています。

まず吸収線量は、「放射線を照射したことによって単位質量あたりの物質が吸収したエネルギー量」です。
添付文書に書かれている内容を見ますと、「3.7MBqあたりの甲状腺への吸収線量は13mGy」と書かれていますので、このヨードカプセルを使用した際の吸収線量は甲状腺の重量当たりだと13mGyですという意味合いで書かれていますので、そのまま次の計算にいきます。

次に臓器(甲状腺)の被ばく量をお知りになりたいようですので、そちらへ進みます。
臓器ごとの吸収線量を放射線荷重係数を掛け合わせて得られたものが「等価線量」です。
123Iの場合、壊変はEC壊変でガンマ線を出しますので、荷重係数は1.0となります。
ですので、
13(mGy)*1.0=13mSv
となり、甲状腺の等価線量は13mSvということになります。

実行線量の場合、各所の被ばく量を換算して合計し全身的な影響を見るための単位ですので、それぞれの部分ごとの等価線量に組織荷重係数をかけ、その合計となります。
甲状腺の組織荷重係数は0.04(法令ではまだ0.05だと思いますが、ICRP2007年勧告の数値を使用しています)ですので、
13*0.04=0.52mSv
ということになります。(本来でしたら甲状腺や体内の123Iの他の臓器などへの寄与分も合計する必要がありますが、その寄与は小さく、桁が変わるほどではないため簡単に書いています)

求めてらっしゃる後方線の等価線量ということであれば、13mSvということになりますので、ご確認ください。

参考になりましたら幸いです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

全身的な被ばく影響を考えると0.52mSv、
甲状腺だけの被ばくの影響を考えると13mSv、という考えでよいでしょうか?

医師が実効線量だけ伝えると、その何倍もの被ばくをしている甲状腺が
隠れてしまいますね。
もし、実効線量だけを考えて同じ検査を(あり得ないでしょうが、例えです)10回すると、
実際には甲状腺へ100mSv以上の被ばくをさせているという事ですね。
こ、こわすぎる・・・。

お礼日時:2014/07/09 22:22

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