○最初に私について書きます、それを知らないと多分ハズレになるでしょう。
東大化学出の理学博士で歳は六十六歳です、少し焦っています、母は七十で認知症になりました、もう時間が無いのです。なおその母は特養でぴんぴんしています、車椅子だが「安易に」車椅子に移ったので歩くのは苦手だが起てます。幸か不幸かうちは長寿、九十前に死ぬと驚かれる。
○エンタメは避けたい、が、もう純文学との境目は無いに等しいから排除はしない。めっくて見ます。
○時代物も避けたい、が、これだけは読ますに死ぬな、なら、めくります。
○ファンタジーも避けたい、指輪物語読、ミヒャエルエンデも読みました、それより上なら大歓迎。
時空の歪みで「自衛隊が……」は絶対嫌、一応学者なので現代の技術を過去に適用する話しは「おぞましい」
○専門家ですから「理論的に間違っている」のは最初からダメ。
○SFは排除しませんが、大規模すぎる舞台は嫌「第六大陸(少し甘いが技術に嘘が無い)」「最終理論(?)」は結構良かった、
○ミステリーは嫌いじゃ無いが、これも「これだけは読め」でしたらお薦め下さい。凄い謎解き(数学の知識がないと訳分らんのは嫌)は大好きだが謎解きのための謎解きは嫌、翻訳でも良いが有名なのはもう読んだ、ほんわかものに凄い謎解きが入っているのはOK、但し米澤穗信さんはほとんど読みましたが「小市民シリーズはおぞましい」氷菓シリーズと「犬はどこだ」は名作だが非常に出来不出来が激しい方で期待して読んでひどい目に遭った。流行の図書館と本屋は「嫌」
○ノンフィクションも避けたい、理由は簡単、同じテーマの「学術書」を読んだ方が良い。だが「学術書は大きすぎるから「この位にまとめたよ」なら良いですが、事実でないことが入っている(同じ事だが時間の整合性が変)のは嫌。
○「ヒツジのおじさん」は不要。
○既に池波正太郎、藤沢周平、宮城谷昌光先生はほぼ全部読みました、「小説」とは言い難いが塩野七生先生の作品もほぼ完読しました。
☆良かったのは、「夜のピクニック」「博士の愛した数式」 少しべとべとの大甘かもしれません。
☆文庫になっている方が嬉しいが、中身が膨大な文庫は老眼にはキツイ。
最後に、大正、昭和期(戦前)は遠慮します。名作ばかりで文庫だが、暗いのは嫌い。
図々しいですが「莫大な数の提案」をお寄せ下さい。あなたの愛読書で良いのです、宣伝してさし上げます
だが不満だと「核爆弾」で潰しにかかりますのでご注意下さい。
No.4
- 回答日時:
こんにちは。
私はあなたの七年前を歩いています。これまで五十数カ国を訪問し、その生涯を海外で過ごして来ました。 それは自慢ではなく、結果としてそうだっというだけのこと。 だってニューヨークに住んでいる乞食はずっとそこに住んでいるのです。 外国に住んだと言うことが即自慢にはならないということです。
あなたがこれから読むべき本。 それが何かあなたはうすうす感じておられる。 聡明な方だからみなまで言わなくておわかりです。 それを虚心坦懐お読みになれば良い。
私の上司で会社の最高幹部だった方々の多くは旧制高校の時に『その本』(The book)をお読みになった。 しかしどうしてもある点が引っかかって先に進めないと共通して仰った。 結局『The book』の素晴しさを理解出来ず人生を終えられた方が少なくありません。
私があなたにお薦め出来るのは『The book』(本の中の本)というあの本だけです。 何かの参考になれば幸いです。
日本で男と中の男と言えば清水の次郎長。 ドイツで『der Mann』と言えばアデナウアー首相のことでしたね。 本はこれまで数億冊以上発行されています。 それはすべてこの本の正統性を証明するために書かれているのです。
失礼ですが、私には死ぬまで分らないでしょう。
読むべき本は私を「呼び」ます。
巨大な書店を疲れ果てるまで歩いた人生でしたが、他の物「例えば絵」は私を呼び、「私をお前の家に連れて行ってくれ」とウルサイ、家はガラクタでいっぱい。家は本で溢れている、十年程前にほとんど処分しました、古い教科書や解説書は「もう通用しない」、残ったのは児童文学と朝永先生の量子論の教科書のみ。
私は「本には呼ばれ」ない、つまりあなたのおっしゃる本は私を必要としていない。
本に捨てられたのだ。
有り難うございました。(合掌)
No.5
- 回答日時:
面白いオッサンが来たなぁ。
私も#1に一票。
さて、ミステリが嫌だとほざいている方に
藤原伊織『テロリストのパラソル』
ご存知でしょう、直木賞。江戸川乱歩賞同時受賞
文句なしに面白い。あなたの母校もでてくる。
きっと同世代かな。
これいっこで我慢しなさい。
「あまりにも有名な一冊」
だからわざと読まなかった、私は「群れる」「つるむ」のが嫌い、だから書店に平積みにされたとき、嫌悪した。
冷えたので読みます。
有り難うございました。
なおなぜか#1が「読めない」、うちのPCのバグか、鯖に撥ねられたのか不明です。
No.6
- 回答日時:
こんにちは。
失礼いたします。残り時間を気になさるより、若い女性を見て長生きをする、というのはいかがですか。
アメリー・ノートン チューブな形而上学
トレイシー・シュヴァリエ 貴婦人と一角獣
なお、私は音楽家ですので、音楽の本を1冊
ナターリエ・バウアー=レヒナー グスタフ・マーラーの思い出
ブルックナー派でいらっしゃることは、plapotaさんとの会話で存じ上げております。ブルックナーの7番の出だしは、作曲家から見ても、ブルックナーの全作品の中で、最も印象深い個所だと思います。
地下シェルターに入って、待機しております。
有り難うございます、探します。
私の解答に遡及して頂き非常に感動しております。
マーラーも好きです。アダージョが美しいのでアダージョばっかり集めた一枚も持っています。
補訂版の十番二種類を持って居ます、途中で死んだのは非常に残念ですが、バーンスタイン同様自分のオケを持って居て、書いては直し、していたら力尽きても当たり前。
あなた様のお薦めの音楽は何でしょう。とても期待が膨らみます。
地下シェルターを造られたのは音楽のためでしょうか?その目的の方も多いので。
書き損ねるところでしたが、私は若い女性は好きですが、美少年の方が好き、でも悪さをしたい訳では無い、白痴美は要らない、次期の我が国を背負ってくれそうな超秀才の美少年と会いたい。でも無理だ。
No.7
- 回答日時:
こんばんは。
本と限定されず、映画じゃダメですか?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%80%E9%AB%98% …
http://wwws.warnerbros.co.jp/bucketlist/
>あなたの愛読書で良いのです、宣伝してさし上げます
>だが不満だと「核爆弾」で潰しにかかりますのでご注意下さい。
現代は、東大卒でもクビになる時代です。
No.1の方は、何を書いていたのか知りませんが、削除されたのでしょう。
東大卒。上から目線は通じません。ご注意ください。
ご参考になれば幸いです。
No.8ベストアンサー
- 回答日時:
こんばんは。
もう寝るつもりだつたのですが、doc_somdayさんの質問がふと目につきましたので、書かせてください。私は、doc_somdayさんのやうに、ご自分のことを素直に書いてくださる方が好きです。>>「面白い本」を教えて下さい。
ドーキンスやグールドはもう終りなのですね。「ノンフィクションも避けたい」とのことですし。
>>あなたの愛読書で良いのです、宣伝してさし上げます
(1)『不思議の国のアリス』ルイス・キャロル
マーチン・ガードナーの注釈がついたものです。「理論的に間違っている」のは最初からダメ、ともことですが、この物語は、理論も何もありませんから、まちがへやうがありません。
(2)『ジャマイカの烈風』リチャード・ヒューズ
女の子が船旅の途中で、海賊に襲われます。海賊はみなやさしく、海賊船での平穏な生活がつづきます。あるとき、なりゆきで、この女の子は、捕虜を殺してしまひます。故意ではなく、ほぼ無意識のままに。
その後、海賊は海軍に拿捕され、裁判にかけられます。無邪気な女の子は、証言台に立ちます。まつたく嘘をつきませんでした。子供は素直に事実を語りました。私の下手な文章はうまく書けません、実際に殺人を犯したのは女の子ですが、海賊は死刑になりました。裁判官は海賊が殺人犯だと認定したのです。すべて真実が語られたにもかかはらず。
自分をかくさない、といふ点において、「子供」とは究極の人間像です。人間とは何か、を描いた最高の小説です。
(3)『桜もさよならも日本語』丸谷才一
これは、以前私の質問ページに回答してくださつたときに、書きました。同じ著者では『後鳥羽院』が好きです。
私のやうな者が回答するのは、おこがましいのですが、たぶんdoc_somdayさんの初めての質問ではないかとおもひましたので、つい投稿してしまひました。
>>だが不満だと「核爆弾」で潰しにかかりますのでご注意下さい。
私は貧乏人ですので、anonym14さんのやうに、シェルターをつくれません。なにとぞご容赦ください。
この回答への補足
有り難うございました。
実のところ「ありがた、迷惑」になって仕舞いました。
丸谷才一先生の「後鳥羽院」お好きだという事で、期待して手を付けたらとんでもない事になりました。
正面衝突してしまって一歩も進めなくなってしまったのです。幸か不幸かショッピングモールの書店で、何冊か上げて聞いたら在庫があったので、「厚いなー」とは思ったけど買いました。
だが読んでビックリこれ「評論」ですよね、しかも内容が「新古今」、丸谷先生は日本語の最大級の論客ですが、作家では無く「文学者」。これが好きなあなた様は凄い。丸谷先生の和歌の感性に圧倒されますが、新古今と私は非常に不幸な関係。高校の時だから丁度半世紀前、高校の古典を教えて頂いた先生は非常に私を買ってくれました、だけどそれは当たり前、だってクラスで古典すらすら読むの私しか居ないんだから仕方が無い。この方の趣味に新古今は合わなかった、だから一切無視、出て来りゃ罵る。しっかり刷り込まれてしまった。だから編者である後鳥羽院は鬼門中の鬼門、だから正面衝突してしまったのです。50ページほど読んだら動きが取れなくなり、他の本も読めない。元研究者だから理系文系を問わず、開いて読み始めたら終わりまで読まないと気が済まない。だが、読めない。仕方が無いので小説書く方に逃げ込んだ。ムチャクチャ大甘な小説です、十月が締め切りの新人賞に応募します。多分そいつを郵送するまで、何も読めない。
いつも真摯な会話、大変感動して読んでおります。
グールド教授は亡くなられてから、十年経つでしょうから無理でしょう。
ドーキンス教授の本は最近「暴走気味」なので避けております、ミームの「定義」は歴史に残るでしょう。
注釈付きのアリスは読みたいです。
「ジャマイカの烈風」多分読みます、不条理物は結構好きです。
丸谷才一先生の物は「これからゆっくり」になります、私は「江戸弁」ですが、先生の日本語に掛ける深い思いをまともに食らうと、言語学者同様失語症になりまねません。
有り難うございました。
No.9
- 回答日時:
趣味が天文関係なんですが、今は入手が困難になるけど 藤井旭「星の旅」ですね。
天体写真などでも有名ですが、世界に旅をされていて、旅行記ですが、本当に綺麗な星空が紹介されていて、一度は見てみたいと思えるのです。
子ども向けになるけど、「星になったチロ」も読みやすく、また楽しく読めますね。犬の天文台長としてのチロを通じての星仲間達の話しですね。
No.10
- 回答日時:
理学の先生であり、また相当な自信家でおありのdoc_somday先生には少し失礼かもしれませんが、僕は敢えて純文学をお勧めします(学問的裏付けがおありですので、そうした領域に共感もしつつ逆に反発とも言える感性をお持ちなのかもしれませんが)。
最初は安部公房の一連の作品です。『壁-S.カルマ氏の犯罪』に始まり、『赤い繭』そして『方舟さくら丸』。その次に挙げるのが丸谷才一の作品、創作ならば『笹まくら』『女ざかり』『裏声で歌へ君が代』『輝く日の宮』があり、評論(エッセー及び対談を含む)では『闊歩する漱石』『とくとく歌仙』『双六で東海道』『桜もさよならも日本語』『日本語そして言葉』。
これに続くのが辻邦生の一連の作品群です。『安土往還記』『嵯峨野明月記』『西行花伝』『風の琴―二十四の絵の物語』。『風の琴』は評論ともいえますが、西洋絵画の24作品を選び、それを短編小説として観たならばどうなるかとの言葉が持つ可能性と言葉の冒険に基づいた作品で、読み応えがあります。
で、恐らくはd先生が最も毛嫌いされるであろう、哲学書から「これらの本」というのであれば、それは間違いなくキェルケゴールの『死に至る病』『あれかこれか』そして『人生行路の諸段階』をはじめ、ニーチェの『ツァラトゥストゥラ』(こちらは手塚富雄さんの訳をお勧めします)、ハイデガーの『存在と時間』『ニーチェ』があります。
日本の近代作家では漱石と芥川ほど現代性を持っている書き手も他にはいないでしょう。
>専門家ですから「理論的に間違っている」のは最初からダメ。
それでは専門家の名前も泣いてしまいますよ?。専門家だから余計に他の領域に好奇心を示すのが普通で、その典型が寺田寅彦であるともいえます。
物理学者である寺田がなぜ音楽に人一倍の興味を持っていたのかを掘り下げた作品もありますので、ついでに紹介させていただきます。『寺田寅彦-バイオリンを弾く物理学者』ですね。
後は古典や歴史書をお読みになることもお勧めします。芭蕉や世阿弥そして西行といった書き手の言葉を訪ねてもそれだけでその背景を探るための入り口ともなりますから、世界は広がりそして深淵ともなります。
歴史書ならば、阿部謹也さんや黒田日出男さんして村井章介さんや笠松宏至さんといった、皮膚感覚や言葉から歴史の生々しい姿を掘り起こすとの手法もありますから、社会科学としての歴史学のあり方と同時に文学が持つ表象性との二つの要素を中心に歴史を掘り下げるとの新たな視点もあります。これは今後の方向性として既に定着しつつもあります。
こんな琴ばかり書いていますと、恐らくは一刀両断もしくは一蹴される形で「核爆弾」で潰されてしまう可能性も多分にありますね 笑
おまけ
寝転がって読むならば、『百人一首の魔方陣』をお勧めします。
「また相当な自信家でおありのdoc_somday先生」済みません、三歳頃から神童扱いで学位まで取ったせいで余り評判が良くないです。だが一生が詰まっているので、方向転換出来ません。二回もお教え頂いて恐縮です。純文学、これが一番知りたかったのです、巨大な書店へ行ってもリコメンデーションサービスが貧弱で、更に作家数が莫大、「出版社半分潰れろ」と叫びたい、小説家の「粗製濫造」は既に少女漫画の世界と同じ。
安部公房先生、重そう。丸谷才一先生、日本語は見直したいので少なくとも二冊は読むと思います。辻邦生先生、挙げられた本は読まずに最後期の莫大なシリーズものだけ読みました。キェルケゴール、読んだつもりでまるっきり読まず。ニーチェ、『ツァラトゥストゥラ』既読です、大学の授業に使われた「悲劇の誕生」素晴しい、がどこまで「狂って」居るのか分らない。ハイデッガー、これも読んだ積もりで読まず。漱石先生、米国留学したとき友人らと「文明の断絶で狂っただろう」、初期作品は当然読みましたが、次第に重くなるので逃げた。芥川先生、「天才は狂う運命か」で読まず。寺田寅彦先生、研究者としても大先達だが著作の量が莫大で付いて行けない。古典は高校の時「全釈物」をケラケラ笑いながら読みましたが、徒然草が非常に気に入ったがあとは全部忘れた。阿部先生からの方々は名前も知らない。だが歴史を掘り下げるのは大好き。
ここで夕食、一段落して良かった。有り難うございます、また来ます。
No.11
- 回答日時:
追記
『「青二才からの読書の勧め』
d先生からすれば、社会科学や歴史学といった学問領域はショーもないやくざ者がやる領域でしょう。そんなやくざ者が敢えてお勧めする書物は「絵本」や「児童文学」の作品です。
新美南吉さんの『手袋を買いに』や『ごんぎつね』といった作品にも色々な種類がありますが、黒井千次さんが挿絵を提供するものがベストです。絵の醸し出す雰囲気に温かみがあり、その絵も見開きページでの中心となる部分をスポットとして描くことで、物語の展開との相乗効果を生んでいます。この他にも佐野洋子さんの『100万回生きたねこ』、やスーザン・バーレイの『わすれられないおくりもの』、ジャン・ジオノの『木を植えた男』もあります。
今年、読んだものでは、ミシェル・ヌードセンの『としょかんライオン』と黒柳徹子さんの書き下ろした『木にとまりたかった木のはなし』です。
でもd先生からは、鳥たちが木を運ぶなどの事実は科学的にありえないからダメ!と一笑に付されてもしまうのでしょうね。
心がカラカラに渇いた大人達には一滴の水が持つ意味などもはや何の意味もないのかもしれませんが。
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