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例えば、225/50/17 と 215/55/17
同じ銘柄を同じ乗用車に装着した場合、グリップ(特にウェット時の制動性能)は、どちらが優れているのでしょうか?

やはり、接地面積が大きい前者?
あるいは、接地面積が小さい分 排水量が少ない後者?

大差ないかもしれませんが、僅差でもどちらがウェット時の制動グリップが良いのでしょうか?

A 回答 (9件)

 これはよい御質問ですね~。



 まず・・・タイヤが路面との間に摩擦力を発生している理論(というかメカニズム)を御存知でしょうか?

※タイヤは、路面の細かい凹凸で踏面が小さく変形し、その変形が戻るチカラが路面凹凸をつかむチカラになり、結果、タイヤが大きな摩擦力を発生します。

※ツルツルのレーシングタイヤ(スリックタイヤ)は、更に話が複雑で。
 レーシングタイヤでは踏面が高温になって(100℃に達します)表面が溶け、ベトベトになって路面に張り付きます。
 要するに両面テープみたいに粘着力で路面に張り付いているワケで、市販のタイヤとは全く違うメカニズムで摩擦力を出している、といえます。

・・・以上の『凹凸をつかむチカラ』『両面テープみたいな粘着力』を考えると、タイヤの幅は広ければ広いほど(踏面の面積が大きければ大きいほど)摩擦力が大きい=ハイグリップタイヤ、となります。

 しかしこれは路面が乾いている状態の話で、ウェットだとそうはいきません。

※踏面と路面の間に水幕が出来、摩擦力が1/3~1/5程度に減ります。
 この水幕は、皆様が上げられているハイドロプレーン現象の様に踏面全体に発生する極端な現象だけでなく、踏面内部で断続的・群発的に発生するものです。

※故にウェットで摩擦力を維持しようとすると、このローカルに発生している水幕を排除しなければなりません。
 具体的には、(1)排水性を上げ、踏面に水幕が残らない様にする(2)タイヤが路面に押し付けられる圧力を上げ、摩擦力自体を上げる・・・という工夫をすることになります。

※(1)は、専らタイヤのミゾの形状(排水パターン)に依存します。
 つまり、タイヤ幅よりもミゾのデザインによってウェット路面の摩擦力が決まる、というワケです。
 この話の摩擦力を考えると、ミゾがなく踏面の水幕を除去する手段のないレーシングスリックタイヤは、全く絶望的と言えます。(水によりタイヤ表面が冷却されて溶けにくくなり、また常に水幕があるのでタイヤがいくらベトベトでも路面に貼り付けなくなります。)
 では同じタイヤで幅違いの場合は?それは次の項で。

※さて上記(2)の話。
 これは、高校で習った摩擦力の式、F=μWそのものと考えて差し支えありません。
 摩擦力Fの大きさは、タイヤ~路面間の摩擦係数μと荷重Wで決まる、という式です。
 μは同じウェット路面なので変えようがないとすると、摩擦力を上げるのは荷重Wです。
 ここで仮に、同じクルマに太いタイヤと細いタイヤを装着したとすると、踏面の単位面積当たりの荷重は、当然細い方が高くなり、結果、F=μWの方程式に則り摩擦力が大きくなります。
 勿論、太いタイヤでも幅の広いミゾを沢山切って(これ自体で排水性能も上がります)路面に接触するブロック1コ1コを小さくしても、単位面積当たりの荷重が増えることになりますが、同じパターンのタイヤとするなら、単純に幅が狭い方がウェット路での摩擦力は大きくなる、ということです。
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この回答へのお礼

実に専門的かつ解りやすいご回答ありがとうございました

また機会がありましたら、よろしくお願いします

ここで質問した甲斐がありました

お礼日時:2014/10/01 18:24

速度や降雨量や路面の排水性等を細かく専門的数値で指定しなければ答えは無いでしょう

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215-55-17を基準に225-50-17へ変更した場合、


(1)外径は、約668mmから656mmへダウンするため、約1.8%の接地面積ダウン。
(2)幅は215mmから225mmへアップするため、約4.7%の接地面積アップ。
となるため、単純計算では225-50-17が有利となるでしょう。
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ウェットの場合というのは難しいですね。


ハイドロプレーニング現象が起きるかどうかという点では、排水性の優れたほうとしか。
ラリーの雪道の場合は、接地圧をあげるために結構細いタイヤを履いています。youtubeの動画などで確認してみてください。

一般的には幅の広いタイヤのほうがグリップが上がると思われがちですが、単位面積あたりの接地圧は下がりますので、トレードオフになります。ただ、2倍の過重がかかった時にグリップは1.9倍とか1.95倍とかにしかなりませんので、この差ほど幅広のタイヤは有利になります。(また絶対的な量が増えるので耐久性はあがります)
まぁ幅が2倍になってもグリップは1.1倍にもならないというのは覚えておいてください。
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この回答へのお礼

結局、どっちでしょうか?

お礼日時:2014/10/01 12:17

ドライ性能とウェット性能はトレードオフの関係にあるので


ご質問にお答えするのは難しいかな、、と思います。

ただ、225と215では
体感できる差はないのであろうとも思います。

銘柄の差は歴然で
太い普及タイヤと、細い高性能タイヤの場合
圧倒的に細い高性能タイヤが優れています。

私個人的にも鈴鹿サーキットなどで実証済みですが
ブリジストンの担当さんも、横浜の担当さんも
この点は強く主張なさいますので
どなたの運転でも言い切れることのようです。
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この回答へのお礼

同じ銘柄で、ウェット性能についての質問です

お礼日時:2014/10/01 10:52

やはり 一般道路では幅の広い方が いいでしょう


だいぶと昔の話ですが 
ワンメークレースの時175と185どっちがタイムが出るのかで 仲間内で議論になりサーキット走行会(岡山中山サーキット)で検証しました 6Jのホイル同士だと 車高調整で同じ様に設定しても 175の方がタイムが良かった 7Jnoホイルで同タイム 微妙なバランスでタイムが変わりました
体感として 周回を重ねると185のタイヤの方が 伸びがが少なくブレーキの効きも悪く感じ でも同タイムでした

飛び出しを回避等の ブレーキングでは太いタイヤ
燃費等を考えるのなら 軽くて幅の狭いタイヤ
タイム的な物は バランスなので車に合ったセッティング次第です
太いタイヤの方が 格好いいですよね
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この回答へのお礼

格好は全く気にしません

お礼日時:2014/10/01 10:53

通常の降雨量で水が溜まっていないような路面なら接地面の大きな225の方がグリップが上でしょう。


逆に、水がたまっているような路面では接地面の大きな方が浮きやすくなるためハイドロが発生する確率が高くなります。
但し、スピード領域や、状況にも影響されると思われるので一概には言えないでしょう。
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質問者様が納得できるような回答ができません・・・



晴天時のグリップを優先するなら、扁平率の高いタイヤ。
降雪時のグリップを優先するなら、扁平率の低いタイヤ。
(勿論、降雪時はスポーツタイヤよりスタッドレスタイヤの方が有利ですね)
降雨時に適したタイヤが無いのかなあ・・・と考えています。
降雨時は扁平率よりも、スピード・車重慣性・排水性などの環境を考慮した最適ツールが存在しないように思います。

あくまでも自制心が優先されているのかもしれません ~~;
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この回答へのお礼

晴天時はもちろん、雨天時でもスリップ等グリップ不足を感じたことは皆無です

ただ、緊急時急制動で、制動距離が数十cmの差でギリギリセーフかギリギリアウトになるかを気にしています

お礼日時:2014/10/01 08:23

車重との兼ね合い 接地圧によると思う。


大抵は、幅の広い方が有利だけど、バランスを欠くとハイドロが起こりやすくなります。
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この回答へのお礼

どちらもノーマルで装着されているサイズなので、バランスは保っていると思われます

お礼日時:2014/10/01 07:39

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