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僕は電車に全然詳しくありません。新幹線の500系は早くてカッコ良かったのに、なぜ引退してしまったのですか?500系の良かったところと悪かったところを教えて下さい。

A 回答 (5件)

東海道新幹線だけから姿を消したからと言って、引退はしていませんよ。

ただ、のぞみとしては使われていませんし、既にひかりでもないですけど。
500系は元々西日本旅客鉄道(JR西日本/山陽新幹線の区間)が主導して開発した車両で、設計上の最高時速320km/hを達成した車両です。当時駅間(2点駅間)では営業速度で世界最速を出しまし、最高時速でも世界最速でした。

ただ、この車両は徹底した速度重視を目指したことで、とにかく窓側の席が窮屈で狭いこと。乗降口が先頭車両では1カ所少ないこと。ロングノーズであり先頭、最後尾車両の定員が少ないことはもちろん、他の車両も狭いなどの理由で、運用性が悪く結果的に東海道エリアでは使われなくなりました。また、初期型の車両は乗り心地の面でも決して評価がよくなく、ただ速いだけの車両になってしまいました。(現在は乗り心地については改良されていますが、容積の問題によるスペース<窮屈問題>はやはり残っています)

尚、この車両一編成のコストが高いのです。16両でざっと10億ぐらい違うかな・・・。しかも、東海道エリアではカーブが多く速度も出ないのです。


しかし、現在も、開発したJR西区間ではこだま車両にプラレールこだまとして500系車両が使われており、プラレールこだまは電車が好きな子供(幼児)には人気とされます。また、地方ではこだまの岡山発や新山口発などの車両にも500系は一部で使われており、利用率は都市部より高い傾向があります。これは、乗降客が少ない時間帯やエリアでは、むしろ載せる人数が少ないので、ある意味ちょうどよいためでしょう。私は結構よく見ますけど。
http://www.jr-odekake.net/shinkansen/knowledge/5 …

まあ、気になるなら西日本で一度乗ってみるとよいかと思います。近い将来に本当に引退する可能性もあったりなかったり・・・。高い車両だけに西日本的にはもうしばらく使うかも知れませんが・・・
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。解説は大変参考になりました。

お礼日時:2014/10/02 07:28

500系。

恰好良かったですね。翼を付けると、飛んで行きそう!
まぁ、他の回答者さんと出来るだけダブらないところで。

500系が、東海道新幹線から追いやられた最大の要因は、当時の700系と共通運用が組めないからです。
共通運用だと、ダイヤが乱れた時、違う編成を宛がっても、座席の配置も同じだから、指定席券を持ったお客様に迷惑が掛からないし、性能も同じだから、同じダイヤで走れる訳です。
特に、東海道新幹線は、超過密ダイヤ。性能が異なる編成が入ると、平行ダイヤを乱し、線路容量を圧迫します。
ですから、500系は現在、16両編成の中間車両を抜いて8両編成化。主に山陽新幹線の広島以西で「こだま」として運用されています。

ちなみに、500系は、性能重視設計で、製造当時の物価で1編成46億円と700系よりも10億円弱余分に製造コストが掛かって、それ以降は増備されませんでした。

なお、東海道新幹線は、N700A系を軸にN700系も改良。来春には、最高時速を15Km/hアップの285Km/hの営業運転する予定です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。色々と込み入った事情があった事が分かり、大変参考になりました。

お礼日時:2014/10/02 14:47

>早くてカッコ良かった


速さ、カッコよさは効率的な運用の邪魔になるだけ
ということで利益最重視の東海道新幹線からは追い出されました。

>引退してしまった
してません!
山陽新幹線で「こだま」としてまだまだ現役で走ってます。
乗りにいってやってくださいな。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。一度でいいから本当に乗ってみたいです。

お礼日時:2014/10/02 07:34

良かった点は、スタイリングと高速性能でしょう。


悪かった点は、製造コストが高い事と、客室の窓側の曲率が高いので、窓側の席の頭上空間が狭い事です。
実際、窓側の席はかなり窮屈な感じでしたね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。ご意見は参考になりました。

お礼日時:2014/10/02 07:21

東海道新幹線は運転容量に余裕が無いので、500系のような特殊な車両を走らせることに東海が難色を示したからです。



ドアの数や位置は違う、乗客定員も違う、これではダイヤが乱れて予定の車両を回せなくなったとき混乱が起きます。

500系の有利な点は高速性能ですが、東海道新幹線は270キロまでしか出せないので持て余すだけです。

結果として東海道新幹線からは追い出され、山陽新幹線内だけでは16両編成ののぞみは無駄なのでこだま専用に造り直されました。とても高性能を活用しているとは言えず、その技術も後継車に使われることはなく、「異端児」で終わることになりそうです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。解説は参考になりました。500系が異端児という立ち位置だったのは意外で驚きました。

お礼日時:2014/10/02 07:21

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