dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

素朴な質問です。

ここ数年で発売されているDVD。特に音楽LIVEのDVDによく見受けられるのですが、2枚組で販売されてますよね。

上記の理由と綺麗な画質で見たいという理由から自分はほぼBlu-rayで鑑賞しているので何も問題はないのですが、ずっと疑問に思っていたので。

商品にもよりますが、どのDVDもだいたい2時間から2時間半くらいだと思います。稀に3時間を超えるものもあると思います。

映画のDVDなら国内外問わず1枚で収まっているものがほとんどなのに、国内の音楽LIVEのDVDは必ずと言っていいほど2枚組で販売されてます。

収録時間は長編映画とさほど変わらないのに2枚組仕様にしているのは何か理由があるのでしょうか?

1枚に収めると画質や音声が劣化してしまうから、と言われればそれまでですが、1時間ちょっとで次のディスクに交換するという行為が、それまで鑑賞していて上がっていたテンションを下げてしまうのではないかと余計なことを考えてます。

A 回答 (2件)

Q/収録時間は長編映画とさほど変わらないのに2枚組仕様にしているのは何か理由があるのでしょうか?



A/アナログ時代にテレビで放送されるBS等のLive番組を録画したことはありますか?
実を言えば、DVDで標準の映像圧縮技術であるMPEG2 PSが苦手とするのが、このライブです。

映画でもホラー映画などはDVDが苦手とするシーンはありますが、ライブの場合はほぼ最初から最後までDVDが苦手とするシーンで構成されています。さらに、ライブを収録したディスクはオーディオに関しては、LPCM(リニアPCM)を使うことが多く、圧縮されていないCDと同等以上の音質になっています。まあ、5.1ch収録もあるにはありますけど。

それらの影響があるのです。

では、具体的に映画とライブはどう違うかというと、映画の場合は起承転結がしっかりしており、シーン毎のビットレートがある程度調整しやすいのです。動きの少ない場所、動く場所、明るい場所、暗い場所などが必ず一定以上存在します。そのため、データレート(ビットレート)の割り振りを動きの少ないシーンで減らし、多いところで増やすなど全体での調整が容易になるのです。結果的に、画質をある程度維持して長編を一枚に収めることができます。

それに対して、ライブではまず暗いのです。そして、明るいシーンはライトや花火など暗いところを強く照らす明かりで演出するのです。これは、MPEG2が最も苦手とするもので、ビットレート9.8Mbpsを最大に使わないと、モスキートノイズとブロックノイズのオンパレードに加え、白飛びと黒つぶれが劇的に増加します。これに、ボーカルなどの激しい動きが加わると、それらの動きに残像のようなぶれが生じることがあります。また、斜めのラインにジャギー(ぎざぎざ)が発生しやすくなり、見ていて興ざめするほど画質が落ちることがあるのです。

MPEGという圧縮技術では、動いている部分だけの情報をキーフレーム(ベースとなる写真)に対して、加算する形にするとともに、いくつかのブロックに分けて移動差分を抽出します。そして、指定するビットレートを下げるほど、ブロックが粗くなるのです。それによって生じるのが、これらの現象です。

明暗の違いが一つの写真(シーン)の中で激しい映像では、ビットレートの割当を平均程度に抑えると、タイル上のノイズが強く見えるようになります。理由は、色変化がわずか画面上で1センチ先であっても生じているためで、タイルの中で表現する色の変化が、データ容量不足で間引かれ、偽色となるのです。結果的に隣り合ったタイル毎の圧縮画像に色の差異が生じるようになり、急速に見栄えを悪くします。

これが理由です。
ライブディスクはストーリーに没入するのではなく、音楽やその人の仕草、ライブの雰囲気などをみて熱狂するものです。それなのに、映画より画質が悪かったら、どう思いますか?
そういうことから、DVDの場合は2枚組などにすることが増えたのです。まあ、昔は1枚というのもありましたけど、それらはSDマスターフィルムなどを使うものが多く、もともとベースとなる映像の画質がそれほど高くない場合に用いられ、これらは手作業でビットレート調整をしているものも多かったのです。そのため、比較的画質が落ちないよう1枚に納めることもありました。まあ、DVDの製造単価も高かったというのもあるでしょう。

現在BDと併売されるDVDは、HD撮影したものをSDに落とす方式で、しかもそれ専用のソフトなどを用い少しだけパラメーター調整し、最適化して出力する程度です。しかも、DVDの単価は下がっていますから、2枚に納めた方が、人が長時間を掛けて調整するより安価に作れます。
そう考えると、DVDは2枚組になります。尚、DVDの2枚組が嫌ならBDをという販売も出来ますので、一石二鳥です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

さっそくの回答、ありがとうございます。

とても詳しく製造の過程まで説明していただき、納得できました。

partsさんのおっしゃる通り、10年ほど前に販売されていたDVDは1枚で収まっていたものがあったのに、最近どうなっているんだろうと不思議に思っていました。

大変お世話になりました。

お礼日時:2014/10/07 21:45

一般的にDVDの録画時間が2時間、コンサートも2時間、アンコールがあると2時間を越えますし、特典映像などを含めると2時間を越えますから、2枚組になります。



日本では、特典など付加するものが沢山あればあるほどよく売れます、デジカメなど電化製品でもスイッチが多いなど多機能であるほど、よく売れます。

海外では逆にシンプルな物が好まれるので、DVDなども1枚で収まるように編集して売られます。

嗜好地の国民性に合わせて作られています。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

なるほど国民性に合わせてるという理由もあるのですね。

海外の製品は1枚で収まっている物が多いのですか。

シンプルな造りが好きな自分としては画質が粗くなってもいいのでDVDを買うならそちらの方を選びそうですね(笑)

お礼日時:2014/10/07 21:50

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!