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日本文教出版株式会社の中学生の社会科歴史の日露戦争についての記述です。平成9年発行の古いものです。

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(略)
日本は、イギリスやアメリカから資金の援助を受け一〇〇万以上の兵士が動員されて、戦死傷者数は四〇万以上を数えた。兵力や弾薬は欠乏し、増税もあって国民の生活は苦しくなった。ロシアは、長引く戦争や敗戦の知らせに国民の不満が高まり、肯定の専制政治に反対する革命運動がおこって、戦争の継続が困難になっていった。


日本は、アメリカに講和のあっせんを依頼した。アメリカ大統領のセオドア=ルーズベルトは、日本とロシアのどちらかの勢力が一方的に強くなることを好まなかったため、調停に乗り出した1905(明治38)年、両国の代表は、アメリカで講和会議を開き、難航の末にポーツマス条約を結んだ。

この条約で、日本は、樺太(サハリン)の南半分を領土とし、ロシアが清から得ていたリアオトン(遼東)半島両端の租借地と、南満州のチャンチュン(長春)以南の鉄道の権利をゆずり受けた。
(略)
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この記述に違和感を覚えますか?
この記述によると日論戦争で勝ったのは日本とロシアどちらということなのでしょうか。どちらが勝ったとも書かれていない気がします。
お互い戦争を続けるのが困難になったから終戦という風に読める気がします。
よく考えると変な記述では無いかと思いました。

A 回答 (7件)

戦争の結果は3個なのだよ。



こちらが勝利、相手は降伏。
こちらが降伏、相手は勝利。
途中で止めて勝ち負け無し。

近代国家建設を始めたばかりの我が日本に
世界最大最強陸軍、数百年の大帝国ロシア
が軍事力で押し寄せてきた外交の状況。

知識人のすべてが心血を注いで対応を考えた。
あるものは外国に居を移し、あるものは絶望。
その中に全力で抵抗する意思の人たちが居た。

軍人が全力で戦うに際し、市井の国民さえ力
を尽くす決意で望んだ。戦闘の敗北、日本消滅
を予想した知識人達は遥か未来の日本復興に資

する為、戦争の前夜から戦中においての記録を
残した。日本が滅びた後の復興を願って・・・
世界のほとんど全ての政府や国民が日本敗北を

予想した。そういう状況で日本国民も死を覚悟。
戦意高揚の世情。 だから・・・203高知の苦戦
に不満な人達は乃木家に石さえ投げ入れた。

あれほどの大戦闘と知らぬがゆえ・・・
奉天でもそうだが絶望の戦場にあっても兵士の
逃亡が起きず陣形を維持した将兵・・・

観戦武官もマスコミもこれには心底驚嘆したという。
たとえ日本が負けたとしても一流の戦いが出来る国。
戦争中、すでにドイツやフランスで植民地主義終焉

の論調が広まった。日本が勝利と間違う驚くべき大成果。
でもね・・・・・勝ち負けなしの戦争である。
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このくらいの正直な実情を戦前の教科書に記載しておれば日本が日中戦争や太平洋戦争に突入することも避けられたのではないかと思います。

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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2014/12/27 16:52

たとえば、日本がモスクワまで攻めて行って、降参させる


事ができれば、間違いなく「日本が勝った」と言えるで
しょう。
ロシアの強大な領土に踏み入る事なく、アメリカの調停で
終戦したのであれば、局地戦で「勝った」とは言えても、
「ロシアに勝った」と言ってしまっては、異論の出る可能
性はあります。
ベトナムからアメリカは撤退しましたが、それをもって
「アメリカがベトナムに負けた」と認めない人は多い。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2014/12/27 16:51

>。

どちらが勝ったとも書かれていない気がします。
お互い戦争を続けるのが困難になったから終戦という風に読める気がします。

お互いにへとへとになって、日本は特に総力戦で資金も資材もなく、ともかく大国による調停を望んでいたのです。著述は間違っては居ません。変ではありません。冷静に歴史を見なければなりませんね。
ロシアは対島海戦についてはともかく、国として負けたことを認めては居ません。現代の彼らは日露戦争のことを知りませんし、国内の博物館などには何の資料も出ていないそうです(国辱ものですから当然です)。
戦後日本の平和主義者特に教育関係者は、この時期の歴史の著述を極力抑えて、右翼国粋主義の再発を防いでいるのですね。ねとうよのひとたちには不満かもですが。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

ネトウヨは関係ないと思います。

お礼日時:2014/12/27 16:52

すべての事を記述するのは無理だとしても、これじゃああまりにも無味乾燥ですよねぇ。

こんなの教わっても何も記憶に残らない。旅順艦隊を叩くための203高地奪取までの戦いからバルチック艦隊との戦い、奉天会戦など、薄氷を踏む勝利を何とか続けたことで国際社会からどうにか融資を得られた事。ユダヤ人を迫害しているロシアを弱らせるためにシフ氏が髙橋是清から日本国債を大量に引き受けた事、明石大佐のロシア革命への扇動活動なんかも書いてほしいですね。

日露戦争に至るまでの経緯は略されてる所に記述があるんでしょうかね。

ポーツマス条約への不満で民衆が日比谷事件を起こしたことなど、政府と国民の意識の乖離があった事を記述するのも大事だと思います。

日本が何のために戦ったのか、何を守りたかったのか、この戦争が後に与えた影響とか、これじゃサッパリわからない。

誰にも文句言われないように記述するとこうゆう教科書になっちゃうんでしょうけれど、これを勉強させられるのは拷問に近いなw
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2014/12/27 16:53

日本高橋是清がイギリスのユダヤ系財閥のジェイコブ・シフから融資を取り付けて戦費を調達したことも、講話の内容を不服として民衆が日比谷焼打事件が起きたことも事実です。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7% …
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%AF%94% …

戦争にはお金が必要であり、それによって儲ける人間によって戦争が仕掛けられ、戦場に駆り出されて死ぬのは儲けを企む彼らとは無関係の国民である、というのが事実です。日露戦争を日本の勝利!日本すごい!と盲目的に叫ぶような大人になってほしくありませんね。非常に良い記述の教科書であると思います。

この回答への補足

>日露戦争を日本の勝利!日本すごい!と盲目的に叫ぶような大人になってほしくありませんね。

これと、教科書の記述(どちらの勝利かはっきりしない)は関係が無い気がしませんか?

補足日時:2014/12/29 01:46
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

それでは、どちらが勝ったとも書かれていないというのはどうなのでしょう?
日本すごい!と盲目的に叫ぶような大人にさせないために事実を隠蔽するべきだと言うことでしょうか?かつて戦時中の教育が事実を教えなかったように。

お礼日時:2014/12/27 16:51

めちゃぐちゃおかしい。



なんか、日本はアメリカに助けられたみたいに書かれているね。
事実は違う。

世界最強と謳われたバルチック艦隊を日本が打ち破って欧米各国は日本が怖くなった。
当時の主戦力は戦艦対戦艦。
日本の戦闘能力は世界に知らしめられた。

だいたい当時の日本国民には何の力もなかったよ。
政府に不満なんて言えるはずがない。

てんで出鱈目じゃん。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2014/12/31 23:25

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