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『毛吹草』巻第二に「連歌四季之詞」のなかで、「中春」として「燕」が挙げられてゐます。(岩波文庫70ページ)時期が早すぎませんか。

これは以下の質問との関連です。できれば広い視野からの回答がリクエストされてゐます。(回答を制限するものではありません。)
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/8952855.html

A 回答 (1件)

燕の飛来時期のご質問ととらえて、私は「毛吹草」も「ニコマス倫理学」も読んだことはありませんから、参考になればという気持ちで記します。

毛吹草に「中春」とあったのは、私の手持ちの「新明解国語辞典」の「仲春」と同じ語と考えて「陰暦二月」すなわち陽暦の三月と意味をとらえました。
 三月ならば、春の季語として燕を位置づけるのは、早すぎないと考えます。私の見ている図鑑「ポケット図鑑 野鳥 野鳥観察・日本で見る225種」(成美堂出版)のツバメの解説に「生活形 夏鳥として3月に渡来し繁殖するが、一部越冬するのもいる。」とあるからです。燕を見かける時期は土地所で異なると思われます。私の住む陸奥の北三陸沿岸部では、今日3月30日現在燕の姿は全く見かけません。例年4月上旬でなければ燕の姿は見かけません。
 また燕といっても、私の所はツバメ科ツバメではなくて、イワツバメです。ツバメ科ツバメはイワツバメよりも若干遅く飛来するようです。
 また「燕が一羽来ただけでは春とは言えない」という趣旨が載っていましたが、私の狭い素人観察によれば、ツバメは最初ほんの2~4羽で飛来し、例年巣作りをする場所を偵察してすぐに飛び去ります。それから数日して、数十羽の群れで飛来して来て、巣作り、子作りして8月中旬ころまでおります。南帰は群れ全体で一斉に行っているようです。
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この回答へのお礼

燕についての詳細な御回答、感謝いたします。御指摘のとほり、三月では、燕の飛来は早すぎるのではないかと感じてゐます。ちなみに広島県在住です。

>「生活形 夏鳥として3月に渡来し繁殖するが、一部越冬するのもいる。」

そんな資料があるのですね。軒下に巣をつくられた家では、駆除するわけにもいかず、悩む人もゐるやうです。第三者として楽しむのがいちばんです。

>最初ほんの2~4羽で飛来し、例年巣作りをする場所を偵察してすぐに飛び去ります。

これは初めてうかがひました。用意周到なのですね。私とは正反対です。興味深い情報をありがたうございました。今後も御指導くださいませ。

お礼日時:2015/03/30 18:59

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