
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
1.なぜ「要求される」という受身が使われますか。
:
「屋久島観光の目玉である縄文杉は往復十数時間の山歩きを要求されるにもかかわらず、連日多数の登山者が訪れます。」
この文は、「登山者」に着目した文です。
「(登山者が)要求される」のも「(登山者が)訪れる」のように、どちらも登山者が主格になっているわけです。
この文の骨子は、
「屋久島観光の目玉である縄文杉は連日多数の登山者が訪れます。」という部分です。
「往復十数時間の山歩きを要求されるにもかかわらず、」は、注釈として挿入されている部分。
「往復十数時間の山歩きを(登山者が)要求されるにもかかわらず、」という構文にすることで、注釈の部分でも、登山者が主格である立場を貫いていることになります。
仮に、
「屋久島観光の目玉である縄文杉は往復十数時間の山歩きを要求しているにもかかわらず、連日多数の登山者が訪れます。」
という文にした場合、「要求している」主格は「縄文杉」になります。
結果として、登山者に着目する程度が低くなってしまうため、このような肯定形は使わなかった、ということです。
2.もう一つ「静かな対面とはいかない」の意味もわかりません。
:
「従って、通常、静かな対面とはいかないようなのですが、」の「従って」は、「それゆえ」「その結果」という意味です。
「それ」は前の文の内容を指しています。
この前の文の骨子は、「屋久島観光の目玉である縄文杉は連日多数の登山者が訪れます。」という部分です。
つまり、
「従って、通常、静かな対面とはいかないようなのですが、」は、
「【屋久島観光の目玉である縄文杉は連日多数の登山者が訪れる】結果、通常、静かな対面とはいかないようなのですが、」という意味になります。
簡潔に言うと、「毎日のように大勢の人が訪れて混雑する状態なので、静かな対面は難しい」という意味です。
No.4
- 回答日時:
日本語は明白な場合は主格を省略します。
主語ではない。「(登山者が)屋久島観光の目玉である縄文杉(を訪れるためには)は往復十数時間の山歩きを(登山者は)要求されるにもかかわらず、連日多数の登山者が訪れます。従って、通常、(登山者が)(期待する屋久杉との)静かな対面とはいかないようなのですが、~~~」。
No.3
- 回答日時:
#2です。
補足拝見。
>「いかない」とは何なんでしょう。
:
この場合の「いく(ゆく)」は、大辞林の【 ⑧ 物事が進展・実現する。行われる。 「こんどの実験はうまく-・った」 「世の中はなかなか理屈どおりには-・かないものだ」 「仕事が思うように-・かない」】という用法に該当します。
「静かな対面とはいかない」⇒「静かな対面ということが実現しない」
という意味です。
No.1
- 回答日時:
このように補うことによって、理解し易くなるでしょう。
「屋久島観光の目玉である縄文杉(への旅行)は、(旅行者が)往復十数時間の山歩きを要求されるにもかかわらず、連日多数の登山者が訪れます。従って、通常、静かな対面とはいかないようなのですが、~~~」。
要するに大勢の旅行者、登山者でごった返している光景であるために、静かな対面とはならない、という意味なのです。
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「いかない」とは何なんでしょう。