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ダーウィンの進化論によれば、メスがオスを撰ぶのが正常とのこと。確かに自然界ではそうなっていますね。メスがオスを撰ぶと、必然と一夫多妻になります。人気のあるオスにメスが集中するから。対して人間は、子育てのために一匹のメスが一匹のオスを囲い込もうとします。簡単に言うと、一夫一妻制度です。ここではメスもオスにモテる(結婚してもらう)必要があるので、胸やお尻など、通常オスにあるはずのセックスアピールがメスにあります。つまり人間は、オスだけでなくメスも性選択にさらされています。しかしここで、性選択に勝ち残るメスは、つまりオスに選ばれるメスは、必ずしも優秀ではなく、むしろ少し抜けている位が持てます。子の矛盾した性選択の原理は、結婚制度を崩壊させ、シングルマザーの保護を手厚くすることで、本来の一夫多妻的な社会が復活するのでは無いでしょうか?これは、優秀なオスは沢山子孫を残すという自然界の優れた原理です。男子はし烈なメスをめぐる競争(性選択)にさらされますが、メスはあぶれることなく子孫を残せる。こちらの方が種として健全だと思いますがどうですか?そのためにシングルマザーへの手当てをもっと手厚くすべきだと思います。子供を産ませるにはまず結婚させようという的はずれな少子化対策よりずっと利にかなったいると思いますが。自由恋愛の時代に結婚できるのは一部の恋愛強者のみで、女性も沢山余るようにできています。それよりは、男性は競争の結果余るけど、女性は余らないという方が良くないですか?

A 回答 (9件)

人類に、単純な弱肉強食の原理を当てはめるのは無理があります。

人類はそれを知っていたのか知らないのか、長年の経験から、今の社会制度を生み維持してきています。

まず、人類に単純な原理を当てはめるのが無理な理由です。
・人間は社会を作って生きる社会性動物だから。
 特に、現生人類は個人の特性の幅を広く取ることによって、現代社会まで科学的な発展をしてきた、その発展には必ず「特異点」となる人物が発生している。この特異点を多く作るためには、なるべく多くの遺伝子交配によって、子供が生まれるべきである。

・人類は一人の子供のコストが高いから。
 原則的に人間の子供は1回にひとりしか生めません。成人女性の平均的な出産回数は多い時代でも10回程度でしたから、一人の女性が出産できる人数は10人程度、そのうち半数が乳児のうちに死亡するとしても5人は大人まで成長することになります。
 人類は成人年齢まで達するのがすごく遅い動物であり、昔なら15年、現代なら20年程度かかるとされています。このとき、扶養者である男性が一人であれば、子供を育てるコストが膨大であり、その男性が途中で死亡するようなことがあれば、一族の子供の全員が死亡することもありえます。男性が10人、女性が10人の10組のカップルで子供を作ったほうが、トータルのコスト負担が低くなるのです。

・人類は子供を育てるコストそのものも非常に高い
 ある研究では「人類の女性は異常に長生きである」と考えられています。通常、自分の子孫の遺伝子ができた場合、食料やその他の消費量を少なく保つため、不要になった老個体は早めに死を迎えます。カマキリのオスがメスに食べられてしまうのも同じコスト消費を抑えるためだといわれています。
 しかし、人間の女性だけは閉経してからも非常に長く老後生活を送ることができ、その理由は「子育ての負担を助けるため」だといわれています。「つまり孫育て」の労力のために生かされている、ということです。
 このような場合、男性が払うコストはやはり大きく、妻だけでなく祖母の消費コストまで負担を強いられます。

これらは非常に膨大なコストであり、現実的に一夫多妻制は維持が非常に困難である、わけです。
また、一夫多妻制のシステムをもつ社会でも必ずしも一夫多妻制を維持する必要はありません。初婚のときに「次の妻は娶らない」と宣言することもできる、ような仕組みが多々存在するからです。

したがって、一夫多妻制とは王族や有力者が継子を必要とする際にのみ許される、実にコストのかかる仕組みである、といえます。


現在の「自由恋愛」の場合たしかに多数の男性と多数の女性が出会えずに余ることになります。それでもいまだに適齢期が過ぎた男女の7割ぐらいは配偶者がいる、という統計がありますので、結婚制度が破綻しているとは言いにくいでしょう。粉の数字は昔よりは10%程度落ちているようですが、それほど悪い数字とは言えません。
むしろ、結婚しているのに子供を生まない女性が増えている、というのが一番現実的な見方であるとおもいます。

現代的な「自由恋愛」そして女性も仕事を男性と対等にする時代にあっては、結婚制度を無くすのは「子供を増やす」ひとつの解決策にはなるでしょう。フランスは未婚でも子供を持てる制度を充実したため、出生率は上がりました。日本の場合意識改革も必要ですが、こういう手段はたしかにあります。

その場合の問題は、シングルファミリーがむしろスタンダードであり、「こそだては両親がそろっている」ほうがメリットがあるという点をどのように克服するかにかかっているといえます。

あ、そうそう、大事なことを忘れていました。社会というか人類の存続において、一番重要なのは「次の世代へ持続可能なだけの子供が生まれ、有能に育つか」であって、結婚できない人が多いかどうかではありません。
結婚できない負け組みは、十分に子供が生まれる社会なら、男女ともどれだけ余ったっていいんですよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。実は私も、シングルマザーを保護すればいいというのは、スウェーデンなどの北欧の政策をパクりました。一夫多妻がベストとは思いませんが、人間の婚姻の形は、一夫一妻にこだわらずとも、もっと多様でいいと思います。おっしゃるとおり、その場合父性をいかに教育に関わらせるか、と言うのが大きな問題ですね。ヨーロッパでは、子供と一日遊んでくれるレンタルお父さんのようなものがあるらしいですが、決め手にかけますね。今はやりのルームシェアハウスみたいなのが、新しい家族形態を作るきっかけになるのかなと思ったりしますが、大きな課題ですね。

お礼日時:2015/05/12 00:08

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 No.6の続きです。

> 男性のみが激しい競争をして、優秀なオスは多くの子を残すという方が種の適応性を高めるという点では有利なように思います。
 遺伝で伝える情報は、女の染色体であるXXと男の染色体であるXYの、お互いの半分ずつですから、優秀な男のほうが女より影響が大きいというのは根拠がありません。

 女にも個体の優位性があり、それは仕事ができる能力や美容体型のような性的魅力だけではないでしょう。発展の歴史の中で男は働き、女は(子孫や家庭を)守るという役割分担があり、優秀な子孫を残す責任は女にも同じだけあると思いますよ。
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この回答へのお礼

ご指摘ありがとうございます。確かに、女性の性選択も適正であれば、両性に性選択があった方が適応性の高い子孫が残るでしょう。男性に性選択が働く方が合理的と言ったのは、染色体とか難しい話ではなく、数の話です。女性に性選択が働いて子供の産めない女性が増えると、出生率は下がります。しかし男性に性選択が働いても、性選択に勝ち残った(女性に選ばれた)男性が頑張れば、出生率は下がりません。また、人間は多様性があるので一概に言えませんが、性選択や他の競争に勝ち残ったいい種を沢山ばらまけるのも男性です。そういう意味で、男性に性選択が働く方が合理的かと思いました。しかし、女性に性選択が働くという人間ならではの仕組みも、何かしらの意味はあるかもしれませんね。

お礼日時:2015/05/10 00:36

>ダーウィンの進化論によれば、メスがオスを撰ぶのが正常とのこと。



それは初耳です。
確かに、性選択において「メスがオスを選ぶケースが多い」というような記載は読んだ記憶はあります。
しかし、それが「正常」と言う記載は無さそうに思います。
ある種のあり方を「正常」と規定すると、例外は「異常」となるわけで、こういう考え方はあまり生物学になじまないように思います。

>確かに自然界ではそうなっていますね。

ライオンは一夫多妻ですが、単に強いオスが独り占めするだけで、メスがオスを選ぶことはできなさそうです。

>メスがオスを撰ぶと、必然と一夫多妻になります。

これも、そうとは言えません。
狼・わし・コンドル・鴛・ある種のさめなどは一夫一妻で有名です。
また、ハチ・アリなどは、逆に一妻多夫で有名ですし、モリアオガエル・シギ・チョウチンアンコウなども一妻多夫です。
さらに、チンパンジーは乱婚性で有名です。

>対して人間は、・・・一夫一妻制度です。

これも、例外は多くそうとは言えないように思います。
イスラム圏の一夫多妻は有名ですし、日本でも豊臣秀吉や江戸幕府の大奥に見るように一夫多妻は社会的に許容されています。
貧乏人の本妻になるより、大金持ちの2号あるいは3号になった方が、子孫を残すのに有利なわけですからね。

>オスに選ばれるメスは、必ずしも優秀ではなく、むしろ少し抜けている位が持てます。

そうですかね?
私の身近な例ではそういう印象はありません。
これは、検証が必要に思います。

>本来の一夫多妻的な社会

いや、ですから、そうは言えないような気がします。
何が本来かは難しいでしょう。

>男子はし烈なメスをめぐる競争(性選択)にさらされますが、メスはあぶれることなく子孫を残せる。こちらの方が種として健全だと思いますがどうですか?

健全と言ってよいかどうかは、疑問ですが、淘汰の圧力に対して強い可能性はありそうに思います。

>そのためにシングルマザーへの手当てをもっと手厚くすべきだと思います。

一夫多妻を社会制度として取り入れている文化では、妻相互の不平等をできるだけ排除しようとします。
すなわち、一号妻の子供と二号妻の子供の経済的格差はあまり望ましく無いと考えられているようです。
一夫多妻を認めている文化圏でも、妻に対する贈り物の量、一緒に寝る頻度、子供への経済的援助などに、妻の間で差別をするのは一般的には非倫理的とされています。
もちろん、妻たちが嫉妬で苦しむことがあれば、夫の甲斐性なしとして非難されているようです。
このような文化では、社会制度として一夫多妻が認められていても、実際に一夫多妻を実践するためには、経済的にも、人間的魅力としても、かなり高度の能力が要求され、凡人の男が一夫多妻を実践できるわけではありません。

貧富の差が強くなると、一夫多妻が認められる可能性が高くなる(貧乏人の本妻になるより、大金持ちの2号の方が幸福な人生を送れるのであれば・・・)わけですが、その場合でも、やはり基本は男の甲斐性で一夫多妻は実践すべきと考えます。
(もちろん、甲斐性のある女は多夫でもいいのでしょうが・・・)
「シングルマザーへの手当てをもっと手厚く」というような、社会の援助にわが子の養育を期待するような甲斐性のない男性に、一夫多妻を実践させると言うようなことは、納税者は認めないでしょう。
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 優秀な子孫を残すという自然の摂理は、オス(男)もメス(女)も優秀であることを求めます。あなたの説明の中で「つまりオスに選ばれるメスは、必ずしも優秀ではなく、むしろ少し抜けている位が持てます」というのが判断の誤りです。なので「メスはあぶれることなく子孫を残せる」と考えるのが間違っています。
 男も女も自由に相手を選べる(ただし同時に複数は選べない)からこそ優秀遺伝になるのではないでしょうか。だからダメな者はいつまでも落ちこぼれます。
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この回答へのお礼

ご指摘ありがとうございます。おっしゃるとおり、現状は女性も男性も性淘汰にさらされています。男性の方にかかる性淘汰はまだ分かるのですが、女性の性淘汰はあまり適者生存とはなっていないように思います。つまり、仕事ができる女性はむしろ敬遠されたり、華奢な方がモテたりということです。何をもって適者とするかは難しいところですが、産む人数が限定されている女性に(適応性とは関係の薄い)性淘汰がかかるよりは、男性のみが激しい競争をして、優秀なオスは多くの子を残すという方が種の適応性を高めるという点では有利なように思います。もちろん美人であるというのも適応性が高いと言えなくも無いですが、それは人間集団の中でしか通用しないので分けて考えました。

お礼日時:2015/05/07 23:02

>私の根拠のない持論ですが、将来は、仕事につけない人が一定数恒常的に存在する社会になるのでは無いかと思います。



いやあ、既にニートという形で多数存在していると思います。
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産めよ増やせよの理論はわかりますが、増えりゃいいというものではありません。


優秀な人材を「育成する」必要があるわけです。
生活保護家庭の子供が成長後、生活保護を受給する率が高いのはご存知でしょうか。
これはおそらく、自分の稼ぎで生活するという意識が希薄であるからではないかと考えます。
こういう人材が増えては困ります。
国にとって必要なのは、きちんと働いて、きちんと納税をしてくれる人材です。
公的支援を過度に厚くしてしまうと、その財源をどうするかということも含め、色々問題がおきてしまうのではないかと思います。
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この回答へのお礼

様々な角度からのご意見ありがとうございます。私の根拠のない持論ですが、将来は、仕事につけない人が一定数恒常的に存在する社会になるのでは無いかと思います。産業の機械化と、発展途上国が先進国並に生産性が上がる時が来れば、生産過剰な社会が来るのでは無いでしょうか?その時には、労働による経済を土台にした政策は成り立たなくなると思うのです。お金という形で支給されるかどうかは分かりませんが、国民の少なからざる人達が、今で言う生活保護受給者のようになるのでは無いかと思います。その時には、仕事につけるのは、相当な努力と能力をもった人になり、仕事があると言うことが女性にモテる大きな要素となり、そこで(仕事に就くという点で)競争、性淘汰が働く社会になるのでは無いかと空想しています。荒唐無稽ですね。

お礼日時:2015/05/06 18:48

自然界に、結婚制度も少子化対策もシングルマザーの保護も自由恋愛の時代もない。



>子供を産ませるにはまず結婚させようという的はずれな少子化対策よりずっと利にかなったいると思いますが。
「理に適う」のであって、「利に叶う」ものじゃない。
あなたの説は、自分でお書きのとおり、自分が適さない社会を、自分の利に叶うよう都合よく修正したい不自然な理論。
健全な発想じゃないですね。
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この回答へのお礼

ご指摘ありがとうございます。現在の社会は成るべくして成った結果であって、おかしいとかそういう発想がエゴかもしれません。おっしゃるとおり、恥ずかしながら自分の願望もあるかもしれません。状況が変わると社会体系も変わるのですが、社会の変化に比べて人の思想はつねに一歩遅れて変化するように思います。結婚の概念も時代に合わせて変化していくように思うのは私だけでしょうか?確かに結婚制度はおかしいというのは言い過ぎでした。

お礼日時:2015/05/06 18:25

実現性は皆無ですが、それなりの説得力は


ありますね。
でも、それで少子化が解消できるかは
疑問です。
なぜなら、それが正しければ、そういう制度? と採っている
動物が繁殖してよいからです。

ワタシは次のように考えています。

乱婚制の猿の金玉の重さは体重比0・2%~0・8%
これに対して、人類は 0・06%しかありません。
又、
一夫一妻制によって、メスを巡るオスの争いを防ぎ
オス同士が協力できるようになりました。

人間は独りでは非力です。
しかし、集団になり組織化すると、神や仏も驚くような
力を発揮します。
人間の特質は、この集団力、組織力にあります。
人間はこの力により、食物連鎖の頂点に立つことが
出来たのです。

つまり、人間界においては、一夫一妻制が合理的なのです。
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この回答へのお礼

鋭いご指摘ありがとうございます。確かに集団が団結するためには、一夫一妻制度の方が良いかも知れないですね。ただ、一夫一妻制度が機能してきた背景には、女性側の選択の権利がなかったと言うことがあると思うのです。女性が男を選び始めれば、全員の男が平等にモテると言うことは無いので。なので、一夫一妻制度の基盤が揺らいでいるのでは無いかと思いますがどうでしょうか?また、一夫多妻の動物が人間のように増えていないのは、彼らには天敵がいて、適度に淘汰されているからでは無いかと思いますがいかがでしょうか?反論するようで申し訳ありません。

お礼日時:2015/05/06 18:16

あなたの考えが矛盾してます

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この回答へのお礼

どの辺が?

お礼日時:2015/05/06 04:21

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