ショパンの「黒鍵のエチュード」の最後のオクターブ(楽譜)を物凄く速く弾いているピアニストについて教えて下さい。

「ショパンの「黒鍵のエチュード」の最後のオ」の質問画像

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A 回答 (1件)

これで三度目なので、よほど知りたいのかな?


ショパン自身が指定した曲のテンポというのがありますし、
最後のこの部分だけをいかに早く弾けるかを目標にするわけではないので、
音楽的な意味から言っても上限があります。
また、速度だけでなく音量も要求されるので、
技術的な観点から言っても限度があります。

基本的に、曲の終盤に一気にテンポを速めて劇的に終わらせようという解釈と、
逆に、曲の終わりに少しゆったりさせて、大きさを出そうという解釈の二通りが可能です。
早めるという解釈のピアニストの演奏なら、テンポにそれほど大きな差は出ないと思いますよ。

早く弾くピアニストの場合、最初のオクターブの打鍵から、
最後のオクターブの打鍵の瞬間までにかかる時間はわずか1.2秒ほどです。
ここまでの単位になると、耳で聞いただけでどちらが早いかを聞き分けるのは無理でしょう。
ちょっと面倒くさかったですが、早く弾いていそうなピアニストの演奏から、
この部分だけを切り出してタイムを測ったところ、以下のような結果でした。

まず、全曲録音をしていて、全体的にテンポが速いことで知られているアンドレイ・ガブリロフの場合、
最初のオクターブの打鍵から最後のオクターブの打鍵の瞬間までのタイムは約1.17秒。



サンソン・フランソワというピアニストは、曲全体はゆったりしたテンポですが、
この部分だけは早くて、ガブリロフと同じくらい。

https://www.youtube.com/watch?v=ZkO8rFqj5e0

ホロヴィッツとラン・ランを測ってみると、約1.24秒。

https://www.youtube.com/watch?v=UtbF78NApmQ

https://www.youtube.com/watch?v=WK0Ml2BiOAE

しかし、1.17秒とか1.24秒とか書きましたが、正確にタイミングを見て切り出すのは難しく、
これは誤差の範囲内ですので、上の4人は同じ(約1.2秒)と判断してかまわないと思います。
さらに下の4人も、最初の1音、2音だけ少し長めに弾く表現を加えているので、
全体のタイムは1.5秒前後になるものの、それ以降の速さは上の4人と変わらないので、
やはり同じくらい早く弾けていると言ってかまわないでしょう。

ポリーニ
https://www.youtube.com/watch?v=ve5tfzJINaY

プレトニョフ
https://www.youtube.com/watch?v=YkyFkGL70GE

ツィマーマン
https://www.youtube.com/watch?v=h5jHxXMcnPU

ペライア
https://www.youtube.com/watch?v=_CeyQMFETCI

これらの演奏を比較して、どちらが早いかというのはあまり意味がないと思うのですが・・・

なお、前の2回の質問への回答を見合わせたのには理由があります。
この部分を早く弾くにはどうしたらよいのかということだったのですが、
「この点に気を付ければ早く弾ける」というような、特効薬的な「コツ」があるわけではなく、
言葉で説明するのは困難だからです。
ピアノを弾くのに必要なあらゆる動作の基本が身についていることと、
それらを効率的に組み合わせられることが大前提です。
学習者がよくやるまちがいは、手の幅をオクターブにカッチリ固定してしまって、
腕に力を入れてひっぱたくというやり方で、これでは早く弾けない。
指だけの上下の動き、手首から先の「振り」、肘からの動き、肩からの動き、
こういったものをすべてうまく組み合わせて、余計な力を入れずに打鍵できなければなりません。
指使いは、「1+5」と「1+4」を適度に混ぜていかなければならないし、
跳躍の幅の違い(2度と3度)によっても動きが変わります。
打鍵の瞬間も、上から手を落とすような感覚のタッチと、逆に突き放すようなタッチを使い分けます。
余計な力を入れないためには、椅子の高さや、腹筋で状態が支えられているかどうかなど、
ピアノに向かって座る際の姿勢も問題になります。
つまり、0.1秒というごく短い間隔で連続するこれらのオクターブは、
その一つ一つで微妙に打鍵の方法(タッチや動きの組み合わせ方、力の出し入れ)が違ってくるわけですが、
これを全部言葉で説明するのはとうてい無理ですし、
説明したとしても、それを頭で考えてできるというようなものではないです。
一定期間直接指導するのでなければ伝えることができないもので、
中途半端な説明で誤解が生じるとまずいので、回答は控えたいという判断です。
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    • 1
この回答へのお礼

本当にありがとうございました。やはり難しいのですね。
ピアノの弾き方が良く分って凄くためになりました。
こちらこそ何回も、質問してしまってすみませんでした。

お礼日時:2017/03/21 16:23

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Aベストアンサー

発表会でショパンのエチュードを弾くのはある意味かなり勇気がいります。
エチュード=練習曲 ですので、テクニックを習得する曲なのですが、ショパンのエチュードは無味乾燥としたややもすると退屈な練習曲を芸術性のあるものに変えてしまった画期的な練習曲集です。

単なる機械的テクニックのみならず、音色の使い分け等の芸術性も要求されます。
特に一定の速度で弾かないと少々みっともないので、そういう意味からもこれを発表会で弾くのはピアノ教師でも躊躇される方が多いです。

因みにこの黒鍵のエチュードはショパンのエチュードの作品番号10に収められている5番です。
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QショパンのエチュードOp.10-4を弾きたいです

エチュードOp.10-4を弾きたいです。
ピアノは10年間習っていて、毎日こどもピアノコンクールの地区予選で金賞(本選はでませんでした)、ヤマハグレードは6級Bコースをとっています。
今年のピアノの発表会では、ショパンの幻想即興曲を弾きました。
来年は、ショパンのエチュードOp.10-4を弾きたいと思っています。毎日の練習時間は、1時間から2時間ほどです。
私にでも弾けるでしょうか。

Aベストアンサー

あなたの演奏を直接聞くことができないこのサイトでは、適切な回答はできません。先生に習っているのなら、先生と相談するのが先です。今まで何年習っているかとか、金賞とかグレードでは判断できないのです。
ショパンのエチュードは、ピアノのレパートリーの中でも最難曲に属し、大人でも決して楽に弾ける曲ではありません。幻想即興曲とエチュードOp.10-4では、当然難易度に大きな開きがあります。10度に渡る広いアルペッジョが多用されていると同時に、半音という狭い音程をめぐるパッセージが交錯していますので、指1本1本の分離した強さと手首の柔軟さが同時に要求されます。幻想即興曲とは要求されるテクニックのレベルが全然違いますから、これをやる前に予備として学習すべきほかのエチュードや楽曲があります。年齢的に考えても、まだあなたの手は、大きさの点でも力の点でもまだまだ発達途上にあると思いますので、少し飛躍が大きすぎると思います。もしやるとしても、目標が1年後ならば、1日1時間の練習は少ないです。上達の度合いは必ずしも練習時間の長さに単純に比例しないとはいえ、3時間は必要でしょう。ただし、機械的な指の訓練を長時間やることは害になるので、そういう練習は1時間程度で、あとの2時間は原則として曲の練習に当てることになります。
ショパンのエチュードをやるときには、本当に正しい演奏法が理解できていないと、何時間練習しても弾けるようにならないという袋小路に陥る可能性もあり、最悪の場合は手の病気になります。正しい演奏法というのは、椅子への座り方から始まって、姿勢や手の力の抜き入れ、指から肩までの各部分の力の組み合わせ方や手の重みを使う自然な打鍵など多岐にわたります。10年もやっているのだから、今更椅子の座り方や姿勢を直す段階ではないと思うかもしれませんが、これは何十年やっていてもなかなか一筋縄ではいかない問題です。そういうことを指導できる先生に習っていることがまず大前提となります。真に正しい演奏法を理解していない先生のもとでは限界が出てきます。この点についても、あなたの先生のレベルが全くわからないので、判断ができません。
エチュードとしては、ショパンをやる前に、少なくともツェルニーの50番はやっておく必要があります。60番をどのように使うかは指導者によって考えが違うかもしれませんが、ほかにもクラーマー・ビューローとかクレメンティのエチュードなど、事前にやった方がよいものもいくつかあります。
ショパンの楽曲についても、もし幻想即興曲以外の曲をあまり弾いていないのであれば、難易度の高いワルツや、即興曲第1番や第2番、スケルツォ第2番など、ショパンを弾き始めるにあたって定番となっているレパートリーから少しずつ進めていくべきです。私も若いころ、ワルツ、スケルツォ、バラードや、ベートーヴェンの比較的難しいソナタをやってからショパンのエチュードにとりかかりましたが、それでも壁はかなり高く感じたものです。
これまでに弾いた曲、弾いていない曲、練習時間等を見つめ直し、先生と相談したうえで、これから先の学習、練習プランを立ててください。

あなたの演奏を直接聞くことができないこのサイトでは、適切な回答はできません。先生に習っているのなら、先生と相談するのが先です。今まで何年習っているかとか、金賞とかグレードでは判断できないのです。
ショパンのエチュードは、ピアノのレパートリーの中でも最難曲に属し、大人でも決して楽に弾ける曲ではありません。幻想即興曲とエチュードOp.10-4では、当然難易度に大きな開きがあります。10度に渡る広いアルペッジョが多用されていると同時に、半音という狭い音程をめぐるパッセージが交錯しています...続きを読む

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http://www.sheetmusicarchive.net/dlpage_new.cfm?composition_id=593

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ショパンの曲がすごく良いなと思いまして
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沢山あってどの方のを買っていいのか
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なるべく、弾き方にクセの無い方のもの
を探してるのですが・・

あなたのオススメのピアニストでも
かまいません、ご意見待ってます。

Aベストアンサー

こんにちは。

私もショパン好きなので、迷いましたがアシュケナージも大好きですが、ここにでていないところで「アラウ」をお勧めします。

>弾き方にクセのない~
と言われると「ミケランジェリ」が浮かびますが、彼のショパンのみのCDを探すのは難しいところで、今は10枚SETでboxがでております。ショパンだけではありませんので。

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視聴できますので、お聞きください。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/121898

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Aベストアンサー

どちらかとは決めにくいですね。
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