人生最悪の忘れ物

カールツァイスとライカのレンズは、何が違うの?

A 回答 (3件)

レンズを向ける被写体に対する思想の違いです。



ライカは135サイズ(ライカ判)という限られたフィルムサイズの中で
いかに鮮鋭な画像を写し取るかにレンズ開発の重点を置いてきました。
それはライカカメラが報道用に用いられたことと大いに関係があります。

対してカールツァイスは135サイズ以外でも中判や大判という緩い制限の中で
いかに被写体のディティールを再現できるかをレンズ設計の中心に置いてきました。
ライカレンズのどこまでもシャープな描写に対して
鮮鋭さよりも快調(コントラスト)の豊かさで質感を高めようとしてきました。

その辺りが「分かる人には分かる」んでしょう。
私も、ズミクロン(F2)50mmを使ってみてライカレンズの鋭さを実感できましたし
プラナー80mmF2.8で、人の肌はこんなに優しく写るものなんだと感心しました。
それらは、それを効果的に使い分ける撮影者の技量で完成するようなもので
まだ私にはそれが足りませんが、考え方としては理解しているつもりです。

それはフィルム時代のことですが、それが現在でもレンズ設計の根本にあります。
たしかに日本製のレンズは数値上は優秀ですが
数値に現れない情緒的な部分で、つまり「味」という部分でまだ開きがあります。

今はどちらのレンズも日本生産のものが多くありますが
それは日本メーカーの優秀な生産技術を求めただけのことであって
「思想」という表面には現れないものは両社ともしっかり持っています。
そこが日本のメーカーがどうやっても並ぶことのできない部分です。
ブランド商法と言われて叩かれていることも確かですが
そんな表面からしか物事を捉えないほうがいいです。
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何を知りたいの?


例えば、ツァイスのプラナーだと、空気感や人肌の温もりまで写し撮る何て言われたのは、銀塩(フィルムの事)時代の都市伝説。
今や、コンピュータ設計でデジタルの時代。レンズの味なんて曖昧な物差しで云々するのは時代遅れ。

描写性能等なにを取っても、Maid in Japanの方が優秀。
カールツァイス・ルミックス(ライカ)レンズは、殆どが日本製。
ライセンス生産とは聞こえは良いが、ブランドの安売りに過ぎません。
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メーカーが違う。


メーカーが違えば、たいてい硝材から違う。
硝材が違えば屈折率も違う。
当然設計にも影響する。
コーティングも違う。

個人的にはツァイスのシャープさが好き。とくにディスタゴン。
ライツだと古いエルマー、とくに5cm/F3.5が好きで、これはツァイスとはちがって柔らかい。
おそらくかつてライツの性能はツァイスに遠く及ばなくて、それを「味」としてごまかして売ってたんじゃないかと思ってる。追いついてきたのはズミクロンが出たくらいかな。
まぁ今時はコンピューターで設計してるのでどっちも大して変わらないとも言えるけど。

同じメーカーでもプラナーとディスタゴン、エルマーとズミクロンはそれぞれ違う性格だし、ツァイスとライツの違いなんて一口には言えないかな。
描写についてはネットの画像をたくさん観たほうがイメージつかみやすいと思います。
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