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女系天皇が誕生すると血統が絶えるそうです。

私は門外漢ですが、生物学では女性(メス)の血統が残るそうです。
ゆえに、人類の祖先を遡るとイブは一人のアフリカ人女性だった、そうです。

正統な血統、の解釈の仕方も理解できないのですが、

・生物学的には女性の血統が続く、男性の血統は絶える
・天皇家としては男性が続くのであり、女性の血統が入ると絶える

のは、相反してますよね。

どっちが正しいのでしょうか。


なお、私は政治的には無色です。

A 回答 (8件)

「血統」というものを考える時に、DNAとかY染色体とか考えるから、おかしくなるのです。

考えなければならないのは「人間はどうやって、上に立つ指導者を認めるのか」ということです。

この考え方を「指導者の正当性」といいます。正当性のない指導者の下には国民は集合できないからです。

分かりやすい例を出します。北朝鮮の指導者を例に出しましょう。
北朝鮮の指導者は金日成に始まります。今の正恩は3代目になります。なぜ金日成が政府を作り、北朝鮮の国民の上に君臨で来たかというと、彼が「日本を撃退して、朝鮮の土地を守った」指導者だとされているからです。
つまり、北朝鮮の「指導者の正当性」は「日本を撃退した将軍の末裔」であることです。ですから、正恩も日本に対して「ミサイル撃っちゃうぞ!」と脅しをかけるわけです。

また、北朝鮮は男系でないとダメなのでしょうか?北朝鮮の正当性は「日本を撃退したこと」に由来します。つまり、武力で勝ち取ったもので、指導者の下にいる軍幹部が「(戦争に行くわけではない)女性の指導者に従うか」という問題がおきてしまうわけです。

世界中の王家の多くが、少なくとも最初は「男系」で継承されたのは「戦争で戦って勝つ」ということが優先されたからです。現在でも、多くの王家の男性は軍務につきます。イギリスのチャールズ皇太子は空軍の将校ですし、その息子のウィリアム王子は陸・海・空軍すべての尉官になっています。各軍の兵学校で勉強したらしいです。

ようするに「男系の血統」とは「従うべき臣民、特に軍事力をもつ将兵たちが指導者に従うか」ということなのです。これを「指導者の正統性」といいます。「正」ではなく「統」です。

ちなみに、イギリスは13世紀にマグナカルタ(大憲章)を制定し、王の役割と限界、貴族の役割と権利義務などを決めて、国の運営を立憲君主制に移行します。つまり「王の役割を果たせるなら女性でもよい」ということになったのです。
そのため、イギリスでは女王も度々輩出されますし、ヨーロッパ各国がマグナカルタに習ったために、女王が許容されることになります。

現代は殆どの国が民主主義国家になっていますので、この原則が影を潜めています。逆に、男女平等の精神で女王が誕生するように、軍務に女性がつくことも珍しく無くなってきているわけです。

ですから、「男系」というのは「指導者として正しい男性の息子、その息子たち」ということになるのです。現代的にいえば「Y染色体」が常に続くこと、ということになります。女性が王になり子供を生んだ場合、先祖からのY染色体は途切れてしまうわけです。昔はこのようなことを経験的に学んでいたのでしょう。

翻って日本です。

日本の皇統は「男系」とされています。
これは天皇が「各地の豪族を討伐して統一国家を作った」ということに由来します。ようするに「戦争で勝った男の家系」が天皇なのです。
負けた豪族たちは、滅ぼされたものもいたでしょうが、多くは天皇家の家来になっています。つまり「戦争に勝った男性に従う」ことを選んだわけです。

このような伝統から、日本では「皇統は男系」ということになっています。イギリスのマグナカルタのように、貴族と王族が話し合って王の権限と限界を決める、ということは起きていないのです。

武士の時代も同じです。天下取りというのは天皇に「お前に政治を任せる」とお墨付きをもらうことです。徳川家康は天皇から「征夷大将軍に任命する(幕府を開くことを許す)」と許可をもらって幕府を開いていますし、その後の将軍たちも役職につくために必ず天皇から「征夷大将軍に任命する」という許可をもらっています。
それは日本の各地の人々が「天皇の臣民になる(天皇を指導者として認める)」ということをずっと続けてきたからです。だから、天下取りでも、天皇が「こいつに任せた」となればみんな従うことになったのです。

明治時代になると、15代将軍慶喜は天皇に政治の実権を返します。平安時代以降、久しぶりに日本の指導力が天皇に戻ったのです。しかし、日本国民は「天皇の臣民」という1500年ぐらい前の約束はそのままになっています。

つまり、イギリスのマグナカルタのような状況にはならなかったのです。また、民主主義も天皇が「将軍じゃなくて、内閣を作って国民が運営しなよ」と与えたのが日本の現実です。戦前も今も、天皇が内閣を任命するのはそういうことですし、議会の開始日に天皇が国会に来るのもそういうことになります。

ですから、現状の日本では「女系を入れる理由がない」といえます。なにせ男系は1500年も続いてきたのです。もし、女系を考えなしにいれると、天皇制という正統性が崩れることもありえるのです。

これが一番の問題ですが、天皇制の「正統性」がどのようなもので、どうして女系が入ると壊れるのか、それは私にも分かりません。でも、他国の例をみると「国民統合は重要だけど、ものすごく大変で、そして脆いもの」なのです。

たとえば、中国は共産党がどれほど締め付けても、天安門事件のような事態が起こります。これからも起こるでしょう。
北朝鮮はどれほど粛清しても安定しません。韓国は大統領制ですが、大統領の権威は、ものすごく低く常に足を引っ張る人がいます。
アメリカは王様の代わりに、象徴となる星条旗を小中学校に置いて、毎朝国旗に向かって「忠誠の誓い」を唱和させます。

それぐらいのことをしないと「国民が統合した状態(国が安定した状態)」を作れないのです。戦前の日本は近代化を急ぐために、国民統合も急ぎ、そのために天皇制を利用しました。現代では「天皇のために戦って死ぬ」という言葉だけ独り歩きしていますが、1500年前の約束から言えば、それは「国家を守るために戦って死ぬ」ということと同じなのです。

戦後はそれが忘れ去られ「国民の統合とその象徴」という意味が希薄になってしまったのです。

ですから、女性の血統だと絶える、というのはY染色がどうの、ということではなく、そもそも「日本という国が出来た時の約束を守るか守らないか」ということなのです。
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遺伝学的なお話はNo2さんが詳しく書かれている通りです。


男性でしか伝えられないものが本当にあります。
そもそもですが、
物理的に男女は別な存在であり、
ハードウエアだけの観点では「区別」するのは当然です。
「区別」は「差別」ではありません。

ただし、天皇家という観点で言えば
上記を認識しているとは思えないですよね。
古代日本で、
DNAだのヌクレオチドなどを認知していたなら別ですが・・・。

現在の天皇家問題は、単に法整備の問題だったり
「近代では前例がない」などの「ひとごと」の話しでしょ。

神事に女性天皇は十二単衣で参加するのか?
とか
パートナーはどういう扱いになるのか?
とか
そういう儀式めいたところで「面倒が起きる」から抵抗勢力がある、
と・・・僕は思います。
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>女系天皇が誕生すると血統が絶えるそうです…



むつかしい話ではありません。
男系が途絶えます。
神武天皇以来の血統が途絶えます。

>生物学では女性(メス)の血統が残る…

神武天皇以来の日本の歴史に、生物学だの Y 染色子だのの概念はありません。
そういったことがらは、近代科学が芽生えてからの後付け講釈に過ぎません。

>・天皇家としては男性が続くのであり、女性の血統が入ると絶える…

仮の話で、愛子さまが安倍晋三の娘と結婚し、その間に生まれた子が悠仁さまを差し置いて女系天皇として即位したとしたら、神武天皇以来の血統が途絶え、安倍晋三の血統が新たに皇位に就いたということになるのです。

あなたはそのとき、安倍晋三を天皇の祖父としてあがめ奉ることができますか。
日本国民統合の象徴にふさわしいと思いますか。

>のは、相反してますよね…

相反してなどいません。
たかだか10年か200年ほどの後付け講釈と、2000年以上におよぶ伝統を同列に論じること自体が間違っています。

皇室典範の規定に基づいた考えなどと言うのも、後付け講釈に過ぎません。

天皇は誰かに“雇用”されるわけではありませんから、男女雇用機会均等法などと言う言葉は無縁です。
味噌も糞も一緒にしてはいけません。
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今の皇室典範の規定に基づいた考えだとそうなります。

しかし単なる男尊女卑としか思えません。

民間では男女雇用機会均等法があるように皇室典範も男女平等なものに改正すべきではないかという議論は既になされています。私には反対する理由が見つかりません。

もし、改正されると次の皇太子は愛子さまになるんですよね。それとも眞子さま? もしそうなら圭さんが皇后陛下!
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たまたまがどうかわかりませんが今まで女系天皇がいなかったからでは?(女性の天皇はいましたが)だからこれまでずっと男系で続いてたんだから女系にしたら絶えると思ってるとか。

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宗教観念なので、科学的な見地では説明出来ません



彼らも、受け売りなだけで確たるものが有るわけでも無いのだが・・・
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性染色体のxは、男性も女性も持っていますが、y染色体は男性だけにしか遺伝しません。



それで、x染色体は両親の両方で遺伝情報の欠落を補う機能が働きますが、y染色体は男性にしかないので、常に「遺伝子情報の欠落は続き、1本しかないため、補正もされない」状態が続きます。

この長い進化の過程で、y染色体は、どんどん小さくなり、遺伝情報も少なく、やがては消え去るのではないかという危惧さえあります。 哺乳類以外では、すでにy染色体が消え去った動物があるようです。

ところが、哺乳類は、胎盤を作る遺伝情報は、実はy染色体にあり、胎盤は男性側からの遺伝によるようなことを読んだことがあります。

さて、天皇の問題は、たんに昔からの伝統「男尊女卑」だけのことです。 このような傾向は中世イギリスも同じで、日本と大差ない状態でした。 女性は子供(後継男子)を生むだけの道具で、英国王室の中でも、女性の地位は国王の正妻といえども、かなり低かったようです。 遠く離れたイギリスの男尊女卑と、日本の男尊女卑が近似しているのに驚くことがあります。 しかるに、英国は女王がいますから、相当昔に、日本と異なり、考え方が変わったようですね。
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この回答へのお礼

返答ありがとうございます

XY染色体の件は、ぼんやりとですが、理解できました。
それは事故がある場合ですよね。

事故がない場合を考えます。
ある人が「Aの血が1/4」と言った場合には

http://fast-uploader.com/file/7052774877632/

から第三世代ということだと思います。

「血統の強さ」って、生物学にはこれですか?

日本のトキを復活させる計画の過程にて中国産を導入してます。

同じ日本人といっても、目の細い人もいれば大きな人もいて、冷静になれば多人種じゃんと思うのですが、そんな日本人がトキの血のオリジンを追及して意義があるのか、と個人的には感じます(なお、私は日本人で日本好き)。
トキに関するニュースが多く流れますが、その陰で保護されずに絶滅している日本限定の生物は多いのではないでしょうか(ミミズとかゴミ虫とか)。

それはさておき

学者の理屈としては、とりあえずA/2になるが、Aを強くする(この図では薄くなる一方だが)掛け合わせを行えば、限りなくAに近づく、と説明されていました。


この考え方なら、神武天皇の血統は絶えないと思うのですが、どうしてゼロになるのでしょうか。


なお、私は政治・宗教的に無色です。

お礼日時:2017/06/12 07:32

日本は男性社会


だからでしょうね
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