
A 回答 (3件)
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No.3
- 回答日時:
>クローンや一卵性双生児で1つの遺伝子に1つな自我や意識じゃないのはなぜなんでしょうか?
まず、人間(おそらく他の生物も)は、直接的に経験、知識を自分以外の誰かと共有することはできません。
1つの自我や意識にならないのは、上記が一番大きな理由と考えます。
一方で、一卵性双生児の類似性は、二卵性双生児よりも高いデータがあります。
これは遺伝によるものと考えられています。
https://psych.or.jp/interest/ff-07/
ただ、一卵性双生児でも一人になる時間になる時があり、一人になったときの環境や、状況により、思考や行動が異なってきます。
これらの異なる思考、経験、知識の積み重ねにより、大きくなるにつれてどうしても違ってきてしまいます。
>遺伝子によって自我や意識が固定されてないとすると自分は他の誰かでもありえたということでしょうか
可能性でいえば、ありえます。
ただし、最初に述べたように人間は、直接的に経験、知識を共有することはできませんので、会話や仕草などから、推測することはできても、同じと証明することはできません。
No.2
- 回答日時:
自我と意識とは微妙に異なることは異なりますが、似たような話なんで「性格」という面で書かせてもらいます。
性格は遺伝によるものと、学習によるものがあります。
例えば「嫌なことがあった時に怒る」「面白い時に笑う」「異性を見たら興奮する」など基本的な感情の動きは遺伝により決定しています。
しかし「何を嫌と思うのか」「何を面白いと思うのか」「どんな異性が好きになるのか」などは学習によるところが大きくなります。
さらに、もっと正確に言えば「何を嫌と思うのか」は遺伝によって認識されやすいものとされにくいものがあり、例えばサルの実験でこんなものがあります。
生まれてから一度もヘビを見たことがないサルは、ヘビを怖がりません。
しかしヘビを見たことがないサルにヘビを怖がっている他のサルの映像を見せると、自分は一回も見たことがなくてもヘビを怖がるようにななります。
しかし、全く同じ映像でヘビだけ別のものに差し替えてしまうと、サルは差し替えられたものをそこまで怖がらないというものがあります。
ヘビに対して怖いという感情を抱きやすいように遺伝に組み込まれているのです。
このようなものは人間でもいろいろあり、「認知バイアス」で調べてもらうと面白いと思います。
心霊現象なんかもこういうのが原因になっているものも多いです。
さて、以上のことをまとめて質問に答えると、
双子やクローンなど遺伝子が同じもので、性格(自我や意識)が違うのは、性格を形成するのには「学習」によるところも大きいので、全く同じ経験をしていない以上同じ性格にはなりません。
また、補足の「他の誰かでもあり得た」=「現在の自分とは違う性格の可能性があった」
ということは大いにあり得ます。
というかそれは現実に、過去と現在、未来で性格が変わることがあることで分かりますね。
わかりやすいところでいえば大きな事件や事故などに出くわした、もしくは見聞きしてから、世界観や人生観、判断基準が変わるということはよくあることだと思います。日本で最近の例だと東日本大震災の以前と以後で、性格が変わった人もいるのではないでしょうか。
ただし、「他の誰かでもあり得た」=「現実にいる特定の誰かの性格が、自分のものだった」
もしくは、「他の誰かでもあり得た」=「自分の性格が、自分ではなく現実にいる特定の誰かが持っているものだった」可能性はありません。
前述したように、性格の形成には「学習」だけでなく「遺伝」大きくかかわってきます。
「遺伝」が違う以上全く同じ学習をさせても「どこか違う性格」になるはずです。
また、「全く同じ学習」というのがまず困難です。
「学習」は大きな事件だけでなく、日々の小さな出来事の積み重ねでも起きています。
またそれを受ける順番が変わるだけでも効果は大きく変わるでしょう。
ですから、自分が誰か別人だったということは「ない」と言えると思います。
長くなりましたが、こんなところで理解していただけたでしょうか。
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