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あの、コンパイルの際にリンカによってdllがくっつけられますが、
プログラム自体にdllを貼り付けてコンパイルはできないのですか?

A 回答 (2件)

まずDLLの意味を理解してください。



■ダイナミックリンクライブラリ(DLL)のWikipediaページ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4 …

>あの、コンパイルの際にリンカによってdllがくっつけられますが、
プログラム本体へはライブラリ自体はリンクされていません。
スタブやインポートライブラリと言われるOSにダイナミックリンクを依頼する小さなバイナリがリンクされています。

>プログラム自体にdllを貼り付けてコンパイルはできないのですか?
できません。
ただし、コンパイルしたバイナリをWindowsが行っているダイナミックリンクの手順を事前にバイナリレベルで行う事は困難ですが不可能ではありません。
ただし、ダイナミックリンクを行う利点が大きい上に、殆ど欠点らしい欠点が無いのでやる必要がありません。

ダイナミックリンクをする利点として以下の様なものがあります。

・プログラムのバイナリ本体のサイズを小さくできる
・DLLを共有する事ができストレージ領域を節約できる
・メモリ空間を共有できる場合があり、メモリ領域を節約できる場合がある
・DLLのバージョン管理を行う必要が無い(OS等が管理してくれる)
・上とほぼ同義ですがDLL由来のセキュリティ問題が発生した場合に、対処版のリリースが必要ない

一方で欠点と言える事は、プログラムの起動が数μ秒遅くなる位です。
数億個のDLLをダイナミックリンクするようなとんでもない作りのプログラムを作れば観測可能な差は生まれるでしょうが、Windows全体で見て延数でさえそんな数のDLLをリンクする事はありません。
実験として意図的にその様なものを作るなら別ですが、そのようなDLLの欠点が観測される状況になっている時点で既に異常事態です。
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出来ないです。


別途静的リンク版が用意されていれば、そちらをリンクする
ことは可能。

幾つか補足。

コンパイルとリンクは別工程。コンパイラがリンカを自動的に
呼びだしたりしてくれますが、コンパイルがDLLをリンクする
わけではありません。

それから、DLLは本来リンクしなくても使えるライブラリ。
ライブラリを実行時ロードするコードを自分で書けば使えます。
だから動的ロードライブラリといいます。

ただ、手間が多少かかるので、ロードと呼び出し部分だけを
静的なライブラリにしたのがインポートライブラリ。
これをリンクして静的ライブラリと同じ様に使うことが多い。

このあたりの基本的な知識を仕入れておかないと
コンパイラやリンカのオプンョンや配布に必要なモのが理解出来ないはずです。

今は恐らく真似とあてずっぽで使っていると思いますが
正確な基礎知識が必要です。
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