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地獄の黙示録を見たのですが意味不明でした。結局何が言いたかったのか分からないですし、後半から迷走している感じがしました。詳しい方、解説よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

こんばんは!



私は、この映画をリアルタイムで、映画館で観た記憶がありますが…、当時は内容をイマイチ理解出来ないでいました。

やはり、ベトナム戦争の歴史的背景をある程度理解した上で観れば、曖昧模糊とした不条理観が見えてくると思います。
元々ベトナムはフランスの植民地でしたが、第二次大戦後、北と南に分裂して紛争が起きていました。北は旧ソ連が支援し、南はアメリカが反共産主義の砦として支援していました。東西冷戦を象徴する、米ソの代理戦争でした。この戦争が泥沼化して、米兵の死傷者が増えるにつれ、アメリカ国内では、反戦平和運動が活発化して、厭戦ムードが拡がり、戦争の大義が失われていきます。

この映画は、元グリーンベレーのカーツ大佐が、カンボジアのジャングルに勝手に独立国家を樹立してしまい、それをウィラード大尉が暗殺に行くというストーリーになっています。
つまり、カーツ大佐は、この戦争の大義のない事に気がついており、米国を無視して勝手に自分の王国を築いてしまった。アメリカにとって、これほど不都合な人物はいません。それで暗殺者を送り込んだというわけです。

私は、アメリカのご都合主義を皮肉っている映画と捉えています。この映画は、他のベトナム戦争映画と違って、スケール感があるので、主題が見えずらいですが、逆にスケール感を出して、主題をボカシているとも言えます。

※その後のアメリカが介入した戦争には、大した大義のある戦争はありません。自作自演であることが、発覚していますねぇ。

参考になれば、幸いです!(^o^)丿
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最近は説明過剰で分かりやすい映画やテレビばかりですからねぇ。

質問者さんにはこの映画を理解したいという欲求があるようなので、安易に他人の解釈を求めず、時間をおいてもう一度観て自分なりの解釈を見出されてはどうでしょうか。

参考に『地獄の黙示録』の制作過程を描いて高評価を得ているドキュメンタリー映画『ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録』 Hearts of Darkness: A Filmmaker's Apocalypse (1991年) を観るのもいいかもしれません。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=1 …
https://eiga.com/movie/47735/
https://www.imdb.com/title/tt0102015/ratings
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

お礼日時:2018/06/26 20:32

特別完全版はご覧になりましたか? グッと理解が深まります。

しかも長いのに面白いです。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=2 …

ちなみに、『地獄の黙示録』(完全版ではないほう)は、『ゴッドファーザー』シリーズで内実共に脚光を浴びた直後のコッポラ作品ということで、ちょっと"裸の王様"感があったというか、世間がついつい「さすがはコッポラだぁ!!」という目で観ちゃっていたがゆえに、過大評価された面があると思うんですよね。

しかし、確かに潤沢な予算でリアリティを追求してはいるものの、コッポラって実は、抽象的で、しかも奇妙な映画を作る人なのだということが、のちのちわかってくるわけです。

『地獄の黙示録』は、一言で言っちゃうと、作品的には、あの泥沼のベトナム戦争とあの時代の泥沼感を映像化していて、物語的には、「戦争よりも強烈な地獄がこの世にいくらでもあった」というお話なのではないかと思います。ついでながら、最後の「Horror」というセリフというか芝居が圧巻なのですが、あれを字幕で表すのはほぼ不可能なので、字面にひきずられないほうがいいですね。

で、完全版は途中で、かなりしっかりとしたエピソードがもう複数挿入されるんです。それがものすごく不思議な効果を出しているんですよね。特に、とあるエピソードなんて、あれがあるとないとでは全然違うのに、何を血迷ってカットしたのかと思います。

以下もご参考までに。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%8D%84 …
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