アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

友人の短編です、感想をください。 「月下美人」

私は黒の中にいた。

目を開けていても 閉じていても変わらない、今自分が目が開いているのかも定かで無い中に立っている。

身体中が濡れている、息がしにくい、手は生まれてこのかた 開かれたことがないかの様に閉じられ、足だけが動く。しかしそれも残念ながら、意思に伴うものでは無かった。

いつまでそうしていたのだろうか、 私は何もぜず、何もできず、ただそこにい続けた。

しかし そうした状況に甘んじる事にさえ飽きた私は、今宵の月をふと見上げた。 満月が天体としての存在を我々に再確認させ現実を叩きつけるものであるならば、

三日月は その妖艶さで我々を非現実へと飲み込むものである…

そして今宵の月は 後者であった。

……しかし、いつから私の黒に月が出ていたのだろうか。

私が顎をさすっていると 何処からか、ハイヒールが 地面を叩く音がきこてきた

その音は段々と大きく 段々と早くなったが 不思議と焦りや恐怖を与えるものではないように感じた

気付けば 風が私の体を撫でている、

無数の 輝く十字架が私の中へ飛び込んでくる、

何処かで 犬の遠吠えがけざわしく その目覚めを祝福している、




色とりどりの十字架が 街灯や信号へと帰る戻るとき、
貴女は私の前に立っていた。

「君、だよね?…じゃあ行こうか 」

その作り物の様な端正な顔が クシャリと潰れたとき 私は貴女が何であるか、やっと気がついた。

一年に一夜、 その花を咲かせるという 月下美人が 月の光を私などにも 少し、分けてくれたのだろう

見上げれば今宵は角一つない月がそこにいた。しかし、艶めかしさを灯して





もう私達は黒の中にはいなかった。

質問者からの補足コメント

  • 聞いた説明によると、最初の 息ができなかったり 拳を強く握っているのは

    彼女との待ち合わせに 極度に緊張しているそうです

    この短編は デートの待ちから 2人で出かけるところまでと

    何にも無気力になれない 主人公に 夢中になるものを与える 彼女

    二つの意味があるそうです

      補足日時:2018/08/29 15:02

A 回答 (3件)

表現力などがいいですね!「風が私の体を撫でている」のところも凄くいいと思います!

    • good
    • 0
この回答へのお礼

感想ありがとうございます!

お礼日時:2018/08/29 14:50

気持ちのこもる文面だけど


もっと単純でいいんじゃないかなぁ~。
比喩を重ねてそれが続いて多くなってくると
読み手が面倒臭くなってくると思う。
一つの短編の中で
主様の素敵な感性を絞り出して表現してしまうと
次回作が続かなくなってしまうよ~
私も経験あるから。。。
一個人の思いではありますが
    • good
    • 0

初め月下美人との題名に華と何?



昔家に月下美人があり、本当に華の命は短い、苦しみと希望、絶望と願望
ふと許されざる恋が花開く、絶望と言う黒い月は消えた。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!