電子書籍の厳選無料作品が豊富!

先週末に2016年9月22日に出版された「アメリカの航空母艦 日本空母とアメリカ空母:その技術的差異」(平野鉄雄署)という本と出合いました。
 久々に素晴らしい本と出合いました。ほとんど手書きの図面に技術的な特徴と日本空母との違いを説明していますが、かなり衝撃を受けました。今まで抱いていた日本の航空母艦に対するイメージなどが覆されてしまいました。

 この本の中では、日本の空母とアメリカの空母を技術的な視点で比較する中で、アメリカの空母の優れているところが随所に出てきます。
 例えば、構造上直線の多用と共通鋼材による建造期間の短縮、航空機用燃料タンクの空間に空母エンジンの排気利用による二酸化炭素充填、航空機搭載爆弾用エレベータ、などです。

 以上のことを前提にして、質問です。
太平洋戦争開戦当時、日本の空母がアメリカの空母より技術的に優れていたところがあったのではないかと思うのですが、あるとすればそれはどんなところだったのでしょうか?

以下、蛇足です。
 技術系の中間管理職を長くやっていると、我々には失敗原因の分析と再発防止策を常に強要する経営層が、その時々の経営的なブームを追って失敗しては反省しないという繰り返しに何度も遭遇してきました。これは日本の伝統であり広く国民に浸透しているのではないかと思ってしまいます。
この本は、それを証明した痛快な一撃だと感じました。しかも、戦後70年以上も経て一艦船ファンの頭脳によって・・・・。

質問者からの補足コメント

  • 回答していただいた皆様ありがとうございました。
    残念ながら、日本が秀でていた技術を見出すことはできませんでしたが、未来の私たちが気づいていないところに何かあったのではないかと思っています。
    そのため、ベストアンサーを選ばずに質問を締め切らせていただきます。
    いろいろと興味が深まりました。ありがとうございました。

      補足日時:2018/09/15 05:59

A 回答 (6件)

そうですね。

0戦は小型のサカエエンジン(今のスバル)とコンパクトな堀越二郎ありきです。
    • good
    • 0

その本、持ってますよ。


太平洋戦争開戦当時なら、着艦誘導灯くらいだと思いますが。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ANGERさん、回答ありがとうございます。
ホント素晴らしい本ですよね。
著者は誘導灯について評価していなかったので、地上の飛行場の誘導灯と同じかもしれなくて、空母のための工夫などはなかったのかもしれないと思っています。
著者は、それよりもアメリカ空母の誘導員を評価していましたね。これは現在の空母専用の高度な誘導灯とともに今でも運用されていますね。

お礼日時:2018/09/12 22:54

運動性、機動性、航続距離、積載能力、発射・格納能力、防御能力、索敵能力、・・・


何をとっても日本が勝る面はない。

だいたい、当時の日本はアメリカ製の10年落ちの工作機械を使っていた。
しかもそれが最新鋭の機械で、他はもっとひどかった。
その程度の技術力で敵より優れた物を作れるはずがない。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

Head1192さん、回答ありがとうございます。
やはり、日本の空母が秀でていたところはないですか。
当時、戦艦の建造には多くの技術者を投入していたと思われ、そのなかで大和には当時最新の技術が盛り込まれていたような気がしますが、現代風に考えて見ると、航空母艦の建造は最先端の技術から外された人たちに託されていたのかもしれないと思ってしまいました。

お礼日時:2018/09/12 22:55

第二次世界大戦時アメリカは戦艦は小型で小回りがきく船にシフト


空母時代を考え非常に高度にしています。例えばドップラーレーダーと上部甲板の補強
日本の空母が優れているところは、飛行機を小型化して甲板に大量に乗せる。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

正武さん、回答ありがとうございます。
やはり、ゼロ戦ありきですね。

お礼日時:2018/09/12 22:50

>>日本の空母がアメリカの空母より技術的に優れていたところがあったのではないかと思うのですが、あるとすればそれはどんなところだったのでしょうか?



記憶はあいまいですけど、空母から戦闘機が発進するときにかかる時間が、アメリカより短かったのではないかと思います。まあ、これは乗組員や搭乗員たちの激しい訓練の成果で、あまり技術的な話じゃあないですけど。

日本の空母は、アメリカの空母に比べて、防御力や攻撃されてダメージを受けた時の回復力に大きな差があったようですね。
攻撃力には、力いれているけど、防御力はたいして考えられていない、ゼロ戦と同じ・・・。
逆にアメリカの空母は、日本軍が「仕留めた!」というくらいに被害を与えても、なんとか最小限の被害に抑えこんでしまう。
だから、日本軍は同じ空母を再攻撃して、「空母を2隻やった!」という計算違いをすることもあったようです。(その誤算で、後日に痛い目をみる・・・)

そして、日本の空母は、攻撃うけて、だれもが「大したことない被害だ」というレベルと感じて、そのまま走り続けて、その間に漏れた燃料が艦内に充満して大爆発して沈むなんてことも。

>>その時々の経営的なブームを追って失敗しては反省しないという繰り返しに何度も遭遇してきました。

まあ、旧日本軍の悪い部分をそのまんま、現在の企業は引きついでいますね。
あの悪夢のようなミッドウエー海戦の大敗北も、それ以前の戦いの経験から、「空母の対空防衛には問題がある」と何度も指摘されながらも改善されなかった結果ですからね。
日本は、作戦が失敗しても、誰も責任とらない無責任体制・・・。

まあ、ミッドウエーの大敗北は、日本の神風みたいな、死も恐れぬアメリカ軍側のすばらしい攻撃精神が発揮されていた結果でもありますが・・・。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

Lv4uさん、回答ありがとうございます。
ゼロ戦ありき。私もそう思います。ゼロ戦がいたから、当初、艦隊付属の偵察用として考えられていた航空母艦の運用が一気に変わったような気がします。

お礼日時:2018/09/12 22:49

直接の回答で無いですが、空母一隻で戦争するわけでは、ないでしょう?



太平洋戦争の開戦当時、艦載機の性能や操縦士の技量。これは日本の空母の方が圧倒的だったと思います。
しかし空母一隻で戦争するわけではなく、艦隊兵力、補給能力、靴など衣類を含めた兵器の生産能力、あらゆる総合的な面で、戦う前から敗けが確定していたような戦争でした。(太平洋戦争に限らず支那事変も)

だから空母一隻に焦点を絞るのは何故なのだろう、と思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

Mabuterolさん、早速の回答ありがとうございます。
理由は二つあって、まずはこの本に衝撃を受けたためです。ゼロ戦が当時としてはトップレベルの戦闘機だったため、当然、空母もそうだと思い込んでいたのですが、違っていたのがショックでした。
二つ目はアメリカの空母が好きで昔から写真集などを見ていましたが、カタパルトなど主要設備が当時の技術の延長にすぎないということもわかって、「空母の技術」に焦点を絞った質問をさせていただきました。

お礼日時:2018/09/12 22:48

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!