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来年、平成天皇が退位して新しい天皇の即位が行われるそうです。
それに伴い 高御座 を新しく塗り直すとの事。

 戦後、新しく象徴天皇になったのに、神様気取りの高御座 がなぜ必要なのですか。
こんなもので飾り立てなくてはいけない理由がわかりません。

 昔の慣習を引き継ぐのならば、お歯黒もやってほしいのですがこれはしません。

質問者からの補足コメント

  • 追伸
    <天皇は法律的には「日本国のオーナー」です。>
    japaneseenglish さんからの返事で、下記の記載がありました。

    第1条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、
    この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。

    日本国のオーナーは日本国民なんですよネ。
    天皇がオーナーと思いたいんでしょうが、思いたい事を事実だと書いてはいけませんネ。

    <現在の日本国憲法もその点では同じであり・・・>
     戦後は、戦前をご和算にしたのです。
    以前はこうだったと云うのは、正しい理解の妨げになります。

    No.5の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2018/09/29 17:11
  • うーん・・・

    <「しかし、着飾らないと、そんな・・れないんだ。」ではなく
    『着飾るだけの富があるからこそ、そういう風に見てくれる』>
     一人だけ着飾ってそう思うのなら、アフリカや南米の大統領でもそんな人は居るのでは。
    国民みんなが着飾ってこそ、“着飾るだけの富が有る” と思うのでないでしょうか。

    <「日本は少なく見積もっても1200年同じ王朝が続いている
    すごく強い国だ」と認識される>
     島国の小さい国で征服しても得るものが少ない。強大な中国も自国内や外患と
    戦く事や西域の広い地域が重要であった。なので、日本に見向きもしなかった。

    <外国人から見れば「日本は少・・ても1200年同じ王朝が続いている
    すごく強い国だ」と認識されるわけ>
    それも結局、無条件降伏で終わった訳だ。 強いかどうかは、今ではイギリスだかの
    軍事力ランキングに出ていて一般人でもすぐ解る。

    No.17の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2018/10/01 11:11
  • <この国のオーナーである天皇は外国人に・・である」という
    意思と威厳と伝統を見せつける「象徴」であると考えれば、
    お金をキチンと掛けて「見せる」ことは重要だ>

     大学に対する国の予算が毎年削られ続け、教員が常に生活の心配に追われ
    論文をロクに書かない書く余裕がない。 世界の大学ランキングでも
    改革開放40年くらいの中国やシンガポール・香港にも抜かれ
    日本は東大が世界42位にやっと入った程度。

     そんな時、天皇陛下だけがトラック8台分にもなる 高御座 に座って
    見栄を切っても、斜陽のイギリスを追って居る様には見えませんでしょうか。

     隣の中国でさえ日本を見習おうとしたのは王毅外相世代まで、後進の中国にさえ
    日本を見捨てて、見習うは欧米だと目が向いている。

    No.15の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2018/10/01 11:15

A 回答 (26件中21~26件)

まず、天皇が日本国のオーナーというのは戦前の話であって、戦後は日本国民がオーナーと言えましょう。

ご質問者のおっしゃる通りです。国民全員が共同オーナーで、オーナーの権限を行使して、いわば会社役員を選びます(国民同士で互選する)。それが国会議員です(さらに議員の中で首相を互選する)。民主主義の本質は、治者と被治者の同一性なのです。治める者と治められる者が本質的に同一ということです。戦後の天皇はオーナーではなく、いわばお飾りに過ぎません。
なぜ、民主主義国家でそんな王だの天皇だのを今なお置いているかというと、「国民主権 + お飾りの王」の組み合わせがけっこう上手くいくことが、経験的に知られているからです。現代ヨーロッパなどの先進国の王政はそれです。先進国の筆頭だったイギリスなどその最たるもので、隣国のフランスがフランス革命で王政を廃したのち恐怖政治の大混乱に陥ったのを、怜悧に批判しました(バーク『フランス革命の省察』など。バークは保守主義の父と言われる)。
詳しく言うとイギリスの主権者は King in Parliament(または Queen in Parliament)すなわち「議会とともにある王」とされ、王は政治権力を完全に失っていないものの、行使しないことが憲法慣例として確立しています。逆にいうと、議会とともにいない王(国民の代表たる議会に背(そむ)くような王)は、実際に処刑されたり追放されたりした歴史を、イギリスは積み重ねているわけです(ピューリタン革命、名誉革命)。
それよりさらに政治的権能がないのが、戦後の天皇です。「国政に関する権能を有しない」と、憲法に明記されています。国会や内閣の決めたことにそのまま判子を押す儀礼的存在となりました(戦前の宮内省は内閣から独立していたが、戦後の宮内庁は内閣に属する)。判子を押さない権限はありません。

戦後も天皇(裕仁)が退位せずその地位にあり続けたため、天皇制が一貫して保たれてきたように世間では思われがちですが、憲法学では「断絶説」が主流です。すなわち、戦前の天皇と戦後の天皇は別物ということです。いわば裕仁はオーナーから雇われの身になりました。国民が雇う側です(天皇の地位は国民の総意に基く。逆にいうと国民の総意次第で天皇は地位を失う。この国民の総意とは国民全員の意思という意味ではなく、国民の主権意思という意味であることが、憲法の制定過程の研究から明らかである。The Emperor ... , deriving his position from the sovereign will of the People, and from no other source.)。
また、「戦前も天皇は政治に直接関与していなかったから、戦前戦後で本質的な違いはない」という人もいるようですが、それは俗説に過ぎないでしょう。統治権の総覧者だったのに親政を行わなかったのは、憲法慣例でした(明治憲法により天皇独裁は無理だったが君民同治は可能だった)。詳しく言うと、明治憲法の解釈上、副署を拒む大臣は辞職しなければならないと考えられていたのです。副署とは、天皇の署名に添えて輔弼(ほひつ)する者が署名することです。例えば、昭和天皇に憲法学を進講した清水澄(しみずとおる。憲法学者。枢密院議長も務めた)は、『逐条帝国憲法講義』で「我が国において国務大臣は絶対に副署を拒むことを得ざるものと謂(い)わざるべからず」と述べています。一言でいうと、輔弼は天皇を拘束しないということです(制約はしたが拘束まではしなかった)。
それに比べ、戦後の天皇が国政に関与しないのは慣例ではなく明文の規定によるものです。明治憲法の「輔弼」と現行憲法の「助言と承認」とは、別物ということに注目しなければなりません。この件はGHQ案で「advice and consent」と示されたのを、日本側がしれっと「輔弼」と訳したのですが、慧眼なGHQが見逃さずに訳し直させ、「輔弼賛同」、「補佐と同意」を経て「助言と承認」に確定しました。GHQは、「天皇と内閣との関係は、内閣が上位であり天皇がその下位に立つものであるから、『同意』という語は不適切である」と指摘しました(以上の経緯は衆議院憲法審査会の資料による)。天皇の意思に内閣が賛同するのではなく、内閣の承認がないと天皇は(儀礼的に過ぎない)国事行為を行えないということです。儀礼を超えた実際の権力行使など、もってのほかということです。

ということで、これほど厳格に政治的無能力者と定められているわけですから、逆に考えると、お飾りとして高御座など引っ張り出してきても昔のような神格の復活はないでしょう。高御座が必要とまではいえませんが、逆に有害でもないという安定した時代に、民主国家日本はなっているわけです。
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この回答へのお礼

Thank you

御返事ありがとうございます。
 金のない日本が無駄遣いするな、と書いたつもりが大学の先生かと
思えるような博識な人ばかりの回答で、返事に四苦八苦しています。

なにっ ?  
ハリスが軍備を背景にして日米修好通商条約の締結を強要だって。
「アヘン戦争に勝ったイギリスも来るぞ」と威嚇。
  
 この国難をどうするか 御三家・朝廷も国際状況を知らなすぎる。
諸藩は反対するか及び腰、朝廷も公家の突き上げでこれに拒否反応。
国内を穏便にまとめようにも、これでは纏まる訳が無い。

 と云う事で、井伊大老は戦争の回避のため、朝廷の勅許を得られなくても、
締結優先するという決断し実行。
寝た振りしていた様な朝廷の勅許がそんなにも重きを持つものか。
高校では世界史で、日本史は中学でしか学んでないが、そんな風なこと聞いたっけ ?

 知らんかったー そんな事、私の趣旨からは、知りたくもなかったー・・・

と云う事で、戦前まではオーナー。
しかし、戦後は会社で言えば代表権の無い名誉会長ってとこか。

お説は、戦後の教育を受けた者としては、すんなり理解できそうですネ。

お礼日時:2018/10/06 16:50

日本国のオーナーというのは、戦前のはなしを戦後につじつまの合うようにしたからに他なりません。



当時GHQが、日本国憲法の草案(英文)を作りましたが、これはトルーマン米国大統領(当時)の命令によるものでだったはすです。(米国側は認めいてません) そもそも、敗戦当時、連合国側は天皇制の廃止を検討していたぐらいです。 ただ、日本政府も米国政府も日本国憲法が、GHQ案の焼き直しだとは、一切述べていません。 当時の課程や、情報公開法(米国)により、公開された米国政府公文書から推測した話でしかありません。

しかし、終戦まじかの日本を取り巻く状況は極めて厳しいものでした。 ソ連軍が南進してきて、当時日本の傀儡国家となっていた満州国おらび北朝鮮(当時は日本領土)に攻め入りました。(昭和20年8月9日) 日ソ中立条約により、ソ連は日本を侵略しないとされていましたが、条約改定(5年ごと)の段階で、ソ連は、この条約を継続しないと当時の日本政府に通告したのです。(昭和20年4月5日)

連合国と一言にいいますが、現実は現在の国連安保理の常任理事国(米国、英国、フランス、ソ連[当時]、中国[当時は蒋介石率いる現在の台湾地域すなわち資本主義精力、毛沢東率いる共産主義勢力])です。

社会主義のソビエト連邦、ソ連と同じように共産主義を進めていた毛沢東率いる中国、これらの思想は、社会主義は発展段階で最終的に共産主義を目指すという思想でした。

北からはソ連軍が日本に近いところまで南進してき、西からは毛沢東率いる勢力が終戦間際の日本を取り巻く状態でした。

そこに危機感を感じたのは、とうぜん連合国側の米国、英国、フランスです。 日本が敗戦したのちに、一時期戦犯にしようとしてい昭和天皇を、日本国憲法GHQ案で象徴とあげたのは、現実は、日本が共産主義勢力に侵略され、西側友好国を失いたくないという、米国などの強い姿勢があったのです。 敗戦した当時の日本を、連合国側で分勝統治しようとした経緯さえあります。 (当時連合国には、ソ連が含まれています。)

仮に昭和天皇を戦犯として裁けば、日本国民の怒り(当時は、天皇陛下は神のような存在と教え込まれていました。日本国軍部は天皇をよいように利用して、日本国民を徴兵しようとしたといっても過言ではありません また、昭和20年8月15日の玉音放送も、策略で記録した天皇の音声を強奪しようとした計画が日本軍部の一部でありました。 このときに日本政府要人、軍人要人が複数殺害されています)をかい、日本は大混乱に陥り、ソ連による画策が成功すれば、日本は、現在の南北朝鮮のように、分割され国家が設立される危機があったのです。

天皇制を残すように当時のトルーマン大統領が決断したのは(表現では、日本の民意に任せるですが、当時は米国側が事実上日本を支配していました)、現実は、共産主義との対抗処置でもありました。

だから、日本国憲法は骨抜きみたいに、天皇の地位に関しては「飾りでしかない」ようになっています。

新生日本国で再出発してからも(昭和27年に完全独立)、さまざまな憲法改正の意見がありましたが、平和憲法は極めて重要なものだと、特に左派の人には、奉られました。 これは、今現現在も大差ないと思います。

今日の世界で、王国は数得るほどです。 よくよく考えれば王制は、非近代的ではあります。 また、日本の天皇制は、GHQの考えもあり、天皇は何もできない「飾り」のようになっています。 ですから、わたしは、天皇や皇族の方がたいへんお気の毒のように思います。 現憲法があるかぎり、天皇皇族は、何も発言権がありません。 生涯公務員とさえ、自由もなんらありません。

わたしは、天皇制を反対される方々に言いたいのですが、もうすこし、考えられて現憲法を改正し、天皇および皇族を自由にさせてあげてほしく思います。 皇太子殿下、秋篠宮殿下、悠仁親王殿下にしても、将来天皇になることが半ば強制的に決まっており、なんら意見をいうことも許されていません。 非常にお気の毒のように思います。

天皇の威厳云々はともかく、酷い扱いをされているように思います。 

#21さんが書かれているように、現実はそのとおりですが、法制上はいまでも(飾りだけにはなっていますが)日本国のオーナーではあります。 これは、第二次世界大戦終結時の状況から、否応なしにそのようにされたのです。 

また、いかに改憲といっても、日本国憲法は、GHQが「改憲できないように」しています。

現憲法を改憲するには、憲法にある改憲手続きしか方法がないですが、改憲が極めてムリなように規定しています。 原案を作った米国でさえ、この日本国憲法は現在はかなり足枷となっており、口に出せないだけに歯がゆい思いをしているはずです。 自衛隊の海外派遣や、そもそも自衛隊は日本国憲法では「軍隊」ではないですから、日本に世界における警察としての役割で防衛負担を期待している米国からしてみると、自ら築いたものに往生しているのが現実だと思います。

(日本国憲法から)
第96条 この憲法の改正は、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。
2 憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する。
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この回答へのお礼

どう思う?

早朝・夕方と何度も御返事ありがとうございます。

<日本国のオーナーというのは、戦前のはなしを戦後につじつまの
合うようにしたからに他なりません。>
会社で言えば、戦後は代表権を無くした名誉会長です。
オーナーではありません。

<天皇や皇族の方がたいへんお気の毒のように思います。 現憲法があるかぎり、天皇皇族は、何も発言権がありません。 生涯公務員とさえ、自由もなんらありません。

・・・ですが、もうすこし、考えられて現憲法を改正し、天皇および皇族を自由にさせてあげてほしく思います。 皇太子殿下、秋・・・にしても、将来天皇になることが半ば強制的に決まっており、なんら意見をいうことも許されていません。>
 
 バカ天皇が出てきて、トランプ以上の発言することも考えられます。
廃止するか断絶する方向でお願いします。

<(日本国憲法から)
第96条 この憲法の改正は、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会が、・・・・の承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。>

 安倍政権は、当初これを1/2に改めようとしました。
憲法を普通の法律にしようと云う事です。
なので、人柄は信用できません。

お礼日時:2018/10/06 17:13

#20です。

お礼ありがとうございます。

>天皇家が長く続いたのは、単に日本が島国であったからです。日本が大陸の中に在ったなら、トックニ途絶えていた筈。
その可能性は高いですが、世界遺産だって偶然の産物、そこに敬意を払わない、と言う理由にはなりません。

>日本語を話す日本人がこの地に生きている、それでいいと思うんですがねぇ。
ハイ、そこですね。私は「日本語を話す日本人がこの地で生きるためには天皇が重要」だと考えているのです。

私は生粋の日本人ですが、子供の頃アメリカで暮らしていたことがあります。学校は現地の公立学校でした。

私はアラフィフなので質問者様に近いかもしれませんが、昔はもっと左翼が力を持っていたことはご存知だと思いますし、日の丸や君が代などや天皇ももっと軽視されていたことも覚えておられるでしょう。学校では日教組の考え方が普通でした。
 で、そのような時期にアメリカの公立学校に入った私は目を丸くしました。なぜならアメリカの学校では、すべての教室に国旗が掲揚してあり、毎朝国旗に向かって「忠誠の誓い」を唱和していたからです。

日本の学校で私は「日本は戦前、学校などで天皇の肖像画が掛かっており、宮城遥拝や教育勅語への礼など全体主義的な洗脳教育が行われていたので、アメリカ軍を主体とするGHQはそれをやめさせ学校教育も民主化させた」と習っていたからです。

アメリカに行ってみたらなんと、日本を民主化させたその国が「国旗を掲げ子供たちに忠誠を誓わせ洗脳していた」のですからびっくりです。
参考:

そこで疑問がわきました「なぜアメリカは日本の天皇制をやめさせようとして中止したのか?」ということです。
すでに「GHQが天皇を処刑しようとしてやめた」ということは知っていましたので「なぜ中止したのか」に興味がわいたのです。

そしてそこで見えてきたのは「その国の象徴は、国家国民が纏まるのに必要」ということでした。ここに至るまでに日本に帰国してから20年ぐらい使っています(大学は法学部だったので、専門的にやったわけではなくあらゆる書籍を読んでの私見ではあります)

質問者様は「日本語を話す日本人がこの地に生きている、それでいい」と思われているようですが、私はそれはかなり難しいことだろう、と思います。人間の集団には「その『枠組み』で人々をまとめる理由と象徴」が必要だからです。

アメリカの場合の「まとめる理由」は「(宗教を信仰する)自由のための国家作り」であり、その象徴が「星条旗」です。子供たちにそれを継承させるために、毎朝忠誠を誓わせているわけで、やっていることは北朝鮮とあまり変わりないといえます。

その北朝鮮は金日成一族を「国家の父」として国民が忠誠を誓うように仕向けています。良いかどうかは別として、だからこそアメリカですら交渉のテーブルに着かなければならない事態まで追い込めたといえるでしょう。

内乱で国が消滅したカンボジアは、国連などがサポートして民主化しようとしても各地の軍閥同士の不信感が強く、なかなか話し合いがまとまりませんでしたが、亡命していた元国王のシアヌーク氏が国王に復帰することでなんとか立憲君主制で再スタートすることができました。
各軍閥が「シアヌーク国王になら忠誠を誓って従う」と意見がまとまったからです。

タイは富裕層と貧困層の政治対立が激しく、暴力沙汰になると軍部がクーデターを起こします。何度もそういうことになるのですが、クーデターを起こしても軍事独裁にならず民主的な手続きに戻れるのは、タイ軍部が国王に忠誠を誓い、国王が民主化を望んでいるからです。

逆に内乱の激しいアフリカ諸国は民主化しようとしても、国民というか各部族をまとめるだけの理由がなく、為政者も特定の部族を優遇するから不満が高まって内乱が頻発することになります。

国家という「枠組み」には理由が必要で、一般的に日本人が考えている「日本」と言う枠組みは「この島国に住む言葉や文化が同一な人々ということになります。ようするに日本人の殆どは『日本と言う枠組みを作りだしている理由』に非常に無頓着なのです。

では「日本人」とはなんでしょう。日本人や日本国には外国のような『枠組みの理由』は要らないのでしょうか。
つまり「古来から日本列島は日本人のものであり、外敵が居なかったから自然発生的に日本人が出来上がったのか」ということです。
その答えは「NO」です。

いや、誤解しないでください。半島がどうとか、大陸がどう、ということではありません。単に、古来には『日本人・日本国と言う概念は無かった』ということです。魏志倭人伝に出てくる邪馬台国は唯一の国ではなく、伊予国とか熊襲などたくさんの豪族が日本列島の中にいたわけです。ではどの時点で「日本国」という概念が生まれたのかを考える必要があります。

ここでイギリスの例を出します。イギリスは日本と同じような島国ですが、4つの王国に分かれています。今でもそうですが、その4つの国の王はすべてイングランドの王が一人で兼任する、と言うやり方なので「連合王国」といいます。スコットランドが独立したいと言ったのは「連合王国の枠組みの中にはとどまるが、国家としてロンドンの支配は受けない」ということだったわけです。
そしてなぜ島国に4つの国家が出来たかと言うと、ローマ人の進攻が島の一部までだったことや、バイキングの王国が北の方に有ったことなどの理由があります。

何が言いたいかと言うと「島国だからといって、自然発生的に統一国家になるわけではない」ということです。3世紀ぐらいの豪族集団が乱立していた時期には、たとえば大陸に出自をもつ豪族なら大陸的な国家を、半島に基盤を置く豪族なら反党的な国家を模索したはずで、秦氏というユダヤ人じゃないのか、と思われている民族などはそれだけで独立した国家を作れるレベルを有していたわけです。

じゃあ「日本っていつ出来たんだ」と考えた時に、それは「天皇家が各地の豪族を平定して大和朝廷を作った時」ということに他ならないわけです。

「日本語を話す日本人がこの地に生きている」といっても、日本語も日本人も「天皇の祖先が活躍したから」生まれたものであるといえるわけです。

その子孫がいまだにそこに居て天皇家の地位を継いでいる、のに「日本人自身が敬意を払わない」のは、どう考えてもおかしいだろう、と私は思います。

だからいろいろな権威を高めるために、また異民族に対して「日本はすごい国だぞ!」と評価させるためにいろいろな仕掛け(高御座)のようなことをするのは、そのまま「日本民族の誇り」であると私は考えるのです。

もっともフランス革命のように、また君主廃止の国民投票のように、国民全体が意思をもって「共和政」を選ぶならそれは別の話です。

なお、日本国のオーナーは天皇なのか?と言う点も補足しておきます。
オーナーです。

他の方が「御璽は拒否できない」と回答されていますが、それはあくまでも「現行憲法を順守するなら」という条件のもとです。天皇が順守しなければならない法律的理由はどこにもありません。憲法にも皇室典範にも「天皇は憲法を順守しなければならない」とは書いていないからです。

しかも同様のことがすでに過去に起きています。それは後醍醐天皇の南朝です。

後醍醐天皇は鎌倉幕府が嫌いで「天皇親政」に戻したかったので、鎌倉幕府を倒して建武の新政を開いています。現天皇や未来の天皇がそういうことをしない、という保証はどこにもありませんし、もし天皇が民主制を廃止してどんな体制にしても、日本の国体としてはまったく変化がない、ということになります。

もちろんその時点でフランス革命のような事態になるかもしれません。その時民衆側が勝てば天皇がオーナーの日本国は終わるといえます。
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この回答へのお礼

長文の御回答ありがとうございます。

<世界遺産だって偶然の産物、そこに敬意>
私は、偶然の産物に敬意を払う様な事はしません、その理由がありません。

<北朝鮮は金日成一族を「国家の父」として国民が忠誠を誓うように・・・、だからこそアメリカですら交渉のテーブルに着かなければならない事態まで追い込めた>
何か理屈建てが可笑しくありませんか。

<枠組み ー シアヌーク国王になら忠誠を誓って従う>
シアヌークもプミポンも人柄で人望を集めていたので、
国がまとまっていたたけで無いでしょうか。

<天皇家が各地の豪族を平定して大和朝廷を作った>
平定に当たっては、平和な話し合いでの平定はしていない。
一番汚い手や殺人もした上での平定でないで無いでしょうか。その子孫と云われても
   
 子孫と云っても、長男の系統は途絶えたが、次男・三男とかの誰それの筋は
続いているので天皇にしようとか。今の天皇家がそうだ。
それで長いと云っても威張るほどでは・・。

<「現行憲法を順守するなら」という条件のもとです。天皇が順守しなければ
ならない法律的理由はどこにもありません>
 安倍政権の改憲志向とあなたの考えを併せれば、平和憲法も何時かはワイマール憲法の
系譜を辿れるかもしれませんネ。

<鎌倉幕府を倒して建武の新政を開いています>
ウィキペディアに拠りますと、民心を捉えられなく自分勝手な政治をして3年で潰れたとか。あなたの目指したい先かもしれませんが、悪い政治の見本で無いでしょうか。

戦後の天皇は代表権の無い名誉会長みたいなもの、オーナーとは到底思えません。
高御座は 税金の無駄遣いですので要りません。

お礼日時:2018/10/06 22:10

下記のように、憲法は天皇その他が憲法を尊重し擁護する義務を規定しています。

この憲法尊重擁護義務とは、憲法を遵守することです。平たく言うと、憲法には「天皇は憲法を遵守しなければならない」という意味のことが書いてあるわけです。
これを知らないのは教育がない人でしょう。天皇は教育があるので、もちろんご存知です。学習院大学政経学部政治学科中退ですが、公務のための中退で、その後も学者たちの進講を受けて学び続けたらしいです。

衆憲資(衆議院憲法調査会事務局による資料)第85号 憲法に関する主な論点(第10章 最高法規、第11章 補則) - 衆議院公式サイト
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kenpou.ns …
〔引用開始。第8ページ〕
第九十九条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、 この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。

【参考】憲法尊重擁護義務における「尊重」と「擁護」の意味について
「この憲法を尊重し擁護する義務」とは、要するに、憲法の規定およびその精神を忠実に守る義務の意である。「尊重」とは、憲法を遵守することをいい、「擁護」とは、憲法違反に対して抵抗し、憲法の実施を確保するために努力することをいうが、両者のあいだに根本的なちがいがあるわけではない。 憲法の改正を行うこと、また、それをとなえることは、もちろん、「憲法を尊重し擁護する義務」に反することはない。しかし、憲法の規定を、その定める手続以外の方法で変えること、または、それをとなえることは、その義務に違反する。
宮澤俊義著・芦部信喜補訂『全訂 日本国憲法』(日本評論社、1978年)p.820
〔引用終り〕

安倍晋三内閣による答弁書(2017年5月16日) - 参議院公式サイト
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/s …
〔引用開始〕
政府としては、憲法第九十九条は、日本国憲法が最高法規であることに鑑み、国務大臣その他の公務員は、憲法の規定を遵守するとともに、その完全な実施に努力しなければならない趣旨を定めたものであって、憲法の定める改正手続による憲法改正について検討し、あるいは主張することを禁止する趣旨のものではないと考えている。
〔引用終り〕

天皇陛下の記者会見(2013年12月18日) - 宮内庁公式サイト
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/kaiken/kaik …
〔引用開始〕
天皇陛下
日本国憲法には「天皇は,この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ,国政に関する権能を有しない。」と規定されています。この条項を遵守することを念頭において,私は天皇としての活動を律しています。〔中略〕
今後とも憲法を遵守する立場に立って,事に当たっていくつもりです。
〔引用終り〕

以上を踏まえてご質問への回答ですが、前回も述べたように天皇は政治的無能力者なので、高御座などで趣向をこらすのも有りだと思います。天皇自体がお飾りだから、高御座のようなお飾りと相性がいいでしょう。デコラティブ(装飾的)な大道具(天蓋付きの椅子)ですよね。
ただし、物事はバランスが大切ですから、「天皇は日本国のオーナー」なんて妄信する人が増えてバランスが崩れてきたら、高御座などに対しても警戒が必要になるでしょう。その点はご質問者に同意です。
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>こんなもので飾り立てなくてはいけない理由がわかりません。



日本の象徴がみすぼらしい状態だと、日本自体の権威とか威信が下がらんか? 単純に国家としてのプライドの話なんだけど。
ま、あんたが日本の権威とか威信を低下させようと考えている不逞な輩なら、目的通りなんだけど。
大統領就任式を駅のトイレでやってもいいよねとか、国家勲章の授与式をどっかの商店街でやろうと言っているのに等しい。

>大学に対する国の予算が毎年削られ続け、教員が常に生活の心配に追われ
>論文をロクに書かない書く余裕がない。

即位式にかける予算を全部大学の学究予算に振り向けると、教員の生活に余裕が生まれ、論文の質が上がる? あまりに観念的な幼稚なイメージ操作。普段、「アベガー」が口癖なんじゃないのと疑ってしまうw 生活の心配っていう心労で論文が書けないなんて、それを言い訳にしているか、普段から研究テーマが無いとかそんなもんじゃね? っていうか、そんな嘘とかプロパガンダを信じちゃうって、質問者はまともな研究論文を書いたことが無いんでしょうね。

>改革開放40年くらいの中国やシンガポール・香港にも抜かれ
>日本は東大が世界42位にやっと入った程度。

予算をアサインするとランクが上がる? 何か方向性を実現するには予算はいるけど、基本的には、天才を招く環境、天才が行きたい環境、天才を輩出する環境ってことだけで、予算よりも大学法人の方向性見失いの方が大きいと思うけどね。あとは、文科省から「勝手にベクトル決めるな」とか「先鋭化は許さん、遍く標準的な方針・方向で」なんて指示を受けてるんじゃないの、って気がする。

>そんな時、天皇陛下だけがトラック8台分にもなる 高御座 に座って
>見栄を切っても、斜陽のイギリスを追って居る様には見えませんでしょうか。

多分、物量は相当削減している。大抵のものには付属物品とか緊急代替品いうのがあって、主役の装備×4倍ぐらいの総量は普通。高御座は液状じゃないんで、トラック8台分って言っても、例えば4t×8=16tとはならない。

>隣の中国でさえ日本を見習おうとしたのは王毅外相世代まで、後進の中国にさえ
>日本を見捨てて、見習うは欧米だと目が向いている。

随分と中国様ラヴみたいだけど、国事行為は国自身のプライドだから、中国様の評価とかはそもそも関係ない。っていうか共産圏の外相って外務報道窓口でしかないってことをご存じないのではないか。
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><日本国のオーナーというのは、戦前のはなしを戦後につじつまの


合うようにしたからに他なりません。>
会社で言えば、戦後は代表権を無くした名誉会長です。
オーナーではありません。

旧憲法では、第一条 大日本帝国は万世一系の天皇之を統治すとなっており、また現憲法では、第1条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。と記載されています。 

では「統治権」とはなにかといえば、日本でシラス「皇孫就(すめみまゆ)きて治(しら)せ」(天壌無窮の神勅)です。なぜなら、天皇を中心に政治的権力を持つものが政治を行うことになり、天皇の名で行うことになります。今では、内閣総理大臣の任命や最高裁判所の長たる裁判官の任命などが当たります。直接的な政治権力があるかではなく、国家の代表としてあるいは象徴でも意味としては同じですが、天皇が統治をしていることになります。しかしヨーロッパの主権概念から日本を考えるのではなく、日本の歴史、伝統、文化から日本を考えることが必要になります。

結論として、日本で統治権とは、上のようにシラスになります。主権とは違います。 したがって、天皇が日本国のオーナーということは、現憲法下でも齟齬は置きません。

天皇の国事行為は日本国憲法に定められており、国会を開くのも法案が成立するのも、内閣総理大臣の指名も、また各国務大臣の氏名も、最高裁判所の長たる裁判官の任命も、衆議院の解散も・・その他多数・、すべて天皇の国事行為です。 仮に天皇が暴走した場合は、これらの機能は機能しなくなります。 仮に「天皇の暴走」が起きたばあい、これを天皇の精神疾患として、摂政(天皇の臨時代行、皇室典範に摂政の順位が規定)をおくにしたところで、皇室会議を開き、この構成員には皇族2名が含まれます。 極めて非現実的ではありますが、その皇族2名が、皇室会議を開くことに同意しなかった場合には、そもそも皇室典範による、摂政を置くための皇室会議を開くことはできず、これは摂政を置くことはできないことを意味します。 このような事態になれば、国の機能は停止したままとなり、日本国政府は「何もできない状態」に陥ります。

これでも、天皇が日本国のオーナーではないと言えるでしょうか。 また、憲法も天皇とほかの皇族とは根底から身分上の違いがあります。摂政は、天皇の臨時代行でしかすぎず、身分上天皇ではありません。

現実は起こりにくいことですが、ナチス当時のヒットラー総統のような人間が、天皇だったとしたらどうでしょうか。 ちなみに、諸説ありますが、ヒットラーは当時の正当な選挙で選ばれた政治家です。 ヒットラー総統は非合法な仕組みで選ばれたわけではなく、公正な法律の枠組みのなかで選ばれましたが、誰もが知ってのとおり「最悪の独裁者」でした。

><天皇や皇族の方がたいへんお気の毒のように思います。 現憲法があるかぎり、天皇皇族は、何も発言権がありません。 生涯公務員とさえ、自由もなんらありません。

・・・ですが、もうすこし、考えられて現憲法を改正し、天皇および皇族を自由にさせてあげてほしく思います。 皇太子殿下、秋・・・にしても、将来天皇になることが半ば強制的に決まっており、なんら意見をいうことも許されていません。>
 
 バカ天皇が出てきて、トランプ以上の発言することも考えられます。
廃止するか断絶する方向でお願いします。

あなたが国会議員になり、政党を築き、そのあなたの政党が、参議院ならびに衆議院で三分の二以上の多数を占めれば、あなた率いる内閣は、憲法改正を発議し、国民に真を問うことができます。 その国民投票で国民の半数以上が賛成票を投じれば、日本国憲法は改正できますから、ぜひ政治にご参加ください。 しかし、日本国の象徴である天皇を書かれたような罵倒するような発言は、日本国民に対する無礼な発言です(日本国憲法:天皇は国民統合の象徴)

><(日本国憲法から)
第96条 この憲法の改正は、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会が、・・・・の承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。>

 安倍政権は、当初これを1/2に改めようとしました。
憲法を普通の法律にしようと云う事です。
なので、人柄は信用できません。

日本国憲法に記載されていることは、いくら内閣総理大臣といえども、順守するしかありません。すなわち、内閣総理大臣の一存で、改憲発動は不可能です。

>なにっ ?  
ハリスが軍備を背景にして日米修好通商条約の締結を強要だって。
「アヘン戦争に勝ったイギリスも来るぞ」と威嚇。

 諸藩は反対するか及び腰、朝廷も公家突き上げでこれに拒否反応。 
どうするか、国内をまとめようにもこれでは纏まる訳が無い。
(以下省略)

わたしは幕末当時のハリス(米国の外交官)のことは一切触れていません。 ただ、この時期は、日本はとても弱い立場でした。 江戸幕府は、なんら有効な対策もできないし、武器にしたところで、英米に著しく劣るものでした。 当時、イギリス政府が激怒したのは、生麦事件です。 これは、とうじ薩摩藩が江戸から下る大名行列で生麦村にさしかかったとき、来日にしていたイギリス人4名が乗馬で楽しんでいたところを、薩摩藩の大名義烈が(土下座して道を開けないので)無礼打ち(刀で殺害)したものです。これに激怒したイギリス政府は、犯人の処罰及び賠償金2万5千ポンドを要求することを幕府に通告しました。 これに怒った薩摩藩はイギリス海軍と戦闘となり、兵器軍事力から、薩摩藩は甚大な被害を受けます。 けっきよく、薩摩藩は幕府から借財し賠償金2万5千ポンドに相当する6万300両をイギリス側に支払いました。 これが当時の経緯です。

>皇居には幾らも椅子は有るのですから、高御座は要らない。
適当なもの無ければ、拙宅のパイプ椅子でもお貸しいたします。

それは、いっこうにかまいませんが、日本国の名を卑しめることになりますが(天皇は最初に書いたように日本国民統合の象徴であり、象徴という地位を卑しめることになりますが)、書かれるほど嫌なのであれば、ご自身で野党を動かすなど、尽力されることをお勧めします。
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