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心理学 瞑想と二重過程モデルについて

瞑想を二重過程モデルで考えたとき、諸概念は以下のように対応しますか。

気づき、サティ:システム2の思考
マントラ:システム2に制御されたシステム1の思考
自動思考、妄想:システム2に制御されていないシステム1の思考

よろしくお願いします。
拙文失礼しました。

A 回答 (1件)

wikiには、次のように説明されています。


> 瞑想(めいそう、英:Meditation)とは、心を静めて神に祈ったり、何かに心を集中させること、心を静めて無心になること、目を閉じて深く静かに思いをめぐらすことである。
精神科医の安藤治は、現代的視点から瞑想研究を紹介する『瞑想の精神医学』で、「伝統的により高度な意識状態あるいはより高度な健康とされる状態を引き出すため、精神的プロセスを整えることを目的とする注意の意識的訓練のことであるが、現代においてはリラクセーションを目的としたり、ある種の心理的治療を目的として行われることもある。」と定義している。 <
ここでは、目的はともかく、意識訓練の一種として「瞑想」は想定されていて、その結果で生じること、生じないことについては、「問題の外」とされているようです。
同じく、瞑想についてのwiki引用
> 瞑想は欧米で補完・代替医療としても注目され、研究が行われてきた。初期の研究は、超越瞑想の普及を目指すマハリシ財団旗下の大学で超越瞑想を対象に行われたものが多い。これはヒンドゥー教に由来する瞑想法で、支持者は自己啓発法やリラックス法として科学的に効果が証明されていると主張し普及を行っている。支持者は他の瞑想法と異なり心を集中させることはないとしており、研究者は「マントラ(静かに復唱する単語、音、または語句)を用いて心に入り込む雑念を追い払う」と説明している。 < 
ここでは、マントラは、瞑想の具体的手法・瞑想の過程でなされる行為の一種と理解されているようです。いわば、呪言・咒・ヒーリング用おまじない・瞑目・香華・fサウンド・姿勢・趺坐・呼吸法のようなものの類いなのでしょう。

これらによれば、瞑想や瞑想法は、認知や認知過程を述べているのではないので、認知の仕方・認知システムに関する議論を当て嵌めるのは、見当違いなように思います。
睡眠中に夢を見たりしますが、(夢をみない睡眠も、少なくとも、短時間の睡眠なら確実にあります)その夢には、突発的、支離滅裂、荒唐無稽なこともあり、何かの推論やロジカルな検討の過程で仮定として浮かべたとも言えないようなものが結構あります。それにしても、何かしらの記憶が利用されて夢になっているのですから、いかに荒唐無稽で支離滅裂で唐突であったにしても、これをシステム1に属するということは言えると思います。
そうであれば、瞑想中に夢想にならず何かがひらめいてアイデアがでたり、ちんちくりんな発想が生まれたとすれば、そのアイデアの出現や発想は有効・無効にかかわらず、システム1の分類になるでしょう。 しかし、それは、瞑想中に生じたとしても、瞑想にシステム1の認知があるというのではないです。睡眠中、雑談中、運動中、トイレの最中でも起きうることで、瞑想はただの行為の方法でしかないです。
システム2は、言語的思考や計算などを使っておこなうより精緻なロジカルな処理過程という分類なので、思考中にひょっと気づいたようなことはシステム2の分類ではなく、システム1の分類になると思います。 条件や手法の組み合わせをいろいろ検討している途上で、「この組み合わせもあった!」「このやり方はあの場合にも適用できそうだ!」というのであれば、システム2の中に入ると思います。 
ある状況下では即時即応ほぼ自動的、ヒューリスティックスになされる認知ならば、システム1なのでしょうが、飯を食べる、酒を飲むとき、シャツを脱ぐ、自動車運転するときの反応動作、文字を書く、読む、キーボードやスイッチを操作するようなのは、認知や判断・思考・評価とは別なので、システム1にもならないのだと思います。
瞑想をシステム3だというようなひともいるのですが、それはどうかなと思います。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A3 …
今という瞬間に完全に注意を集中する・気づきの瞑想といっても、あくまで、瞑想のやり方の勧めでしかないです。
瞑想の中に、思考や認知、感得があるわけではなく、瞑想をした結果として、良いことがあるというだけのことだと思います。
抗がん剤やガンの摘出手術は、結果としてガンを治す効果をもたらしますが、ガンの治癒の状態や進展などの理解ととガンの治療法の理解とをごちゃごちゃにしてはいけないと思います。
システム1、システム2というのは、認知や判断のプロセスについての分類なのだと思います。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。
私には理解が及ばない点がいくつかあったので、恐縮ながら、続けて質問させてください。もしよろしければ御回答いただければ幸いです。



「ガンの治癒の状態とガンの治療法の理解とをごちゃごちゃにしてはいけない」という主張がよくわかりませんでした。

「ガンの治癒には段階A→B→Cがあるが、治療法Xは、段階Cで作用しているのではないか」と考察することは自然なことのように思われます。

例えば、深呼吸は古くからあるリラックス法ですが、それを脳科学では、セロトニンの分泌として解釈します。瞑想を二重過程モデルで解釈することもそれと同じことのように思われます。

お礼日時:2018/11/26 18:43

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