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統合失調症は120人に1人発症しますが、遺伝が強く関係していて、それだけ身内に統合失調症患者さんが居るってことでしょうか?

A 回答 (2件)

統合失調症発症原因になる遺伝子は解明されていませんが、


複数の遺伝子などが影響されているのではないかと言われています。

108の遺伝子があるとして、それぞれ一つずつ持っている分には統合失調症ではないが
この108個の遺伝子が全てそろうと統合失調症になるというようなものだと思います。

統合失調症の患者の割合はどの時代もほぼ変わらない割合いたのですが、

現在は、栄養状態や寿命が延びた事などにより人口が多様化し増えたことで、
因子を持った方、108個の統合失調症の関連遺伝子を何等か持っている人は
かなりの人になるのではないでしょうか?


統合失調症のなりやすさは親から子へと伝わっていきます。
したがって、親が統合失調症であると、子どもも統合失調症になる危険率は確かに上昇します。
両親のどちらかが統合失調症の場合、子供が統合失調症になる危険率は約6倍になるとされます。
ここで6倍というと、とても大変な数字のように思われるかもしれません。

しかし統合失調症の一般での発病率は1%弱ですから、親が統合失調症でも94%の人は
統合失調症を発病するわけではありません。発病率はあくまでも比率であることを銘記してください。

一卵性双生児の場合、遺伝子はほぼ同一です。一卵性双生児の一方が統合失調症である場合、
もう一方が同じ病気である率は50%であるといわれています。

遺伝子が同じであると発病率はかなり高くはなりますが、100%ではないことをみると、
個人差や環境要因も発病に関連していることを示しています。

また、きょうだいだと生育環境も同じになるので、同じ病気になりやすいのではないかと
考える人がいるかもしれません。しかし、生後直ちに別々の家庭で育てられた
一卵性双生児の研究(養子研究)でも、同じくらいの発病率が報告されていますので、
やはりすべてを環境要因のせいにはできません。

また、環境要因にしても、これが決定的な発病要因となるというものは見つかっていません。
むかし悲惨な母子関係が統合失調症の子どもを作るという説がありましたが、
これは現在では否定されています。また、ここでいう環境因子というのは、
遺伝的な因子以外のすべてを指しています。

したがって、その人の住む地域環境、家庭内環境、友人関係、経済的状況、
教育歴などにとどまらず、その人が生まれる前の母胎の状況、
かかったことのある病気なども含まれています

ページ最下部に添付した画像は家系の誰かが統合失調症の場合、
本人が統合失調症を発症する危険率を示したものです。
たとえば、本人のいとこが統合失調症であると、
本人が統合失調症を発症する割合が2%と推測されます。
統合失調症の一般での発症率は1%弱です。

進化論の見地からみる統合失調症
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsbpjjpp/23 …

統合失調症の現在 進化論に注目して
https://journal.jspn.or.jp/jspn/openpdf/11100303 …

統合失調症に関連していた除夜の鐘と同じ数の遺伝子
http://blog.livedoor.jp/beziehungswahn/archives/ …

5つの重大精神疾患に共通する遺伝的リスク因子を特定/Lancet
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/33920
「統合失調症遺伝」の回答画像1
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朱に交われば赤くなるなどはその言葉が出来た時代の事で今は自己のパーソナルをしんじてく流れカナと。

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