「これはヤバかったな」という遅刻エピソード

燃焼の勉強をしています。

厚さ230mmの耐火レンガの炉壁がある。

熱伝導率は0.93および0.12W/(m・K)であり、耐火レンガの炉内壁面の温度が1000℃、断熱れんがとの境界面の温度が700℃である。

また炉壁外側と大気との間の熱伝達係数は17.45W/(m2・K)で大気温度は50℃である。

この断熱レンガの厚さと外壁面の温度を求めよ

この計算過程と考え方がわかりません、ご教示いただけませんか?

A 回答 (1件)

>熱伝導率は0.93および0.12W/(m・K)であり



どちらかが「耐火レンガ」で、他方が「断熱レンガ」のものですか?
前者(0.93)が「耐火レンガ」で、後者(0.12)が「断熱レンガ」と解釈します。

耐火レンガの厚さが 0.23 m、内面温度が 1000℃、外面温度(断熱レンガとの境界面)が 700℃なので、温度勾配は
 (1000 - 700) [K] / 0.23 [m] = 1304 [K/m]    ①

従って、単位面積当たりの熱流束(熱流束密度)は
 0.93 [W/(m・K)] * 1304 [K/m] ≒ 1213 [W/m^2]    ②

この熱流速密度が断熱レンガ表面から 50℃ の大気に流れているので、断熱レンガ表面温度 T は
 17.45 [W/(m^2・K)] * (T - 50) [K] = 1213 [W/m^2]
→ T - 50 ≒ 70
→ T ≒ 120 [℃]

ということは、断熱レンガの両端の温度差は
 700 - 120 = 580 [K]
断熱レンガの厚さを L [m] とすると、温度勾配は
 580/L [K/m]
これが②の熱流束密度を通過させるので熱伝導率が 0.12 [W/(m・K)] であるとして
 580/L [K/m] * 0.12 [W/(m・K)] = 1213 [W/m^2]
より
 L ≒ 0.05737・・・ [m] ≒ 57 [mm]

断熱レンガの両端の温度差が 580 [K] と分かれば、温度差と熱伝導率の比から
 L = 230 [mm] * [580/300] * [0.12/0.93] = 57.37・・・ ≒ 57 [mm]
と計算することもできます。
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