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TVアニメ「サイコパス」の世界観と新自由主義経済によるモラル退廃の国家崩壊の可能性について質問です。

TVアニメ「サイコパス」の世界観は、新自由主義が齎した負の側面というか、負の側面が露わとなった設定である。
西暦、2020年頃から始まった新自由主義経済の歪みによる貧富の差の拡大から、世界的な倫理道徳感の崩壊を招き、紛争・犯罪の激化による政情不安のため政府や国の崩壊が起こったという設定になっているそうだが、ここで質問です。
今、アメリカ合衆国やイギリス、フランスでも反グローバル主義や自国第一主義、アンチ・エスタブリッシュ(「反既成政治」「反既得権層」)を掲げる政治家や運動が起きている。
この背景にあるのは、新自由主義による貧富の格差やグローバル化による異常な市場原理、移民の流入によって、国が疲弊しきっていることが、それらの不満が爆発している。
では、今後の世界は、「サイコパス」の世界観のように、新自由主義の歪みによって、国が崩壊が起きてもおかしくないような、瀬戸際状態なのでしょうか?

「新自由主義経済によるモラル退廃の国家崩壊」の質問画像

A 回答 (2件)

そのアニメは見ていませんので、どんな程度で物語に盛り込んでいるのか知りませんが、新自由主義と同じような経済システムは歴史上繰り返されています。



例えば、世界大恐慌前のアメリカは新自由主義経済と全く同じ形態でした。
最初のグローバル化が進んでいた時代でもあったのが1900年台前半でした。そして1929年にアメリカのバブル崩壊が起こり、加えてその後に自由放任の経済政策を続けられました。結果、アメリカ経済は恐慌に陥り、それは世界中に広がって結果、世界恐慌になりました。

あるいは共産主義革命が叫ばれるそれ以前、やはり新自由主義者が唱えるような経済システムとなっておりバブル景気と恐慌を繰り返して貴族だけが利得を得る経済システムになっていました。マルクス主義が多くの人に支持されたのも、自由放任の経済システムへの抵抗運動として拡大したようなものです。

またヒットラー誕生以前のドイツの取り巻く環境も同じような状態でした。ヒットラーが出てこなければドイツ人はずっと奴隷状態に置かれていたかもしれません。ヒットラーの台頭は、それ以前の経済システムがドイツ国民を窮地に追いやっていたからです。

現代でも南米などは新自由主義経済がアメリカの圧力であからさまに推進され、その結果致命的に経済は崩壊状態になり、最終的にはsの反動として超強権的な左翼政権が誕生する結果となっています。
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そのアニメについては全然知りませんが、質問文に書かれている通りならばなんとも勉強不足で残念な設定です。



第一に、「新自由主義経済の歪みによる貧富の差の拡大」なら既に十分顕在化している、なぜ2020年という未来から始まる設定にしているのか、意味がわかりません。

第二に、いったいどこの「世界」を指してるんだろうねということです。

移民流入による治安悪化は既にヨーロッパで起こっていることですが、その原因は新自由主義じゃなくてEUの理想主義、人道主義を強引に推し進めた結果です。「庇を貸して母屋を取られる」を地で行く展開です。隠れた理由として少子化による労働力不足を移民で補おうとした、その意味ではモラル退廃と言えなくもないですが。

アメリカは全然状況違う。最初から移民でできている国だからです。でも低スキルの人間はもう要らないと2000年頃から規制をかけてきている。

他の国々ではどうか。途上国では移民流入問題自体がない。移民を出す側だからです。移民流入を「これから」の問題として捉えているのは日本だけでしょう。

正直、日本の典型的「庶民」、政治経済に疎い人が考えそうな設定だなと思います。新自由主義、移民、格差拡大、よく悪者にされるものだからです。
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