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皇族の敬称について質問です。

1.新聞、週刊誌、雑誌には「皇太子さま」とか、「○○宮さま」というように書いてありますが、なぜ「様」という漢字を使わずに「さま」なんでしょうか?

2.天皇、皇后はともに「陛下」ですが、「皇后さま」とは書いたり言ったりしますが、「天皇さま」と言わないのはなぜですか?

A 回答 (2件)

 皇族の敬称は皇室典範という法律で



   第23条 天皇、皇后、太皇太后及び皇太后の敬称は、陛下とする。
   2 前項の皇族以外の皇族の敬称は、殿下とする。

と定められています(むろんこれは公文書における定めであってそれ以外に強制的に及ぼされるものではありませんが、かしこきあたりのことなのでだいたいどこでも踏襲されているようです)。ですから正式には九歳の佳子さんでも「秋篠宮佳子内親王殿下」です。これからゆけば新聞社の表記は誤用ということになりますが、「さま」はよく使われるようです。
 仮名にひらくのは新聞社の表記基準で定められているためでしょう。「さん」とのつりあいの問題もあると思います。「君」「氏」のように漢語の敬称は漢字、和語の敬称は仮名にしているのではないでしょうか。
 天皇さま、がないのは、はっきりいって慣習です。昔は新聞社では誤植がないように「天皇陛下」という四字でひとつの活字を使っていたくらいなので、「天皇」とくれば「陛下」というのが刷りこまれているためでしょう。「皇后」までは「ひらかれた皇室」であってもいいけれど、「天皇」まで「ひらかれた=威厳のない皇室」というのはちょっと……という思惑もあるのかもしれません。
 ちなみにいうと、皇族に対する「さま」は美智子さんの結婚以来増えたようです。彼女に対する国民の親近感と、しかし皇族としての身分に対する敬意をともにあらわす語として、「殿下」ではなく「さま」が使われはじめたのが、ほかの皇族にも波及したようです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます

お礼日時:2004/12/20 22:45

まず、様という漢字を用いないのは、表現が軟らかく感じるためだと思います。

これは接客技術の研修で聴きました。

次に、陛下という名称についてですが、『さん』『さま』でも間違いではありません。

もともと日本では目上の人を呼ぶときに、居場所を指すことが多いのです。お城の奥にいるから『奥さま』、殿様の別名は『お屋形(館)さま』、幕府の将軍なら『御所さま』というふうに。天皇陛下の陛下とは、イスの下を指しています。殿下も天皇のいる宮殿の下を指しているのでしょう。

『奥さま』『お屋形さま』『御所さま』を例題とすれば『陛下さま』でも間違いではないのですが、慣習として『さま』をつけないのでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます

お礼日時:2004/12/20 22:45

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