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日本では……
・「メルケル」「ムン・ジェイン」など、欧米と韓国の名前は現地語で発音
・「しゅうきんぺい」など、中国の名前は日本語で発音
……が一般的だとですが、他の国ではどうなんでしょうか?
現地語か自国語か。

特に、欧米内でアルファベットを使う国々の間、また中国での日本名の発音が気になります。

質問者からの補足コメント

  • 4行目に誤字ありました。すみません。
    誤「一般的だとですが」
    正「一般的ですが」

      補足日時:2019/10/09 13:23

A 回答 (11件中1~10件)

なんか錯綜しているような・・・



いくつか分けて書きます。

・漢字語圏
日本・中国・台湾などの漢字を公用語に使っている国は、漢字そのままで現地の発音で読みます。
だから習近平はシュウキンペイ、になり安倍晋三はアンベィ チン サン と中国式の発音になります。

地名はちょっと特殊で「一般的に知られていないモノは自国語読み、有名なら原語発音」でたとえば大連はダイレンと日本語読みになるのに、北京や上海は原語の発音に近くなり、ペキン・シャンハイになります。中国でも東京は知られているので原語発音のトウキョウですが、仙台は中国の自国語読みでシィェン タァィになります。

・韓国・北朝鮮
漢字文化圏でありながら、ハングルしか使わない朝鮮系の国は「漢字を翻訳できれば自国語読み、しかし日本では原語発音」です。たとえば草彅剛は漢字を朝鮮語発音できるのでチョナンカンとなりますが、一般の人が現地に行っても漢字を読める人がほとんどいないので、鈴木さんは「スズキ」と発音されます。
 しかし、日本と朝鮮には不幸な歴史があるので「朝鮮の人々のプライドを守る(文化侵略はしない)」という考え方から、韓国・北朝鮮の名前や地名は日本でも原語発音になります。だから金正恩はキムジョンウンだし、平壌はピョンヤンなのです。(ソウルは漢字が無いのでソウルのまま)

・東南アジアなど「公用語がラテン文字を使わない国」
(その1)
どちらの国もラテン文字を使わない場合は(漢字文化圏を除いて)「一旦ラテン文字化(ローマ字化)したものを英語発音で読む」のが普通です。このようなやり方をラテン字転写またはローマニゼーション:romanizationと呼びます。
 たとえば鈴木さんはラテン字転写(ローマ字化)してSUZUKIになり、これを現地の発音で読むわけです。たとえばタイ人だと、す(SU)とず(ZU)の区別ができない(タイ語の発音には区別が無い)ので、スズキは「ズズキ」だったり「ススキ」だったりします。ただ、これだとスズキさんとススキさんの区別がつかないので、実際にはタイ語表記でなるべく実態の発音に近いものを作り、それで区別されることになります。

 逆にタイ語にも日本語のローマ字変換のような規則があり、それに従って変換され、その発音に従って表記されます。ただしこれもラテン文字を日本語に変換するとかなり原語発音からかけ離れてしまうので、実際に日本に来ている人なら、発音を聞いてそれを日本語で書くことになりますが、国際試合などだとローマ字表記だけが頼りになります。

どれぐらい乖離するかというと、たとえば「アテネオリンピック、ボクシング金メダリストのマナッ・ブンヂャムノング選手」なら、ローマ字化するとManus Boonjumnongになり、オリンピックなどの国際試合ではこの表記になったうえで、アナウンサーなどはこの発音に沿った形で発音します。

(その2)
もっとややこしいのがキリル文字です。さらに阿鼻叫喚なのがモンゴル語
ロシア語などのキリル文字は対応するラテン文字が決まっていて、たとえばプーチン大統領はキリル文字でПутин、これをラテン文字に変換するとPutinになります。発音もほぼ同じですが、英語とロシア語の発音が全く同じではありません。

で、モンゴル語はラテン文字を使っていない国なので、先ほどの東南アジア的なやり方になるのですが、モンゴルはソ連の文化圏にあるので、元々モンゴル文字とキリル文字の両方を使っていました。
 そのためモンゴル人の名前やモンゴルの地名にはキリル文字が当てはめてあり、ラテン文字化する時はキリル文字をラテン文字に変換していたのです。
 しかしソ連が崩壊したため、近年はモンゴル語からそのままラテン文字転写する方法ができ、それを使うとキリル文字からの転写とは違う発音になってしまう、という問題が出てきています。
 すごくややこしいのです。(

日本の場合、明治時代からの付き合いで、かなりの文字はカタカナになっているので、あまり関係ないのですが、それはそれで世界的に利用されている発音とかけ離れているので、メンドクサイです。(たとえばモンゴルの首都ウランバートルはラテン語表記でUlaanbaatar、英語読みだとオラーンバータルが近い発音です)

・ラテン文字同士の国
基本は「スペルはそのままにして、発音は自国語で読む」です。だからショパンは母国のポーランド語のスペルはChopinで「ショーペン」、「ショパン」と発音するのはフランス語風、英語だと同じスペルのまま発音が「チョピン」になります。
このように、スペルだけ同じで各国の発音の原則に従うのがラテン文字を使う国の原則です。

ただ、めんどくさいのは「キリスト教の聖者由来の名前」などです。これらは長い歴史の中でちょっとずつ現地語化されて、同じ名前(元はおなじ聖者を指す)のにスペルが違うのです。
たとえばマイケルは英:マイケル/Michael・仏:ミシェル/michel・独:ミヒャエル/Michael・西:ミゲール/Miguelになります。ビートルズの楽曲「ミッシェル」はMichelleで、フランス語のmichelだと英語ではミッシェルとは発音しないのです。

で、さらにややこしいのがこれが「個人の名前なのか?大天使ミカエルなのか?」でちがってくることです。

たとえばアメリカのMichael Jacksonなら世界中どこでも「マイケル・ジャクソン」で通りますが、普通のアメリカ人で「Michael ○○」ならドイツではミヒャエル・○○、フランス語ならミシャール・○○のような形に変わります
さらにこれが大天使ミカエルのことになると、たとえば本の翻訳ならその言語で書かれた聖書のスペルに変える必要があり、その国の原語発音で呼ばれることになります。

でもホテルなどだと個人の発音そのまま呼ぶのが礼儀なので、スペルが同じで国によって発音が違うのは全部覚えている必要があるわけです

なので、有名な話にミラ・ジョボビッチの話があります。彼女は元々ウクライナ出身で、本名はキリル文字がオリジナルな表記(ウクライナ語: Мілла Йовович)、これをラテン文字変換するとMila Jovović、でもこれだとアメリカで「ヨボビッチ」と発音してもらえないので、アメリカで登録した名前はMilla Jovovich(hが追加された)、ところが本人はアメリカ発音でJを「ジョボビッチ」と発音されるのが嫌だったらしく、バイオハサードの特典映像には「ヨボビッチが正しいのよ」と訂正しているのです。でもJovovichはアメリカでは「ジョボビッチ」なので、本人も諦めたようです。

もちろん日本人も例外ではなく、たとえばフランスは途中のHを発音しないので、TAKAHASHIさんは「タカアシ」になってしまいます。

ということで、これ以外にもアラビア文字になったらとか、キリル文字の場合、とかいろいろあるのですが、とにかく外国人の名前を違う国で発音するのはむちゃくちゃ難しい問題だ、ということです。
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この回答へのお礼

事細かに東南アジア・モンゴルなど痒いところまで世界的に教えてくださり、勉強になりました。
想像以上に難しい事情だということが分かりました。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2019/10/10 08:45

アルファベット圏では昔は自国語で読んでました。



https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83% …

例えば昔の欧州の王様の名前で(それぞれの語形の綴りもありますが)
フランス語でシャルル、ドイツ語でカール、英語でチャールズ
というのが良く言われる例です。

最近はどこの国も相手国の読み方を尊重するようになってきてます。

こちらはpdfです。注意。
https://www.google.com/url?sa=t&source=web&rct=j …

昔NHKや新聞社での確認内容で、中国の地名、人名は基本日本語読みにするが、
現地読みが浸透しているものはそのまま現地読みにしましょうとか、
相互主義で、日本は日本語読みをします。中国は中国読みでいいです。
今後は世界情勢によって考えましょう。
というようなことが書いてあります。
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この回答へのお礼

pdfの方も読ませていただきました。
同じ漢字文化圏だからということもありますが、中国一カ国だけでも複雑ですね。
ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2019/10/10 08:35

機械翻訳のサイトで翻訳元の方に現地の表記で名前を入力し、入力欄の近くにあるスピーカーボタンを押すと読み上げてくれます。


結構いいせん行ってる感じのことが多いです。

https://translate.google.co.jp/
http://www.bing.com/translator

参考まで。
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この回答へのお礼

ちゃんと正しいのか一抹の不安がないわけではないですが、そんな裏技もありましたか。
ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2019/10/09 13:21

No.1 です。



わたしの知るかぎり、英語で人名だから英語読み、地名だから現地語読み、
ということはありません。
首都のパリはパリス、ローマはローム、モスクワはモスコーと英語読みです。
昔から知られている人名、地名は英語読みされるような気がします。
今だと現地中継などで現地語を聞く機会も多く、
現地語をそのまま使う場合が多いのではないでしょうか。

なお、日本語での北京/ペキンは
>中国南部の方言の唐音に由来する歴史的な読み方である。

北京に関しては、英語のほうが現地語に近い音になっています。
これは日本には漢字があってそのまま読めるし、昔から交流があるのとはちがい、
英語は漢字がなくそのままでは読めず、アルファベットで表記するしかないから、
逆に現地音に近くなるのではないかと思います。
ウィキペディアのページには音声ファイルが付いているのでご確認ください。

>中国の共通語である普通話では、 Běijīngと発音し、
>カタカナに転記すると「ペイチン」。
>英語ではBeijingと表記し、 [beɪˈdʒɪŋ]「ベイジン」と発音している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E4%BA%AC …
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この回答へのお礼

また詳細な回答ありがとうございます。

>英語で人名だから英語読み、地名だから現地語読み、ということはありません。
日本でも、重慶・大連など日本語読みの中国地名も多いですし、チャン・ツィイーのように現地読みの中国人もいますしね。

>日本語での北京/ペキンは
>>中国南部の方言の唐音に由来する歴史的な読み方である。
>北京に関しては、英語のほうが現地語に近い音になっています。
英語の方が正しい発音とは聞いたことありますが、ペキンはただの日本訛りかと思ってました。

お礼日時:2019/10/09 13:20

No.1 です。



シャンゼリゼは日本でいえば、東京の銀座通り、ニューヨークなら五番街のような通り。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3 …
https://en.wikipedia.org/wiki/Champs-%C3%89lys%C …

トランプは中国では二通りの表記を使っています。
Tèlǎngpǔ (特朗普) and Chuānpǔ (川普)
https://www.whatsonweibo.com/trump-two-different …
2:31と3:06あたりで中国人がTèlǎngpǔ (特朗普)と言っています。


こちらはChuānpǔ (川普)と言っているのか、まったく聞き取れません。
https://www.youtube.com/watch?v=IwEaHQUP9Vw
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この回答へのお礼

二度の回答ありがとうございます。
川普は聞き取れないですが、アルファベットの字面を見る限り英語に近づけた読み方ですね。

>シャンゼリゼは日本でいえば、東京の銀座通り、ニューヨークなら五番街のような通り。
すみません、私の「シャンゼリゼは、日本でいうところの北京……」というのに言葉が足りなすぎました。
私が言いたかった内容を改めて言うと……
「英語圏では人名を自国語読みだけど、シャンゼリゼは現地語ですか。日本で言えば、習近平は自国語読みするけど、北京は現地語で、というようなものでしょうか。」
……ということです。
紛らわしくてすみません。

お礼日時:2019/10/09 09:03

基本的にラテン文字文化圏はラテン文字で書かれた現地語綴りを自国語読みします。


著名な外国地名や頻出語については自国綴りがある場合もあります。
戦争の歴史とも関連がありそうです。

漢字文化圏では、ラテン文字文化圏と同様に、漢字で書かれた現地語綴りを自国語読みするのが基本です。
蒋介石はチャンカイシェックではなく「しょうかいせき」、金大中はキムテジュン(デジュン)ではなく「きんだいちゅう」のように。
逆もまたしかりで、織田信長など歴史上人物も中国ではその中国語読みになっています。
しかし、韓国の地名や人名、台湾や中国の地名については現地語読みに近い音訳をするようになっていますね(日本語読みでも言うこともあるけど)
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この回答へのお礼

現地語読みが増える日本がちょっと特殊なんですかね。
ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2019/10/09 08:36

フランス語の例。

0:10あたりでマクロン大統領が安倍首相のフルネーム「premier ministre Sinzo Abe」と言っています。安倍さんの名前は比較的フランス語で発音しやすいので、そのままです。


アナウンサーが0:04あたりでサッカー選手酒井宏樹をフルネーム「Hiroki Sakai」と言っています。フランス語にHの音は無いので、「イロキサカイ」風になっていると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=SY8fjSnguAU

基本はアルファベットのまま読むのですが、フランス語独特なアクセントになっていると思います。
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この回答へのお礼

発音の仕方がどうのこうのではなく、発音しないとは。
ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2019/10/09 08:34

その国発音されているのを尊重。

しかし、アクセント位置などが変わってしまうことは、よくあります。
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この回答へのお礼

アクセントは仕方ないですよね。
英語の授業で外国人の先生の発音も違っていましたし。
ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2019/10/09 08:31

米国についてだけです。

中国でトランプ氏が何と呼ばれているか、確かに聞いてみたいですね。

習近平さんは、xi jinpingと書いて、シー・ジン・ピン(グ)を、もうちょっと英語っぽくした読みです。毛沢東はmao zedongマオ・ゼドン(グ)、鄧小平はdeng xiaopingドン・シャオピン(グ)でした。中国語の読みをそのままローマ字に直しています。安倍首相の場合は、名字だけですが、なぜか、中国名の場合は、姓名の順で必ずフルネームです。苗字の数が少ないからかもしれないですね。

韓国大統領は、Moon Jae-in ムーン・ジャエ・イン。で、北朝鮮のお方は、Kim jong-unで、キム・ジョン・ウンです。中国名と違って、名前にハイフンが入っています。いくらか、混乱している模様です。

こちら、メルケルさんの英語読みです。



ドイツ語読みについては、”Angele Merkel pronunciation in German"で検索してみてください。結構なバラエティがあります。いずれも、Rが英語の読み方と違っています。

地名については、北京はベイジン、上海はシャン・ハイで、地名については、スイスのチューリッヒはズーリック、ベルンはバーンと、いずれも英語読みになっています。現地発音主義ではないです。
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この回答へのお礼

いろいろな例をあげてくださり、ありがとうございます。
メルケルは現地読みな一方で、地名は英語ですか。

お礼日時:2019/10/08 23:15

原則は、相互主義



相手方が自国方式ならこっちも自国方式
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この回答へのお礼

相互主義ですか。
ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2019/10/08 22:10

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