人生最悪の忘れ物

「ソフトウェア」のことを「ソフトウエア」(ェではなくエ)と書いたり話したりする人をしばしば見かけますが、なぜなんでしょう?

「ソフトウエア」が正しい表記だと信じているから?
(実際、「ウェア」と発音できない人もいるようですが)

それとも、単にFEPで「ウェ」または「ェ」の出し方を知らないから?

「私、あなたのフアンなんです」というのと同じ類なんでしょうか?

A 回答 (12件中1~10件)

個人の表記においては,小さいェの出し方が分からないとか,理由はさまざまでしょうが,テレビや新聞などでは「ソフトウエア」という表記がかなり多く見られます。

(コンピュータの雑誌や図書では「ソフトウェア」が多い)

これはなぜかというと,マスコミ各社の表記基準で,次のような規定を持つ社が多いためです。(以下はNHKの規定)

原音[wi][we][wo]は次のように扱う。
(1)原音に近く書き表す場合は「ウィ・ウェ・ウォ」と書く。 例 スウェーデン,ミルウォーキー
(2)一般的には「ウイ・ウエ・ウオ」と書く。 例 ウイスキー,ウエディング
(3)慣用により[wi]を「イ」と書くものがある。 例 サンドイッチ,スイッチ
(注)地名・人名は「ウィ・ウェ・ウォ」と書く。 例 ウィルソン,ウェールズ

ここでは,「ウィ・ウェ・ウォ」を固有名詞以外に使うことを禁じてはいませんが,実際の運用では固有名詞に限って用いられることが多いです。

また,No.2へのお礼で登場した「外来語の表記」(1991年6月,内閣告示第2号)の中でも,次のような規定があります。(例は省きます)

「ウィ」「ウェ」「ウォ」は,外来音ウィ,ウェ,ウォに対応する仮名である。
注1 一般的には,「ウイ」「ウエ」「ウオ」と書くことができる。
注2 「ウ」を省いて書く慣用のある場合は,それによる。
注3 地名・人名の場合は,「ウィ」「ウェ」「ウォ」と書く慣用が強い。

その結果,「(米国の)フィッツウォーター報道官」は人名だから「ウォ」,「(東京湾沿いの)ウオーターフロント」は「水辺」という意味の外来語に過ぎないので「ウオ」となり,両者の表記が同じページに混在したりするわけです。
根底にある考えとしては,
○人名や地名はなるべく原音尊重。wi, we, woの音も使おう。
○一般の言葉は,外来語として使うからには日本語の一部。日本語なまりで構わない。wi, we, woはウイ,ウエ,ウオでいこう。
ということのようです。
個人的には,そろそろ外来語一般にもウィ,ウェ,ウォの表記を認知してもいいのではないかと思いますが…。
実際,表記は「ソフトウエア」であっても,発音まで「ソ・フ・ト・ウ・エ・ア」と6音節で発音している人はほとんどいないのではないでしょうか。かりに日本語なまりになるとしたら,むしろ「ソフトエア」に近い読み方をしているような気がします。(「ファン」は,ご年輩の層を中心に,「不安」と発音される方がそこそこいらっしゃいます)
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

> ○人名や地名はなるべく原音尊重。wi, we, woの音も使おう。
> ○一般の言葉は,外来語として使うからには日本語の一部。日本語なまりで構わない。wi, we, woはウイ,ウエ,ウオでいこう。

う~ん、なるほど。
日本語として使うのだから、日本語流の発音でかまわないじゃないか、と。確かに説得力ありますね、これは。

そういえば、フランス人なんかも、外来語や外国人の名前を平気で自国流に発音していると聞いています。例えば、モーツァルトは「モザール」、というように。それと同じような考え方だったんですね。

> 個人的には,そろそろ外来語一般にもウィ,ウェ,ウォの表記を認知してもいいのではないかと思いますが…。

私も、これに一票です。

お礼日時:2001/12/07 22:47

近年のものはそうでもないですが、多くの法律では撥音や促音を使わず表記されています。

「…といった」→「…といつた」
そんなわけで、法律に携わるお仕事の人が、おっしゃるような表記をついお使いになるということもあるのではないでしょうか。
法の専門家に限らず、出版社の方とか。

「コンピュータ」や「センタ」や「フロッピ」は昔々コンピュータのメモリ(これも)が泣きたくなるほど貧弱であった時代、少しでも単語に要する容量を減らすために縮小表記された名残と聞いたことがあります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

確かに、法律の世界ではそういう書き方をしていましたね。その習慣で「ソフトウエア」になるというのは、わかるような気がします。

「コンピュータ」の類が、メモリ節約から来ているというのは、初耳ですね。ほんとかなー?という気もしますけど、興味ある話です。どこかのサイトに詳しく出ているのかも知れませんね。あとで探してみます。

お礼日時:2001/12/07 22:47

#8の補足。



「ソフトウェア」のスペル「we」ではありませんが、これは英語の正書法の問題なので、2行目以降は「ウェ」一般の話をしています。
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この回答へのお礼

わざわざどうも^^)
そのように理解していましたので、ご安心を…

お礼日時:2001/12/07 22:47

直接の答えではないのですが、ご参考までに。



2年ほど前、ある大手新聞に記事を書いたとき、「ソフトウェア」と表記したら「ソフトウエア」と直されましたが、それについて尋ねたところ、「どうしても「ェ」でなければならない場合を除き、できるだけ「エ」でお願いしています」と言われました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

なるほど、新聞屋さんは「ソフトウエア」派ですか。日本語として誰にでも読みやすいということを考慮して、そうなっているんですかね? 参考になりました。

お礼日時:2001/12/07 22:47

おそらく「そふとうえあ」と発音するのだと信じているのだと思います。



この「we」は不思議です。

原語のスペルが「we」であることは、多くの人が聞かれれば知っています。

そして、表記の際も「ウェ」と書く人の方が多いように思えます。
(多くのFEPも「WE」を「うぇ」と変換してくれます。)

しかし、発音させると「ウエディング・ドレス」とか「ウエストサイド・ストーリー」になってしまうんですよね。

何故なんでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

やはり、「ウェ」と発音するのは、特に英語の素養がない人にとっては、難しいのかも知れません。でも書く時にはそういう問題はないので「ウェ」と書く、ということですかね。

お礼日時:2001/12/07 22:46

外来語の表記、発音をどうするのかは難しいですね。


日本語にない発音、表記できない発音もありますから。
No.3でおっしゃっているように、どこかに基準を置かざるを得ないですね。
最近、気になっているのは「BSデジタル放送」
天下のNHKが全国放送であんなに宣伝したら、そのうち「ディジタル」と発音できる人はいなくなるかも。
時々「ハード・デスク」「ディスク・トップ」という言葉も聞きます。これは単なる間違いの類でしょうが。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

う~ん、「デジタル」。なんか、「デジアナ」「デジカメ」とかで最近あまりにも慣れてしまって、違和感なくなってましたけど。

まあ、どんな外来語でも、日本語として完全に定着してくると、こうなっていくのかも知れませんね。

お礼日時:2001/12/07 22:49

話す時には「ソフトウェア」、(PCやワープロで)書く時には「ソフトウエア」という人は、私の周りにも結構います。


これなどは、ほぼ間違いなく「FEPの使い方がわかってない」人でしょうね。

実際、ァィゥェォの出し方は機種によっても xa であったり la であったり統一されていないことだし(we で一発でウェと出るのも多いが)、ある程度やむを得ないかなとは思いますが、相手が一応専門家(コンピュータ業界のテクニカルライタ)だったりすると、やっぱり「こいつ、バカだな」と思いますね。

でも、同じ人が「ハードウェア」「ソフトウエア」と書き分けてるのを見ると、また首をひねってしまいますねぇ。
いやはや、奥が深い問題のようで。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

> 話す時には「ソフトウェア」、(PCやワープロで)書く時には「ソフトウエア」という人

そうそう、こういう人もよくいますね。FEPの使い勝手も、最近はだいぶ統一されてきましたが、細部になるとまだまだ独自の方式が多いですから、まあ仕方ないのかも知れません。

> 同じ人が「ハードウェア」「ソフトウエア」と書き分けてる

やっぱり、こういうのだけは止めてほしいものですね。本人は無意識なんでしょうが、少なくとも文書作成で飯を食ってるのなら、それでは済まされないと思うんですけどねぇ。

お礼日時:2001/12/07 22:46

FEPで出し方を知らなくてあえて「ェ」ではなく「エ」を使っている人も


いるでしょうし、何の迷いもなく「エ」を使っている人もいるでしょう。
机の上にある「日経ソフトウエア」という雑誌は「ェ」ではなく、「エ」を
使っています。
「ソフトウェア」でも「ソフトウエア」どちらも正しいのではないかと
思います。普段どう表記しているかは人それぞれでしょうね。
余談ですが、大学の卒論は「トラフィック」ではなく「トラヒック」を使って
書いたのを思い出しました。
参考にしたほとんどの論文が「トラヒック」を使っていたので・・・。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

「日経ソフトウエア」は「エ」でしたか。時々読んでるのに、あまり意識してませんでした。
「トラヒック」も時々目にしますが、業界の符丁みたいなものなんでしょうかね。他の単語で「フィ」を「ヒ」というのはあまり聞かないし。

まあ、どっちにしても意味は通じるんだから、気にすることないと言えば、それまでなんですがね^^;)

お礼日時:2001/12/07 22:45

基本的には、「原音に忠実」か、「日本独自仕様」の違いでしょう。


「mimidayo」も、仰ってますが、
「computer」を「コンピューター」と発音(表記)せずに、「コンピュータ」とされる方が多々ありますし、また、日本では専門家(誌)ほど、初期の頃からの習慣なのか、独自の発音(表記)が目立ちますね。

此処で大事なのは、何が正しいのかの基準を、どこに置くのかという事です。
原音に置くなら、「コンピュータ」は間違いですが、
慣習に置くなら、「コンピューター」も「コンピュータ」も、間違いではない事になります。

「ソフトウェア」を「ソフトウエア」と、発音(表記)する事も、同じ事由(じゆう―間違いでは在りませんよ)だと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

「日本独自仕様」ですか。確かに、日本語として使うのだから、日本人が読み書きしやすいように、という考え方が背景にあるのかも知れませんね。

でも私としては、やっぱり「ソフトウエア」(しかも「エ」にアクセントがある)と発音されると、なんかしっくり来ないです。「ソフトウェア」の方が標準になる時代が早く来れば、と思います。

お礼日時:2001/12/07 22:52

 最近は言葉に持論的こだわりのある人いますからねー(^_^;



 もともと小さい「ァィゥェォ」は正しい日本語ではなかったものなので、それを気にしているんじゃないでしょうか。

 ちなみに、昔は「フアン」という言い方をするのが当たり前だった時代があり、今でも小さい「ァィゥェォ」を発音すること自体できない人もいますよ(成長過程でそのような発音を学習しなかったため。おばあさんがよく「デズニーランド」などと発音するのはそのため)。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

> 最近は言葉に持論的こだわりのある人いますからねー(^_^;

そうですね。私もその一人のつもりですし、これからもそうありたいです。でも、言葉に対するこだわりって、とても大事なことなんですけどね。これがあってこそ、言葉は磨かれ成長していくものだと思いますから。

さて、「デズニーランド」。確かによく耳にしますね。発音できないという理由もあるでしょうけど、他にも、聞き間違いを防ぐために、わざとこういう言い方をする場合もありますよね。例えば KDD を「ケーデーデー」、NTT を「エヌテーテー」とか。私の会社でもこれが標準とされていますが、なんか気持ち悪いです^^;)

お礼日時:2001/12/07 22:45

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