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イスラム過激派組織「アルカイダ」や「イスラム国」の思想、「ワッハーブ派」について質問です。

「ワッハーブ派」とは、18世紀にアラビア半島内陸のナジュドに起こった、イスラム教の改革運動による宗派である。
一般にイスラム原理主義と呼ばれて知られている復古主義・純化主義的イスラム改革運動の先駆的な運動だが、ここで質問です。
イスラム過激派組織「アルカイダ」や「イスラム国」の思想は、「ワッハーブ派」に基づいたカリフ制国家の樹立を目指しているそうですが、なぜ古臭い思想の復活と政教一致国家を目指しているのでしょうか?

「イスラム過激派組織「アルカイダ」や「イス」の質問画像

A 回答 (2件)

ワッハーブ派はスンニ派の一派でサウジアラビアの国教にもなっています。


アルカイダに関しては、精神的な指導者であったオサマビン・ラディンがサウジアラビア出身で、サウジアラビアの富豪から資金援助を受け、ビン・ラディン無き今でもサウジアラビアが支援していると言います。
ちなみに、サウジアラビアはアメリカの軍事的な同盟国なのですが、911のテロをサウジアラビア政府が関与したと言う疑いで、アメリカで現在もサウジ政府を相手取った裁判が継続中です。

https://www.bbc.com/news/world-us-canada-49686128

ワッハーブ派の元でサウジアラビアの小学校では「キリスト教徒は皆殺し」などと教えているそうで (http://www6.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/?pi … ) 、湾岸戦争時に祖国サウジアラビアに米軍が駐留する事で反米姿勢を強めたビン・ラディンがワッハーブ派の強い影響持っていたのは当然と思います。
ただ、アルカイダは武装テロ組織で独自の教義を持つ宗教組織では無いのでカリフ制国家の樹立を目指していたと言うことは無く、欧米的な宗教観の拡大と中東への進出からイスラム主義を守るための武装組織と言う位置付けじゃ無いでしょうか?
ISは、トランプが殺害を発表したバグダティが自らをカリフとした自任して建国を一方的に宣言した国。他のスンニ派(サウジを含む)のイスラム教国がそれを承認したわけでは無いので、ISをワッハーブ派と呼ぶのは間違いで、ワッハーブ派の影響を受けた独自の教義を持つ武装テロ集団と言った方が良いでしょう。
ISの生い立ちは謎に包まれていますが、イラク戦争の後危険人物として拘置所に収容されたバグダディがそこでイスラム原理主義宗教家と出会い、イスラム原理主義による国家を設立・宣言するきっかけになったそうです。
ただ明確な情報に乏しく、アルカイダの影響でワッハーブ的な思想を持ったのか、バグダディが出会った宗教家たちがワッハーブ派的だったのか、ワッハーブ的な統治をISの支配地全土で行おうとしたのか、世界各国からの寄せ集め組織だったIS内でのワッハーブ的な思想はそれほど徹底されていなかったなど、専門家の間でも見方が分かれている様です。ただ、何れにせよどこにも承認されない国家としては勝手ながらカリフを置いて厳格な教義と恐怖で組織を統治するのに、ワッハーブ的な思想は都合がよかったのでは無いかと思います。
ちなみにISは表向きはサウジアラビアやシリアのアサド政権と対立しているのですが、裏ではサウジやシリアから支援されていた様で、その辺の非常にややこしい複雑な状況は下記のドキュメンタリーで取り上げられています。

https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/253/21456 …
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信仰している宗教が、唯一正しいもので、唯一の神である と、信じて疑わない為。


その他の宗教は 邪教で有り、神を冒涜する との信念 からです。
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