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クラシックには詳しくないのでお聞きします。
バッハの作品でギターものってあるんですか?後にアレンジされたものしかないのでしょうか?(ギターって歴史浅いのかな)

そもそもギターの曲ってすごく少ない気がします、しかもどれもつまらない(好きじゃないと言う意味です)。

テクニックをひけらかすような曲ではなくバッハのように美しいギター曲、もしくはギターと○○のための曲(フルート、バイオリン等)を教えて下さい。

A 回答 (3件)

ギターの歴史もかなり長いもののようですが、どちらかというとスペインの民族楽器的な意味合いが強く、クラシック音楽のなかではちょっとローカルになりがちのようです。



現在ギターで演奏されるバッハのレパートリーは、ほとんどがリュートのために作曲されたものがほとんどではないでしょうか。
リュートは、16,7世紀くらいまで盛んに用いられた発弦楽器です。形はマンドリン、琵琶のような感じで、大きさはいろいろですが、マンドリンよりはかなり大きなイメージです。第1弦以外は複弦(スチール弦ではなくガット~羊の腸をよったものです)で、音色はギターよりはチェンバロに似ているかなぁ・・。
リュートのためのバッハの作品は以下の通りです。
組曲ホ短調(BWV996)1722年ころ
前奏曲ハ長調(BWV999)同時期

バッハ自身によるリュートへの編曲
組曲ト短調(BWV665)無伴奏チェロ組曲第5番(6番だったか?)から
フーガ ト短調(BWV1000)無伴奏ヴァイオリンのためのソナタから

バッハの作品といわれているが、疑わしいもの
パルティータ ハ短調(BWV997)
前奏曲、フーガとアレグロ 変ホ短調(BWV998)

このほかにも、ヴァイオリンパルティータなどからセゴビアが一部を編曲したもの、無伴奏チェロ組曲全曲の編曲ものなんかもあったとおもいます。

いずれも、CDなどでギターによる演奏を聴くことができますし、バロック音楽の器楽コーナーにいらっしゃれば、数はそんなにないかも知れませんが、リュートによる録音もあります。

他の楽器とのアンサンブルは、ジュリアーニ、パッガニーニなどのものがありますが、録音したものはともかく、ライブではギターの音量が小さいため、なかなか難しいみたいな気がします。
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この回答へのお礼

たいへん詳しい回答ありがとうございました。
教えて下さった曲早速さがしてみます。
特に無伴奏チェロ組曲の編曲ものには興味があります。

リュートはテレビでみたことありますが、たしか弦の多いやつですよね(ちがったかな?)

おっしゃる通りアンサンブルものが少ないのは音量のせいかも知れませんね。
ありがとうございました。

お礼日時:2001/08/05 18:13

illashigeさんが書いている通り、


多分バッハのオリジナルのギター曲は無く、
全てリュートの為の曲だったと思います。
挙がっていない曲は、BWV995 組曲 ト短調
(BWV1011 無伴奏チェロ組曲 第5番の転用)
ぐらいですか。

後、BWV1000はリュートの方が先だったと思います。

ギターの曲は知らないだけで結構あるかも知れません(^^;
私が好きなのはバロック以前なので、必然的にリュートか
リュートのギターへの編曲しかわかりませんが。

http://www.gendaiguitar.com/
商品カタログにCDや楽譜がありますので、眺めてみては。

しかし、バッハの曲は難しいです(^^;
BWV1000弾きたいけど、挫折中(笑)

参考URL:http://www.gendaiguitar.com/
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この回答へのお礼

やはりそうですか。
バッハの曲は難しくてややこしいけどメロディーと和声は抜群に素晴らしいのでぜひ挑戦してみたいと思います。
どうも回答ありがとうございました。

お礼日時:2001/08/05 18:19

下の方がおっしゃるとおり、ルネッサンス時代、バロック時代ではリュートが大勢を


占めていたため(当時の絵画にも多く描かれていました)、ギター曲ではなく
リュート曲として残っています。
また、ベートーヴェンはギターのことを、「まるで小オーケストラの楽器である」と
表現していたという記録もあるそうです。

とまあ、蘊蓄はともかく、ロドリーゴの「アランフェス協奏曲」はもっとも有名です。
何せ、3大協奏曲の1つに数えられるほどですし、第2楽章は誰もが聞いたことある
旋律ですし。
その他にもギター協奏曲はありますが、数も少なく、それほど有名ではありません。
20世紀以前で、いわゆる「ギターのための曲」として作曲されたものは少ないですが、
ギター曲に編曲されたもののなかには、非常に美しい旋律のものもたくさんあります。

もし貴方がバロック時代の曲に興味をお持ちでしたら、身近なところで村治佳織の
「シンフォニア」などがいいですよ。これには、バッハやスカルラッティの曲が
収録されています。村治佳織の「グリーンスリーヴス」は、それ以前のルネッサンス
時代の曲が収録されていますが、美しい旋律の曲集に仕上がっています。
他にも、CD店で器楽曲コーナーに行けば、バロック時代の曲集などはたくさん
あります。

これは私の持論なんですが、クラシックギター曲の本来の音色を生かした曲は、
ギターのために作曲されたものより、あとから編曲されたものにも多いと思います。
そういった意味では、技巧を重視した近年の曲だけでなく、バロック時代やそれ以降の
「編曲された曲」に聴き入ってみるのもよろしいかと思います。そうすると、
ギター曲に対するイメージも多少ながら変わるかもしれません。
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この回答へのお礼

「アランフェス協奏曲」タイトルだけは聴いたことあります。
で村治佳織聴いてみようと思います。

>私の持論なんですが、クラシックギター曲の本来の音色を生かした曲は、
ギターのために作曲されたものより、あとから編曲されたものにも多いと思います。

たいへん参考になる御意見ありがとうございました。
確かにそうなのかも知れません。その辺のことをふまえて今後音源を探してみます。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2001/08/05 18:19

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