性格いい人が優勝

棋士は皆、8大タイトル(名人、竜王、他)を目指して切磋琢磨していますが、その中で第78期とか、A級、何番勝負とか新聞記事に色々出てきますが、どういう位置付け、意味があるのでしょうか

下記について御教授下さいますよう、御願い申し上げます。

1、A級、B級、C級がありますが、8大タイトルを狙えるのはA級の棋士のみでしょうか、勝ち上がってC→B→Aと昇格していくのでしょうか、昇格の要件は何勝でしょうか

2、何番勝負とは、何から、どこから数えて何番目の試合を表しているのでしょうか

3、名人、竜王、王将、王位、王座、棋王、棋聖、叡王の格付け、難易度が高い順に並べると、どのような順番になるのでしょうか

4、第78期とは第78回目の大会(歴史的に将棋のタイトル大会が始まってから)という意味でしょうか、それとも第78期生(奨励会第78期生、78回目・78年目の卒業生)という意味でしょうか

宜しく御願い致します。

質問者からの補足コメント

  • 丁寧な御回答ありがとうございます。全体像が理解出来ました。藤井聡太7段の棋聖の最年少タイトル獲得(屋敷棋士の記録を更新)なるか注視して新聞記事を読みます。

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2020/01/26 18:15
  • 詳細な御説明ありがとうございます。第◯戦、◯番勝負の区別も理解出来ました。

    No.2の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2020/01/26 19:05
  • 丁寧な御回答ありがとうございます。深いところまで理解出来ました。

    No.3の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2020/01/26 19:13

A 回答 (6件)

1、


8大タイトル共に挑戦権を獲得できれば狙えますが、名人のみA級順位戦からでないと挑戦権を得る事が
出来ません。順位戦はC2→C1→B2→B1→Aと上がる事ができ、飛び級はありません。
話題の藤井君は今C1級ですので(来期B2に昇級決定)まだ名人に挑戦する事は出来ません。

2、
各タイトル戦で決まっています。
名人戦、竜王戦、王将戦、王位戦、は七番勝負、その他は五番勝負です。
挑戦者が決まってタイトル戦が始まっての対戦の回数という事になります。七番勝負ならば四勝すれば
防衛もしくは奪取となります。

3、
優勝賞金となると竜王が一番です。格付けとなると名人と竜王は同等であると思います。
それ以外は横並びですかね。

4、
78期とは今期名人戦の事ですね。名人戦が世襲でなく、実力制になってから78回目という事です。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

丁寧な御回答ありがとうございます。とてもわかり易い御説明で理解出来ました。

お礼日時:2020/01/27 07:39

1.A級は名人戦でのクラス分け。

他のタイトルは、例えば四段がトーナメントを勝ち続けば、そのまま挑戦者になりタイトルを取る可能性もあります。
2.タイトル戦で、全何局やるぞということ。結果的に、7番勝負が4連勝なら、4局のみで終わります。慣例として4局で終わっても、7番勝負と言ってます。
3.棋士仲間では、名人は別格として無条件でトップに位置付けてるようです。
4.78期=78回目の大会。その期のタイトル戦の最中に、次の期の予選が進行してるので、「期」という表現が相応しいかと。
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この回答へのお礼

丁寧な御回答ありがとうございます。理解出来ました。

お礼日時:2020/01/28 10:32

細かいところだけど, B級と C級にはそれぞれ 1組・2組があります. 奨励会を (三段リーグ 1位または 2位で) 卒業すると四段に昇段し, 次の順位戦から C級2組 (略して C2) に参加します. でそこから全勝あるいは上位 2名 (C1 まで) または 3名 (C2) に入るごとに


C2→C1→B2→B1→A
と昇級します. また, これらの級は段位にも連動していて, それぞれに「最低限必要な段位」が設定されているため不足する場合には昇級が決まった時点 (現在の規定, かつては 4月1日から) で昇段もします. ちょうど菅井七段が A級昇級を決めたため八段に昇段しましたね.

逆に成績が悪いと降級していきますが, A級と B級1組は下位 2名が降級します. B2 より下は参加する棋士の 1/5 に「降級点」がつき, この降級点が 2個 (B2, C1) ないし 3個 (C2) たまると 1つ下の級 (C2 からはフリークラス) へ降級します. 降級点は昇降級すると消えますが, それとは別に
・勝ち越す
・2期連続指し分け (5勝 5敗)
で 1つ消せます. ただし, C2 では「1個目」の降級点は (昇降級しない限り) 消えません.

B級, C級が 2つの組にわかれているのはたぶん歴史的事情.

なお, 余計なことですが正式には「段位の数字」は漢数字で書くことになっています (級位はアラビア数字).
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この回答へのお礼

丁寧な御回答ありがとうございます。昇級システム、降級点の仕組み、とても勉強になりました。

お礼日時:2020/01/28 09:24

1、A級、B級、C級がありますが、8大タイトルを狙えるのは


A級の棋士のみでしょうか、
 ↑
名人戦のみが、A級棋士だけで、
他のタイトルは、色々ありますが
基本、勝ち抜き戦です。



勝ち上がってC→B→Aと昇格していくのでしょうか、
  ↑
そうです。


昇格の要件は何勝でしょうか
 ↑
何勝というのではなく、下の二人が落ちて
上の二人が昇級する、というようなことに
なります。




2、何番勝負とは、何から、どこから数えて何番目の試合を
表しているのでしょうか
 ↑

初戦からですが?
7戦勝負なら第一戦から数えますが?



3、名人、竜王、王将、王位、王座、棋王、棋聖、叡王の格付け、
難易度が高い順に並べると、どのような順番になるのでしょうか
  ↑
各タイトル戦の序列は定められており
賞金の額で決められています。

「竜王戦」「名人戦」「叡王戦」「王位戦」「王座戦」
「棋王戦」「王将戦」「棋聖戦」

の順番です。

読売新聞社の力が強く、竜王が最高扱いに
なっていますが、
江戸時代からの歴史があるので、関係者は
名人が最高だと考えています。

難易度は難しいですね。
A級にならないと挑戦できない名人が一番難しい
かもしれません。



4、第78期とは第78回目の大会(歴史的に将棋のタイトル大会が始まってから)
という意味でしょうか、
それとも第78期生(奨励会第78期生、78回目・78年目の卒業生)という意味でしょうか
  ↑
タイトル大会が始まってからです。
名人位は、江戸時代から続いていますので
実力名人制になってから数えます。
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この回答へのお礼

迅速且つ詳細な御回答ありがとうございます。歴史的背景の説明もありがとうございました。

お礼日時:2020/01/28 09:22

付けたし



順位戦は名人戦の挑戦者を決めるための棋戦である。
他のタイトルは別の棋戦で決める。
なので順位戦の順位は影響しない。

ただし順位戦の位置づけが他の棋戦に影響することもある。
たとえばNHK杯。
B1以上は本選ストレートインだがB2以下は予選を戦わないといけない。

タイトル戦の棋戦はほとんど横並びのトーナメント戦でありこういうことはあまりないが、
シードとかそういうところで、やはり微妙に影響することがある。
しかしトーナメントであるからには1回戦は必ず出られるのであり、そこからどこまで勝ち上がっていけるかは、その棋士の腕次第運しだいである。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2020/01/27 07:40

1、A級、B級、C級は「順位戦」で決まる。


  順位戦は名人戦の挑戦者を決める棋戦である。
  ただしどの棋士も名人戦に挑めるわけではない。
  名人位に挑めるのはA級棋士だけである。
  「A級順位戦で1位になった者が名人位に挑戦する」という規定があるからである。
  下位2名は降級する。
  名人戦で負けた棋士は次期順位戦のA級1位に位置づけられる。

  その下にB1リーグがある。
  上位2名がA級リーグに昇級し下位2名がB2に降級する。

  その下はB2である。
  上位2名がB1に昇級し下位10%ほどに降級点が付く。
  降級点が2つたまると降級となる。

  その下はC1。
  上位2名が昇級し下位10%ほどに降級点が付く。
  降級点が3つ(2つだったか?)たまると降級となる。

  その下はC2。
  上位2名が昇級し下位10%ほどに降級点が付く。
  降級点が3つたまると降級となる。

  C2から降級するとフリークラスとなる。
  フリークラスに10年いると自動的に引退となる。
  C2に復帰するには全棋戦で6割だったかもう少し上か、そのくらいの成績を収めなければならない。

2、順位戦はリーグ戦である。
  たとえばA級棋士は10人いる。
  他の9人との総当たり戦である。
  ただし番勝負とは言わない。
  第〇戦目である。
  (なおB2以下は人数が多く総当たり戦にできない。そのため1シーズン10戦とし取組は事務所が決める)

  番勝負はタイトル戦にだけ使う。
  7戦して勝ち負けを決めるときは「7番勝負」である。
  予選とは明確に区別しているのである。

3、棋戦の特徴というのがあるので明確に区別はできない。
  たとえば名人戦は最低5年棋士をしないと出場できないし(C1からAに上がりさらにそこで1位になるまでの間)、竜王戦は若い者に有利という定評がある。
  格付けでいうと竜王、名人は別格。
  アマチュアの段免状・級位認定状には、竜王と名人だけが署名する。
  賞金額を考慮して竜王位が第一位、名人位が第二位となっている。
  あとは横並びで大差はない。

4、名人位自体は江戸時代からある。
  ただし当時は家元制で、名人位に就けるのは大橋家、大橋分家、伊藤家の3家の人間だけだった。
  それが関根名人時代、実力制に移行し、名人位は世襲制の終身称号でなくタイトルとなった。
  この時挑戦者を決める順位戦もスタートした。(今とは規模も形も違うが)
  そこから数えたのが「第〇期」である。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

丁寧な御回答ありがとうございます。とても詳細な御説明で理解出来ました。

お礼日時:2020/01/27 07:40

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