
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
いくつか例をあげます。
KCN(いわゆる青酸カリ)はシアン化カリウムであり、CN-はシアン化物イオンです。
それと似た化合物として、KOCNがあります。このときにOCN-をどう呼べばよいかということになりますが、シアン+酸素でというわけかどうか知りませんけど、結果的にシアン酸イオンと呼ばれます。であれば、HOCNはシアン酸ということになります。
そうなると、HCNをシアン酸とは呼べなくなり、結果的にシアン化水素(酸)と呼ばれます。これは、HBrが臭化水素(酸)と呼ばれるのと同様です。ちなみに、塩酸はHClの水溶液のことであり、水溶液でなければ塩化水素です。
脱線しましたが、チオシアン酸の「チオ」の意味はといえば、硫黄を指します。化学の世界で「チオ」という名前は、「硫黄の同族元素である酸素を硫黄で置き換えた」という意味になります。
つまり、チオシアン酸というのは、シアン酸の酸素を硫黄で置き換えたという意味になります。まあ、そんなこんなでHOCNがシアン酸であることに由来する名前なので、「酸」がつくことになります。まあ、半ばこじつけかもしれませんけど。
ちなみに、昔はチオシアン化カリと呼んでいましたけどね。
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