飛行機の離着陸について。

Question

飛行機の離着陸について以前気になって調べてみました。
どのような場合にどちらに向いて飛んでいくのか。
私が調べた中では風の向きだと思っていたのですが、昨日何気なく通った飛行機見てたら、（ちなみに福岡空港です）途中から方向が変わったのです。

風向きも変わっていないようだったし、1日の中で何度か離着陸の方向が変わることはあるのでしょうか？
またどういったタイミングで変わるのか教えてほしいです。

むらさめ · Accepted Answer

離着陸の方向は風上に向かって行います。向かい風で離発着します。これは、航空母艦でもそうです。
空港･飛行場は、その土地土地でどの方向から風が吹くことが多いのかで、滑走路の向きが決められます。
都市部や崖っぷちのような特殊な土地でない限り、空港の滑走路はそのように造ります。

空港に行って、離着陸を観ていると判るのですが、途中で風向きが変わる場合、その時に離発着の方向が変わります。
離発着は誘導路通り滑走路の端まで飛行機が移動したり、滑走路への進入航路を飛行していくのですが、その途中に風向きが変わった場合、そのまま追い風で離発着を行うことがあります。
空中の進入航路や地上の誘導路でイレギュラーな混乱を避ける為に、そのまま離発着してしまいます。

その後発の飛行機は、向かい風の位置から離陸したり滑走路に進入してきます。
ほぼ無風の時もあるのですが、それ専用の天気予報による情報を確認したり、滑走路上の吹流しで風向きを確認したりしながら、離発着の向きは適宜変更します。
日によって何度も変わることはあります。

私の撮った写真ですが、滑走を開始直後の機体で、吹流しで風向きが解ります。
この日は当初反対の北風でしたが、この写真を撮った時には南風になり南に向かい離陸していました。

zircon3 · Answer

飛行機の「離着陸は向かい風で行う」のが基本です。
安全かつ経済的な離着陸が最優先ですので便の遅れや空港の混雑は関係ありません。

向かい風で行う理由は簡単。
飛行機は翼で発生させる揚力で浮き上がりますが、揚力は翼の表面を流れる空気の速度が高いほど大きくなりますが、向かい風であれば地面に対する機体の速度より向かい風の速度の分だけ大気に対する速度が上がるからです。
例えば離陸を考えた場合・・・

秒速5mの向かい風があるとします。
これは時速に直すと5×3,600÷1,000＝18となります。
ある飛行機のある重さでの離陸速度が320km/hだとすると、この向かい風のもとでは地面に対して320－18＝302で時速302kmまで加速すれば浮き上がれることになります。
逆に追い風ですと320＋18＝338で時速338kmまで加速しないと浮き上がれないことになります。その分滑走路の余裕も必要だし燃料も必要ということになります。

同様に着陸であれば地面に対して向かい風の分だけ遅い速度で着陸できることになります。

そういう風にご理解ください。
参考まで。

kakibesuto · Answer

数十秒から一分単位で離着陸が行われているので、地上および上空での急接近（ニアミス）を避ける必要があるのです。

遅れを取り戻すとか効率的なことではなく、安全重視の対応です。

kakibesuto · Answer

リアルタイムのタイミングで変わります。

風向きは勿論のこと、他の飛行機の離着陸に大きく関係します。
遅れなど発生すれば順番が入れ替わるのは当たり前。

そういった判断をしないと離陸方向の飛行機→と←着陸方向の飛行機が衝突することになります。

joypeet · Answer

必死になって走っていたら目の前が海やで　とばなしゃあないやんか
という　漫才がありました

飛行機の離着陸について。

離着陸の方向は風上に向かって行います。

飛行機の「離着陸は向かい風で行う」のが基本です。

数十秒から一分単位で離着陸が行われているので、地上および上空での急接近（ニアミス）を避ける必要があるのです。

リアルタイムのタイミングで変わります。

必死になって走っていたら目の前が海やで とばなしゃあないやんか

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