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心臓病の犬の最期について

10歳の雌のチワワが僧帽弁閉鎖不全症と
心肥大の病気で通院し、投薬治療を行っています。

2週間ほど前には子宮蓄膿症の手術もし、
子宮と卵巣の全摘出もしています。
子宮の病気の影響で腎臓も悪い影響を
受けており、心臓の薬と一緒に腎臓の薬も
服薬しております。

ここで心臓病の愛犬を看取った事のある方、
また現在心臓病の愛犬を看病されている方に
質問です。

心臓病はどんな風に進行していき、
どんな症状が出てくるのが、
どのような最期を看取られたのか、
を教えて頂きたいです。

やはり最期はどの犬も呼吸が荒くなり
苦しんで逝ってしまうのかと、思うと
今からとても心が痛く、辛いです。

現在、うちの子は心臓病の薬、自体は
一種類しか飲んでおりません。
頻回ではありませんが、少しずつ咳を
するようになってきました。
呼吸の方も目立って息が荒いとかの
症状はありません。
食欲もあり、水も飲みます。
散歩は元から好きな方ではないので、
1日に2回排泄をさせる為に行く程度ですが
特に嫌がらずに普通に歩いてくれます。

この様な生活症状から見るとうちの子は
まだ軽いほうですよね?

言葉がぐちゃぐちゃかもしれませんが、
回答の方宜しくお願い致します。

A 回答 (1件)

犬の僧帽弁閉鎖不全(そうぼうべんへいさふぜん)




心臓の左側の心房と心室の間にある僧帽弁が完全に閉じなくなってしまうために症状が現れる犬の心臓病です。

2枚の弁で形成されている僧帽弁が、生まれてから長い間、動いてきたため少しずつ厚く変形してきます。
その結果、しっかり閉まらなくなり、閉鎖不全を起こします。
完全に閉じなくなると、左心室が全身に血液を押し出そうと圧力をかけた時に、大動脈に流れるはずの血液が左心房に押し戻されます。
逆流する血液量が多くなると、肺動脈への影響も出て、肺にまで負担をかけます。
この状態が長く続くと、肺はうっ血し、肺水腫の状態になってしまいます。その結果、咳や呼吸困難などを発症の引き起こします。

病状のチェック
僧帽弁閉鎖不全は、犬も高齢になるにつれ、徐々に進行していきます。
小型犬に多く、5〜6歳で発症するケースも少なくありません。

初期症状としては、興奮したりした時に、ときどき軽い咳をする程度です。
進行してくるとその咳の間隔が短くなっていきます。また、夜中から朝方にかけて咳がひどくなるケースが多いです。
さらに病態が進行してくると、呼吸困難を起こします。
その結果、酸欠状態になり唇や舌が紫色になる「チアノーゼ」が出たり、ひどい時は発作を起こして倒れることもあります。
このような症状が頻発し、大きな発作にみまわれるようになれば、愛犬の生命にもかかわるようになってきます。


診断
咳、呼吸困難、冷性浮腫、チアノーゼなどの臨床症状に加え、聴診器による心音のチェックをします。
そして、僧帽弁閉鎖不全の特有の心臓の雑音を聞き取ります。
X線検査、超音波検査など画像や心電図から、心臓の病態を詳しく診断します。僧帽弁閉鎖不全の場合、心肥大を伴っていることが多いです。



治療
治療の基本は、治すというより、これ以上悪くならないように、つまり、うまく病気と共存させることです。
治療は内科的療法がメインに行われます。強心剤や利尿剤の投与などで、心臓機能の負担を軽減させてあげます。
内科的療法により症状の改善がみとめられたら、長期間の投薬治療になるでしょう。生涯、投薬が必要になります。
弁置換術や心臓移植などの外科的療法は、一般的ではありません。また、手術できる施設は、大学付属病院などと限られます。

飼い主様は、愛犬の心臓に負担をかけないように、なるべく興奮させないようにしたり、長時間の散歩や移動、暑い時間の散歩などを避けてあげてください。

愛犬の食餌も塩分の強いものは絶対に避けたいものです。心臓病の療法食なども開発・普及していますので、それらを与えるのもいいでしょう。


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@animal_doctor69
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この回答へのお礼

とても丁寧な回答ありがとうございます。

食事に関しましては、獣医師の判断のもと、腎臓の療法食のほうを与えております。
腎臓の療法食は心臓にも腎臓にも優しいご飯
らしいです。


生活の中でも興奮させないように
病気と向き合っていきます。

お礼日時:2020/05/11 19:20

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