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家畜にもろこしの餌をあげてるせいで大腸菌が悪質化して、人が死んでしまうほどの菌になっていると聞きました。
なぜ家畜に元の餌をあげないのでしょうか?
放牧や牧草を与えるのは、そんなに難しいのですか?
よくわからないので教えてください。

質問者からの補足コメント

  • すみません、間違えました。
    死者はそんな多くなかったです。

      補足日時:2020/07/08 17:28

A 回答 (8件)

フードインクのあらすじといくつかのサイトを拝見しまして、質問者さんの見た映画の主張の根拠となっているらしき研究を見つけました。


自分もこの情報は知らなかったので少しだけ勉強になりました。ありがとうございます。

詳しくは以下の内容になっています。

「粗飼料の給与は牛の腸管出血性大腸菌O157の排菌を抑制する」
https://www.naro.affrc.go.jp/project/results/lab …

 要約
牛の腸管出血性大腸菌O157の排菌に及ぼす飼料の影響を検討した。粗飼料(乾草)給与牛では本菌の定着が抑制され、濃厚飼料給与牛では促進された。保菌牛に乾草を給与したところ、排菌数が短期間で減少した。

 成果の活用面・留意点
・実験感染牛では、粗飼料(乾草)給与によりEHEC O157の排菌を抑制することができたが、野外の自然保菌牛における粗飼料給与の効果を検討する必要がある。
・粗飼料のみの給与が生産性や肉質に及ぼす影響を検討する必要がある。


解説をしますと、なぜとうもろこし(濃厚飼料)が実験牛への大腸菌の定着を促進し、牧草(粗飼料)が大腸菌の定着を抑制するかはわかっていないようです。
(フードインクでは、大腸菌の定着の促進=病原性の大腸菌が増える=大腸菌の悪質化と表現しているのかと思います。無害の大腸菌が有害な大腸菌になると主張しているのであればそれは誤りです。)
※ちなみにですが、病原性の大腸菌は元々牛の腸管内に普段からいることがあるため、とうもろこしによって無害な大腸菌から有害な大腸菌になるわけではないです。また、それが増えることが直接的に人間に対して害を及ぼすことに繋がるのではなく、と畜解体を行った際に腸管内の大腸菌が牛肉に付着し、その肉を加熱不十分な状態で食べてはじめて有害になります。
http://www2.nupals.ac.jp/~fmfsc/Hazard/da_chang_ …


ここで注目していただきたいことが2つあります。
成果の活用面・留意点に書かれていますが、
・1つはこの研究は実験的な条件下で出た結果であり、例えば放牧した牛で本当に同じような結果になるかはわからない
・2つ目は、牧草のみで育てることがおいしい牛肉を現実的に作れるのかはさらに研究しないとわからない=別にとうもろこしは絶対にやめたほうがいいと言っているわけではない
ということです。

先ほどの回答にも書きましたが、牧草よりもとうもろこしのほうが含んでいるエネルギー量が多いため、現在は牧草ととうもろこしを組み合わせて育成する方法が主流です。
上の実験結果1つの観点からこれまでの研究成果に裏付けられてきた育成方法を一気にちゃぶ台返しするのは早急かと思います。
なので現在もとうもろこしはエサに使われているのだと思います。
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この回答へのお礼

その映画ではO157に対して「牛が感染」という言葉を使っていました。根拠が一つというのは曖昧で根拠に乏しいですが、少なくとも遺伝子組み換えの食品が成長し切ると区別がつかないように、O157も以前は
常に居たわけではないんじゃないか?と思ってしまいます。

他にも、「O157は耐酸性がある」とも語っていました。
そして「5日以上の牧草を与えると件の大腸菌が8割減る」とも。

研究結果がある以上、あとは実践するしか、実践結果はどうなるかわかりません。
人間に使う薬の検査だって、マウス実験が終わったら次は人体実験です。
「あくまで研究結果であって〜」と拒否するのは、ちょっとおかしいのでは?と思います。

きちんと処理し、焼いたら問題ないのはわかっていますが、先日の学校での数千人におよぶ集団食中毒の件も含めて、「生」でたべてしまう事件も全くなくせないのが事実です。
鶏肉は菌がさほど強くないので今回はまだ軽い方でしたが、これが件の大腸菌だったら?寄生虫のいる魚を生で食べたら?

と、色々な不安が募るのですが、
ここまで低コストを極めてしまっては
今更、牧草飼育にしてしまうのは土地もコストもシステム変更も、消費者から見ても、いろいろな面で難しいのもわかっています。

ただ、その努力も見られないとなると不安はどうしても消えません。

お礼日時:2020/07/08 23:08

確かに自分も現在の資本主義経済の中ではサービスが安く買い叩かれ過ぎているなと感じている部分もあるので、質問者さんの不安も理解できる気がします。


どのような制度の中にもやはり利点と欠点のような光と闇があるのだと思います。
そういった問題には答えがなく、誰もが手探りでやっていくしかないため、そのモヤモヤは中々なくなることはないのでしょうが、ぜひそのモヤモヤを大切にしていって、色んなことを調べていって質問者さんなりの納得できる答えをいつか見つけてください。
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この回答へのお礼

あなたに会えてよかった

優しいお答えありがとうございます
欠点のないものは難しいですよね。

自分の目の届く範囲を救っても
他人から見たら極悪人なのかなと思うとなんだか悲しいです。
勉強は嫌いですが最近になって調べることが好きになってきたので
また機会があればご教授ください。
長々とありがとうございました(^^)

お礼日時:2020/07/09 02:21

その映画ではO157に対して「牛が感染」という言葉を使っていました。

根拠が一つというのは曖昧で根拠に乏しいですが、少なくとも遺伝子組み換えの食品が成長し切ると区別がつかないように、O157も以前は常に居たわけではないんじゃないか?と思ってしまいます。
→とうもろこしのエサへの使用がo157の感染の原因になるという報告はあるのでしょうか?論文をざっといくつか見ましたが、コーンを与えることで牛の腸管内に元々いる大腸菌が増えるという報告のようなものはありますが、感染に繋がるというものは見られないです。
自分が調べた限りでは犬猫の牧場内での飼育が感染に統計学的に関係していそうだとの報告があり、そちらの因子のほうが大きいのではないかと考えています。
https://www.google.com/url?sa=t&source=web&rct=j …

そして「5日以上の牧草を与えると件の大腸菌が8割減る」とも。
→この主張はおそらく先ほどの回答の研究と似たような報告のことを述べているのだと思います。

研究結果がある以上、あとは実践するしか、実践結果はどうなるかわかりません。
人間に使う薬の検査だって、マウス実験が終わったら次は人体実験です。
「あくまで研究結果であって〜」と拒否するのは、ちょっとおかしいのでは?と思います。
→その考え方には自分も同意します。しかし、まだ実践してみないと本当にいいかどうかわからないような方法を主流な方法として試すことは現実的には難しいので、これまでにわかっている暫定的に良いとされている方法を主流に行いつつ、実験的に一部で試していくことになるのが現実的なのだと思います。
今後の研究成果次第で牧草のみでの飼育が、大腸菌のこと以外のあらゆる総合的な観点でも混合的なエサで飼育するよりも良いと証明されれば、フードインクの中で主張されている方法が主流になることもあり得なくはないことです。
その研究成果が出るまでは今後も混合的な飼料による飼育方法が主流となるのではないかと思います。

きちんと処理し、焼いたら問題ないのはわかっていますが、先日の学校での数千人におよぶ集団食中毒の件も含めて、「生」でたべてしまう事件も全くなくせないのが事実です。
鶏肉は菌がさほど強くないので今回はまだ軽い方でしたが、これが件の大腸菌だったら?寄生虫のいる魚を生で食べたら?
と、色々な不安が募るのですが、
ここまで低コストを極めてしまっては
今更、牧草飼育にしてしまうのは土地もコストもシステム変更も、消費者から見ても、いろいろな面で難しいのもわかっています。
ただ、その努力も見られないとなると不安はどうしても消えません。
→努力と規制はきちんとされています。食品衛生法やと畜場法などにより日本の食肉は世界トップクラスの安全度を誇っています。(ただどんなに気を付けていても人間のやることで事故を0%にすることは不可能ですが)
しかし質問者さんのその不安は無理に消さなくても良いのだと思います。現在は自由経済なので、最低限の基準さえクリアしていれば、必ずしもすべての農家が同じように食品を生産し提供しなくてはならないわけではないです。
なので質問者さんのような不安を抱えている方々に安心してもらえるような生産方法をサービスとして提供する農家さんがいてもいいのです。
そのようにして様々なサービス作られていくのだと思います。
ただし、お金儲けのために誤った情報を流しいたずらに不安を煽り立てて、無理やり新しい市場を開こうとする経営者もいます。なので消費者側もあらゆる観点から情報を集めて、誤った知識に騙されないようにする必要はあるのかなと思います。
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この回答へのお礼

とうもろこしが大腸菌が発生した原因…というより、とうもろこしを与えることによる大腸菌の増殖・発達、それによって耐酸性(大腸菌の変質)を得てしまったのが原因では?と推測しました。(映画の中でそのことについて明言されていないので実際はわかりませんが…)
ただ、抗菌剤で死ぬ家畜も多いらしいので、やはりとうもろこしを与えない飼育法の方が健全なのでは…?と思ってしまいます。

人の失敗がゼロにならなくとも、化学でなんとかできるならなるべくなんとかして欲しいですし、化学を使わなくてもなんとかなるなら自然のままが良いと私は思います。
でも確かに、意見や価値観、経営方針の違いもあります。無理に統一がしたいわけではないのです。

ただ、Amazonプライムに配信されていたので「フードインク」を見たあと、集団食中毒のことを思い出して、O157やその他食中毒の事件等を色々調べて不安になっただけなんです。

その中でも、
作中に出てきた糖尿病の父を抱えた家族が、
「朝は早いから作る時間もないし、糖尿病の薬もバカみたいに高いし、1ドルじゃブロッコリーは買えないけど、ハンバーガーは1ドルでお腹が膨れる。選択肢はあって無いようなものだけど、近い将来、失明するかもと考えると将来が心配だ。」と話していて、

ハンバーガーは悪く無い。むしろ1ドルで提供できて現状その家族の財布を支えてるのはハンバーガーです。
それ自体はすごいのですが。
その量産体制の仕組み自体がその他の野菜や肉を購入し難いものにしてるのでは?と思うところもあって。

その家族の切実さがどうしても歯痒くて、どうにかならんのかと思った次第です。

不安かつ、なんとなく疑問に思ったので投稿した質問でした。


素人の推察に色々なご意見をいただけてとても参考になりました。
やはりモヤモヤは消えませんが、健康志向と低コスト志向、、棲み分けをするしか、どうしようもないですもんね。
薬が買えない低所得なのは個人の資質でもありますし…
ただ、こんなところで話すことではありませんし日本でもかなり進んでますが、、
海外が、貧乏な人が貧乏のまま死ぬのではなく、誰でも貧乏から脱却できるチャンスを得られる市政を目指して行って欲しいなと思いました。

お礼日時:2020/07/09 01:31

「聞きました」という程度では事実には程遠い。


情報の正誤を判断する第一のスキルは「事実とそれ以外を区別する」である。
したがってこの点については答えられない。

なぜ元のエサをあげないかだが、ではあなたはアメリカ牛とオージービーフのどちらを選ぶか、という問題である。
アメリカ牛は穀類、オージーは牧草を与えている。
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この回答へのお礼

オージービーフ、初めて聞きました。
スーパーにあるでしょうか?


結果的に事実だとしても経過が違うのであれば意味はないと思っているので
なぜそうなったのか、なぜそうしないのかというのが知りたいのです。

お礼日時:2020/07/08 18:32

分子生物学・微生物学的観点から見て、消化されなかったタンパク質が大腸菌の遺伝子に影響を与えて人間に悪影響を及ぼすように変異させるということは考えにくいです。


通常大腸菌が人間に対して悪影響を及ぼすような病原性を獲得する主なメカニズムは、
・抗菌薬の使用により薬剤耐性遺伝子を持った大腸菌が細菌叢のなかから選別されて増殖する
・人間に対する毒素を持った菌から病原性プラスミドが大腸菌へ移動して、病原性を獲得する
あたりではないかと思います。

しかし自分としてはその媒体で述べられている内容も気になるところではあるので、もし質問者様さえよろしければその記事についてのURLなどを貼っていただければ有り難いです。
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この回答へのお礼

フードインクという映画で見ました。

通常の草で育てられた牛は抗菌薬を必要としない場合がほとんどなので
とうもろこしが大腸菌を生み出す、というより
とうもろこしを与えるために抗菌剤が必要でその副作用…と言った具合かな、と先程の別の方の回答で考察しております。

お礼日時:2020/07/08 18:31

大学で畜産について学んだことのある者です。


原理的に考えて、とうもろこしのエサを家畜に与えることで大腸菌が人が死んでしまうように悪質化することは考えにくいです。
おそらくガセの情報でしょう。
家畜にとうもろこしを与えることというよりは、成長促進剤として抗菌薬をエサに混ぜていることが、耐性菌を産むとして問題になったことがあるので、どちらかというとそちらの話のような気がします。
現在では抗菌薬をエサに混ぜることは慎重に行うようにとの指示が出ているはずです。

またなぜ家畜にとうもろこしを与えるかといいますと、他の回答者様と似たような答えになりますが、とうもろこしのほうが牧草よりも含んでいるエネルギーが高く、牧草のみで家畜を育てるのには多大なコストがかかるからだと考えられます。
また放牧のみで育てるとなると広大な敷地が必要になりますし、放牧ならではの病気にもかかるようになり、管理が大変です。
よって広大な土地を所有していない日本では牧場内で育てることが主流となっています。
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この回答へのお礼

それを知った媒体は全世界で発信され、ニュースにこそならなかったものの、その界隈では結構国際的な問題になったのでガセということはないと思います。
きっちりソースもとってメディア化されていますし。

実際、その大腸菌で何十万人が死んでいます。。
牛はとうもろこしのタンパク質を消化できず、腸内細菌などがどんどん強いものに変質していくようです。

とうもろこしを与えなければそのような抗菌薬は必要ないし、1週間餌を牧草に変えるだけで体内の変質した大腸菌は死滅する研究結果もあるそうです。

そう考えたら、出荷前に多少餌を変えるくらいなら問題ないのでは?とも想うのですが。

日本では衛生管理もしっかりしてますが、海外では結構問題視されてる工場もあります…
食べ物として育てられてるので可哀想とは言いませんが、そのような菌の上で育った牛や豚、鶏を食べると思うとあまり気分良くありませんよね。。

お礼日時:2020/07/08 17:26

外国のように、広大な土地があれば、牛1頭が食べる広さを計算して多頭飼いができる。

しかし、美味しく売れる肉は餌の配合に気配りする必要がある。
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この回答へのお礼

でも大量生産されるような牛や鶏は、あんまり良いものではありませんよね。。

お礼日時:2020/07/08 17:19

肥育した肉のほうがおいしくって高く売れるから。

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この回答へのお礼

それで一時期死者まで出しました。
今は衛生面が改善され菌の死滅などうまくいっているようですが、とうもろこしのかわりに1週間牧草をあげれば大腸菌は死滅する、とも聞きまして。
それなら食べ物をめちゃくちゃに消毒したり体に悪い科学薬品を混ぜ込むよりも良いかと思ったのですが…
多少なり改善しても良いのでは…?と思ってしまいました。

お礼日時:2020/07/08 17:18

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