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- 回答日時:
炭酸ナトリウムの塩酸での中和
第一段階(第一中和点)では、pH≒8~9くらいで、
Na2CO3 + HCl → NaHCO3 + NaCl
Na2CO3はプロトンを受け取っているので塩基として働いています。
第二段階(第二中和点)の中和では、pH≒4くらいで、
NaHCO3 + HCl → H2CO3 + NaCl
NaHCO3はプロトンを受け取っているのでやはり塩基として働いています。
加水分解反応は起こっていません、が、両方とも中和点と呼びます。
pHが急変するところを中和点と考えるのは合っていて、炭酸ナトリウムを塩酸でて規定する時は、二つ存在することになります。
一段目の中和点で、塩酸 と 炭酸ナトリウム の物質量は同じになり。
更に二段目の中和点では 塩酸 と 炭酸水素ナトリウム の物質量は同じになります。
即ち、炭酸ナトリウムを完全に中和させるためには、炭酸ナトリウムの倍の物質量の塩酸が必要ということです。
これは2価の酸や塩基では当たり前と言えば当たり前ですね。
こういう2段の中和点を滴定したり、弱酸-強塩基や強酸-弱塩基を中和滴定する場合は、それに適合する試薬選びが重要になります。
中和滴定とかは何度もやって覚えると良いのですが、高校あたりの実験では、一度きりなのでイメージが掴みにくいと思います。
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