No.2ベストアンサー
- 回答日時:
古代の日本には、全国各地に「自然信仰」がありました。
その信仰の多くは基本的に「アニミズム」でしたが、全国的な統一された信仰ではなく、その地域の自然にふさわしい信仰であったと思います。
簡単に言えば、樹木や特別の形をした石などに「神性」を感じたのです。
そのため、山全体が「ご神体」なんて考え方もあります。
似たような信仰は「オーストラリアのアボリジニー」や「ネイティブアメリカン」にもあります。
そしてその信仰を作った人ははっきりしていないのも共通点かも知れません。
信仰を作った人というのを「信仰を体系化した」という風に考えるとしたら、
「古神道」という宗教や宗派が存在していたわけではなく「仏教以前の全国各地に存在した土俗信仰の総称」で、
その考え方は、江戸時代の後半あたりから生まれています。そのころ生まれた「天理教」や「黒住教」などの
新興勢力と区別するために、古来の神道が強くまとまったとも言えます。それを「国学」が後押ししました
その基本的な考え方は「記紀」内容をもとに、仏教以前の「古い信仰」をまとめて指していましたから、
そういった意味で「古神道」を作った人は「本居宣長」か「平田篤胤」あたりだと思います。
そして明治初期に、古来から全国各地に続いていた「信仰」が
明治政府によって担ぎ出された「天皇」を利用した権力体制と無理やり結びつけられ
なんとなく「仏教以前」に日本全体に広がった統一的な「神道」という信仰があるという風に、
古来の日本各地の信仰を、政治権力が捻じ曲げた解釈を行っていったことで、
「古神道」という考え方が体系化していったのだと思います。
宗教が「開祖」と「体系的な教え」と「経典」を持つものだとしたら
「古神道」は宗教ではない「全国各地の信仰の集合体」となるわけですから、
宗教的な意味での「開祖」が存在しないのは当然ですし、探しても見つからないと思います。
No.3
- 回答日時:
原始神道てのは、自然発生したものですから
誰が創った、ということはありません。
キリスト教や仏教のような創唱宗教とは違います。
「創唱宗教とは 宗教をその発生形態で分類するとき、
特別な一人(またはグループ)の創唱者によって
提唱された宗教のこと」
古神道を、調べまくっていたら天皇との関わりが
全く見えてこない事が分かりました。
↑
神道は仏教とともに、統治の技術と
して利用されました。
この段階で、天皇と結び付きます。
明治になって、欧米列強に対抗するため
神道を全面的に表に出すように
なったのです。
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