No.1ベストアンサー
- 回答日時:
九谷焼の中村秋塘造の銘だと思います。
【秋塘】あきとう
です。
No.2
- 回答日時:
中村秋塘(なかむらしゅうとう)の銘です
秋塘窯 大正6年(1917)~現在
秋塘窯は、大正6年(1917)、中村秋塘によって自宅に開かれ、素地と完成品を制作し始めました。
赤絵金彩に卓越した作品、開窯の前年(秋塘48才の時)に開発した砡質手による作品などはいずれも優品として好評でした。製品の販売先は主として大聖寺の井上商店であったといわれます。
工房で働いていた主な職人はこの窯で養成された陶画工でした。
ロクロ師・・・滝口加全(大正9年まで)、福岡義一
上絵付・・・・梶谷竹塘、篠尾忠次郎、庄田房、初代 井秋晴、笹居忠次郎、宇谷秋香
宇谷秋水、初代 井上秋晴、小島秋江、浜坂楓塘
初代 中村秋塘 慶応元年(1865)生、昭和3年(1928)歿
初代 中村秋塘は、大聖寺に生まれ、名は亀次郎といいました。
秋塘は、明治10年(1877)、12才のとき、八郎手を得意とする、父 中村茂一郎が明治元年(1868)に始めた陶画業を継ぎました。その翌年、竹内吟秋が陶画工を養成すべきとの考えから、陶画法を教えるために創立した私学校「惟新社」に入り、吟秋から陶画を学びましたが、九谷陶器会社の設立に合わせて、その会社に移りました。吟秋の辞職に伴い、秋塘も辞め、陶画業に戻り、制作を続けました。
秋塘は、父の遺風を守ると共に、吟秋に師事し、広く諸陶の技法を研究して、赤絵金彩に卓越した技能を発揮しまた。秋塘の精微端麗な画風は、気品の高尚さを誇りとする江沼九谷の真価を発揚するものでした。
石川県九谷焼美術館所蔵品「初代 中村秋塘の作品」
(石川県立美術館収蔵品データベースから検索してください)
二代 中村秋塘
明治32年(1899)生、昭和6年(1931)歿
二代 秋塘は、初代に製陶、陶画を学び、昭和3年に初代が歿した後、秋塘を襲名し、窯元を継ぎました。初代の時と同じ規模で経営を続け、主な卸先は井上商店でした。
初代と同じく、赤絵細描を得意としました。
現在は第五代目です。
釉彩(ゆうさい)高温焼成により融解する和絵具が作り出す滑らかなグラデーションと艶。近代九谷を代表する絵付技法となります。作家、中村秋塘、この釉彩技法の先駆者のひとりです。色彩が幾重にも重なり合い生まれる新たな色彩美。焼成後の発色をイメージし描く絵具のバランス。絵具の融解を計算し緻密な構図が重要になる技法で安定した美しさを作り出す中村氏の技術は経験の蓄積があるからこそだと感じます。ガラス作品のような光沢と透明感、これも九谷焼の美しき作品のひとつです。※鑑賞専用の香炉となりますので実際にお香焚くことはご遠慮下さい。【主な陶歴】昭和28年生まれ昭和54年 日展初入選昭和56年 日本現代工芸展初入選平成7年 五代秋塘を襲名

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