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消火設備が二酸化炭素を噴出させて火を鎮火させるって、毒ガスを出していたんでは、建物の中の人間は逃げ損なえば死にますね。
何故こんな化学的に分かりそうな消火設備が、採用されてたんでしょうか?

A 回答 (5件)

勘違いしている人が多いのですが、高濃度の二酸化炭素は「毒ガス」です。

酸素濃度が通常通り20%あっても、二酸化炭素が濃ければ中毒になります。
http://www.cooltex.co.jp/lco2nikansurujyouhou.pdf

二酸化炭素は水に溶けると「炭酸」つまり酸になります。高濃度の二酸化炭素を吸い込むと同じことが血液で起こり、血液のpHが下がることで様々な症状が起きます。

以下の記事によると、血液が十分な酸素を運べなくなり、各臓器で酸欠が起こるため死に至ります。一酸化炭素とは、中毒のメカニズムも問題になる濃度も違いますが、最終的に起こることは結構似てます。
http://www.jsomt.jp/journal/pdf/055050229.pdf

窒素はこのようなことが起こらない、健康や生命への影響は単純に吸い込む空気の酸素濃度次第です。高山病と同じ。

どちらのガスも消火設備として最終的に燃焼に必要な酸素を断つことは一緒なのですが、上記の理由で相対的には窒素のほうが安全です。ガスが放出され始めた時点で避難しやすいからです。

ただし二酸化炭素の場合、液体の状態で貯蔵されているため、気化熱で温度が下がることも消火に寄与しているとされています。

報道によれば、窒素のほうが安全性高いにもかかわらずコストの関係で二酸化炭素がよく使われているとのことです。

コスト安い理由は、あくまで推測ですが。二酸化炭素は容易に液化します。常温では50気圧くらいにすると体積1/500くらいにして貯めておける。

窒素は常温では液化しないので、圧縮した分だけ圧力高まります。市販の窒素ボンベは150気圧のものが多いらしいですが、すると体積は1/150にしかなりません。圧力高い分だけ頑丈なボンベやバルブが必要な上に、本数も3倍以上必要になります。
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この回答へのお礼

ありがとう

納得致しました。

お礼日時:2021/04/24 23:34

二酸化炭素は毒ガスでは


有りませんヨ。

一酸化炭素と勘違いしていませんか。

酸素以外の気体は、それがなんであれ
密室で充満すれば、酸素濃度が薄まって
窒息します。

別に人命より機器を優先させている
訳ではありません。
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この回答へのお礼

ありがとう

だから毒ガスなのです。

お礼日時:2021/04/24 23:32

二酸化炭素消火器そのものに問題があるのではなく、今回は作業中の誤作動で事故になったもので、いわば安全装置の不備が背景にあります。


設備設計に事故防止のポリシーが欠けていたか、極めて低かったのではないかと思います。
コンピューターが大事というより、「金が惜しい」ために高額の窒素消火設備が普及しない、事故防止の安全装置を備えない、ということにこそ問題があります。
当然、そのような費用負担は、最終サービスの価格に転嫁され、消費者が負います。消費者にそのコンセンサスがあるかどうか、でしょう。
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この回答へのお礼

ありがとう

まあ何をするにも、先ずはお金の損得勘定から入りますので、事故の想定など考えてもいないのでしょうね。

お礼日時:2021/04/19 18:40

水で消化すると、


駐車している多くの車に痕跡が残ったり、
機械器具類が故障したりして、大損害が発生するそうです。
その点、二酸化炭素で消化すると、
車や機械器具類の損傷がほとんど無いことが採用の理由だそうです。
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この回答へのお礼

ありがとう

そうですか。
人命より車や機械類の方が大切だなんて、ちょっと信じ難い感覚ですね。

お礼日時:2021/04/17 23:40

消火剤(泡であれ粉末であれ水であれ)を使う消火器が使用できないからです。



例えば、コンピュータルームでそのような消火器を使用すると、コンピュータが使用できなくなってしまい莫大な損失が出てしまうから、純粋に気体だけの二酸化炭素や窒素を充満させて消火する設備が導入されています。

二酸化炭素と窒素では、窒素の方が設備が高額になってしまうので、コスパのいい二酸化炭素消火設備が多く採用されています。
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この回答へのお礼

ありがとう

人命よりコンピュータの方が、大切だなんて呆れた世の中ですね!

お礼日時:2021/04/17 23:41

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