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イタリア(シチリア)マフィアはどうやってみかじめ料を徴収するのでしょうか?

以前のことですが、ツイッターで、南イタリアに住む知人の方がマフィアから高額なみかじめ料を請求されているという書き込みを見ました。
みかじめ料の徴収は実際にあるのだと思うと同時に、マフィアは身分を明かさず地元の人でも誰がマフィアの構成員なのかまったくわからないという話を聞いたことを思い出し、一体だれがマフィアの構成員なのかわからない状態でどうやってみかじめ料を徴収するのだろうか?という疑問が湧きました。
集金、口座振替、銀行振込…日本ではいろいろな方法がありますが、新聞や飲料で多い個別訪問での集金だと相手に自分の顔を見られますよね。
日本では集金人を装ってお金をだまし取る犯罪もあったりしますが、誰が構成員なのかまったくわからない状態だとみかじめ料を徴収しに来た構成員だと判断してお金を払ったら実は詐欺グループの一員だったというようなことはイタリアでは起こりえないんでしょうか。
今は廃業していますが、かつて東京で飲食店経営をしていた知り合いから聞いたことがありますが、みかじめ料は縄張りの組員さんが集金に来るのでそのときに支払うみたいな内容でした。

今読んでいる小説ではシチリアでは大通りの有名店から裏路地の露店商に至るまで、マフィアにみかじめ料を支払わないと報復されるのでその土地で商売ができなくされるという表現が出てきます。
とはいえ作中でマフィアのボス当人が「私は○○という組織のボスだ」と主人公に身分を明かしたりしているので、あくまでも小説というフィクションであるということも考慮しなければいけないかもしれませんが)

なかなか現地で実体験としての情報をお持ちの方はいらっしゃらないと思うので、小説や映画などわかる範囲で良いので事情をご存知の方、教えて下さい。

A 回答 (3件)

こんにちは。

前にもマフィア関係の別の質問に回答した者です。
マフィアのみかじめ料をPizzoと言います。このPizzoで英語の記事を検索すると、日本語の資料よりも手がかりが見つかりそうです。
例えば、以下の記事。現在、シチリアではAddiopizzoという団体を中心にみかじめ料拒否の運動が広がりつつあるようです。この記事では、2016年にみかじめ料拒否を決めた商店主が、2006年からずっとみかじめ料を払うことになったいきさつが語られています。
それによれば、まずは店に対する嫌がらせが始まり、周囲に相談すると背後にマフィアがいることが分かった。嫌がらせは、マフィアの脅し。やがてその関係者と思われる人物が現れ、みかじめ料を払わないとどうなるかわかってるな、と脅してきた、と。
https://www.pri.org/stories/2019-08-08/shopkeepe …
この体験談のケースだと、マフィアの関係者が直接取り立てるような感じなのだろうと思います。商店主の前に姿を見せていますからね。
ただ、取り立て役はマフィアの正構成員ではなく、準構成員からさらにその下の下っ端だろうと思います。日本で言えば、暴力団の組員ではないけど深く関与しているチンピラとか半グレみたいな存在でしょうか。
マフィアの構成員が誰であるか、表面的に分からないというのはその通りのようで(さすがにファミリーのトップは知られているでしょうが)、自分からマフィアであることを明かさないという掟があるそうです。お互いに、マフィアの構成員だと言うことが知られている/知っていても、表面上は知らないことにしているのかもしれませんね。

Wikipedia英語版のPizzoの項目では、Pizzoの徴収方法の一例として、マフィアが指定する人物を雇用させる、といった手段が挙げられています。
https://en.wikipedia.org/wiki/Pizzo_(mafia)
要するに、表向きは合法に、企業からマフィアに「正当性のない」金が流れるようにする、ということですね。
マフィアのフロント企業との取引を強要する、といったこともあるでしょう。
前の回答にも書きましたが、ナポリのゴミ処理業者はすべてマフィアの息がかかっています(マフィア関係が経営する業者)。自治体とマフィアの癒着というだけでなく、マフィアがゴミ処理業者というフロント企業を通して自治体からみかじめ料を徴収しているとも解釈できると思います。
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この回答へのお礼

日本とは事情が違うと思いきや、集金人が来訪してみかじめ料を徴収するというのは同じなのですね。
日本もいろいろ物騒になったと思いきや、まだまだ平和だなと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2021/05/07 20:51

あと、


>誰が構成員なのかまったくわからない状態だとみかじめ料を徴収しに来た構成員だと判断してお金を払ったら実は詐欺グループの一員だった
という点ですが、これはつまり「マフィアを騙る詐欺師」ですよね。
No.1で紹介した記事にあるように、マフィアのみかじめ料は嫌がらせとセットということのようで、つまり、先に「お前に正体を悟られることなく、お前の商売の邪魔をすることは簡単なのだ」ということを示して、商店主を脅すわけですね。脅しておいてから姿を見せて、みかじめ料を払わせる。みかじめ料を払えば嫌がらせは止まるわけです。
商店主が嫌がらせの正体がつかめなくても、マフィア(の手下)のほうでは商店主の周囲を見張っているはずで、そんなところに詐欺師がマフィアを騙ってみかじめ料を徴収すれば、今度はその詐欺師がマフィアのターゲットになると思います。誰がマフィアの構成員か分からない=どこでマフィアに見張られているかわからない、というのは、詐欺師にとっても同じですからね。
個人商店からのみかじめ料程度のはした金のために、本物のマフィアを敵に回して命を狙われる危険を冒すような詐欺師はいないと思います。
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この回答へのお礼

近所で独居ご高齢の方を狙った集金人を装う詐欺が発生したことがあり、治安の良くない海外ならもっとこんな案件が多いのかな?と思ったことがあります。
とはいえ、マフィアを装って小金をせしめたりはしませんよね…。
ありがとうございました。

お礼日時:2021/05/07 20:48

>日本では集金人を装ってお金をだまし取る犯罪もあったりしますが、誰が構成員なのかまったくわからない状態だとみかじめ料を徴収しに来た構成員だと判断してお金を払ったら実は詐欺グループの一員だった



そいつらを抹消するのも料金に含まれる
情報網としつこさが経営資源なので容赦ない
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この回答へのお礼

近所で独居ご高齢の方を狙った集金人を装う詐欺が発生したことがあり、治安の良くない海外ならもっとこんな案件が多いのかな?と思ったことがあります。
とはいえ、マフィアを装って小金をせしめたりはしませんよね…。
ありがとうございました。

お礼日時:2021/05/07 20:48

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