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日本語を勉強中の中国人です。日本社会のルールはもしご自身で体得できられたところがありましたら、教えていただけませんか。

また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

質問者様は「なぜ人に迷惑をかけてはいけないという概念を子どもの時に教えますか」という質問をされていますね。

実はこれが「日本社会のルールの基本」です。

なのでこちら側に回答します。

私はアメリカの帰国子女で、日本の社会とアメリカの社会を見てきました。日本社会独特のルールはたくさんあります。

日本社会のルールは「年功序列」と「お互いへの敬意」です。
日本人ってお互いにお辞儀をしますよね。あれって「敬意の現れ」なんです。逆に西洋人の握手は「対等な関係」の現れであって「敬意」が有るかどうかは別なんです。

なぜそうなるか?
分かりやすく言えば「日本は異民族戦争をほとんどしていないから」です。あ、明治以降の近代戦争は除きます。もっと前の「自分達の民族や自分達が信仰する宗教が生き残り、自分達の文化が構築される時代」の話です。

今現在残っている国や民族というのは長い歴史の中でずっと勝ち続けてきた民族・宗教です。だから「支配されることもあるし、支配することもある」程度に考えていて「でも対等だよね」という認識があります。
 これが「握手の哲学」になっていて、どちらが偉いわけではない、のです。

そしてこういう社会だと「自分の基準に従って生きる」のが当然になります。隣の人が自分と同じ価値基準の人=同じ民族・同じ宗教だとは限らない、からです。
 たとえばイスラムの人が御祈りの時にコーランを大声で唱和し、隣のキリスト教徒が「うるさい!」と言ってもやめることはしません。これが「お互い自由にふるまう」原点になり、争いの解決として「じゃあ、迷惑にならない程度に声を落すなら、私も声が聞こえることは我慢するよ」というのが対等な契約でこの契約が成立する証が握手になるわけです。だから尊敬が入っているわけじゃない、のです。

日本は違います。日本は少なくとも西暦700年ごろには「日本」と言う国家が成立し、元寇と秀吉出兵ぐらいしか異民族戦争を経験していません。戦国時代と言う内戦はありましたが「内戦」とよぶように「争っているのは日本人同士」で、実際戦争の結果「誰が日本の天下人なのか」を天皇が指名したら、ピタッと戦争が終わったわけです
(まず豊臣秀吉が関白になったとき、そして秀吉死後、息子の秀頼が天皇から関白に任ぜられる前に徳川家康が戦争を起こし、勝って天皇から征夷大将軍に任ぜられて、250年の徳川幕府時代になったわけです。ちなみに、徳川15代の各将軍は一人一人天皇から任命されています)

日本というのは、1300年以上に渡って「同じ価値観を共有する日本人」だけが住む社会で、だから「隣の人と私の価値観は同じ」と信じている人達なのです。

このことが最初の「なぜ人に迷惑をかけてはいけないという概念を子どもの時に教えますか」につながります。つまり「人に迷惑をかけるのは、日本人の価値観としてあり得ない」からです。
 子供たちが生活する場所は日本なので、当然周りの人達も「子供は大人に迷惑をかけない。親はそういう躾をおこなっているはず」と信じているわけです。

電車の車内が静かなのも同じで「静かにしていれば他人に迷惑をかけない」からです。コロナで日本人がマスクをして政府の指示を聞くのは「そのほうが迷惑がかからない」からです。

そして「お互いに迷惑をかけあっていませんよね」というのが「敬意」で「貴方に迷惑をかけたかもしれません。もうしわけない」という意味がお辞儀には含まれていて、日本人が絶妙なタイミングでお互いに軽い会釈を交わすのはまさにそれです。深いお辞儀は「尊敬と感謝」を意味します。

このような「同質性」が強い国は世界を見てもほとんどありません。だから他の国の方から見て「日本社会のルールは特殊で分かりにくい」と言われるわけです。
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この回答へのお礼

みなさん、ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございました。大変勉強になりました。

お礼日時:2021/06/19 02:01

人間は社会的動物です。


社会で育たなかった人間は二足歩行すら
出来なくなります。

この社会を構築維持するためには
ルールが必要です。

西洋では、キリスト教という宗教に基づく
ルールが基本になっています。
つまり、神との契約でルールを構築した訳です。

この社会では、神との約束さえ守っていれば
他人にどう思われようと構わない
という個人主義的になります。


これに対し、そんな神様がいない日本では、人間同士の
約束事でルールを構築しました。

それは「他者を不快に」させない、という
ルールです。

こういう社会では、他人にどう思われるか
が重要になってきます。

だから日本人は、殊更、他人の目を
意識するのです。
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「できられた」とは言いません。


「できた」の敬語だと「おできになった」という表現がありますが、あまり使いません(間違いではないです)。

「ところ」より「こと」の方がいいと思います。


「体得されたことがありましたら」「体得なさったことがありましたら」のどちらかの方が自然だと思います。
「体得」という単語自体 あまり使われませんし、敬語に使うイメージがないです。

文法が正しいかどうかわからないのですが、私なら
「日本社会のルールで、経験し 身につけたことは何かありますか?教えていただけないでしょうか?」
のように質問すると思います。


肝心のご質問ですが、「ルール」の指す内容がよくわかりません。
〔明文化されていない慣習〕のような意味でしょうか?
「日本社会のルール」では範囲が広いので、もう少し具体的に質問し直した方がよいのではないかと思います。
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「できられたところ」の意味がわかりません。



また、「日本社会のルール」とは、なんの事でしょうか?
「これが日本社会のルールだ」と断定した事がありませんし、意識した事もありません。

日本国外の人たちから見たら、「これは日本独特」と感じる事は、多々あろうかと思いますが、日本人にとっては、それは普通の事、当たり前の事なら、あまりにも自然過ぎて感じてもいないと思います。

例えば、
立つ事が当たり前な人に、「なんで立てるんですか?どうやって立つのですか?」と聞かれても、答えるのに苦労します。普段、そんな事考えた事もありませんから。

なので、まずは質問者さんが思う「日本社会のルール」とは、どのような事を指しているのかを明確にした方が良いかと思います。
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