刑務所で美味しい食事を提供するのは、刑務所の設置目的に合致するでしょうか？

刑務所の食事もプロの管理栄養士が付いて、健康で美味しい食事を提供しているそうです。

しかし、刑務所では「くさい飯を食う」という慣用表現に見られるように、娑婆での食事よりも不味い飯を提供するのが、刑務所の設置目的に合致していると言えるでしょうか？

具体的にいうと腐敗臭のあるくさい飯を食わしたら基本的人権問題になると思われるので、最低限消費期限以内の食材を使い、一切調味料を使わない健康食など、世間一般の基準から見て「不味いメシ」を供する事で、服役者に二度とここには戻らないという決意を促す食事を出す事に関して、あなたは賛同されますか？

それとも限られた予算が許す限りにおいて美味い食事を提供する方を推薦しますか？

質問のカテゴリーが不明ですので、あえて自分の頭で考えることを得意とする哲学愛好家が多いかもしれない哲学のカテゴリーで質問させていただきます。

No.1 回答者： phj 回答日時： 2021/07/16 23:36

＞それとも限られた予算が許す限りにおいて美味い食事を提供する方を推薦しますか？

予算がゆる限りにおいて、健康を維持できる食事が提供されることが必要です。取り立てて美味い必要無いでしょうが、とはいえ「食事するのが嫌なぐらい不味い」のは問題です。

理由としては「民主主義での刑罰は権利の剥奪以外行ってはならない」からです。
　そもそも民主主義(法治主義国家）には体罰刑はありません。不味い飯を食わせるのは、体罰刑に等しいです。

この回答へのお礼

おっしゃる通りですね。

では、生活苦でダブルジョブで頑張りながらインスタン食品ばかり食って糊口を凌いでいる善良な市民と同じ程度の食事を与える事には賛同しますか？

それとも管理栄養士が監修した最高レベルのバランス栄養食と、十分な調味料を使って手作りしたした作りたての食事を食う権利があるとお考えですか？

お礼日時：2021/07/16 23:57

No.2 回答者： ムカリン 回答日時： 2021/07/17 01:46

日本の刑務所の場合

死刑を除いて受刑者であっても「生存権」は認められていることから、健康を害するような料理を受刑者に食べさせることは許されません。よって刺し身など食中毒が発生する恐れがある食材は出されませんし生活習慣病を回避するために栄養管理がなされています
味については調理も刑務作業の一つであることから調理担当の受刑者が行います。
調理資格が無い以前に調理経験が無い受刑者がそれを行うことから、予め決められている手順に従って調理をしていることから美味しい保証はないですね

この回答へのお礼

そうですか。

炊きたての飯とか、（インスタントでない）手作りの味噌汁など、（調理師免許がない）家庭の主婦や、隠居老人が作ったとしても、それはそれは美味い食事と思います。

このような普通の手作りの食事を堪能することさえできずに工場生産のカップ麺に湯を注いだだけの食事を繰り返し、深夜まで労働しかつ納税している一般労働者と比較すれば（贅沢飯ではなくとも）十分美味い飯を食っているように思うのですが、まあ、塀の向こうで食事したことがない者の僻みにすぎぬかもしれない。

教えて下さりありがとうございました。

お礼日時：2021/07/17 10:00

No.3 回答者： tefu_tefuu 回答日時： 2021/07/17 02:52

＞それとも限られた予算が許す限りにおいて美味い食事を提供する方を推薦しますか？

はい、美味い食事を提供する方を推薦します。

これは、何らかの過失で罪になった者が娑婆に出てきた時に、社会に恨みを持たないようにするためです。
また、民間人にも、過失では一度はやり直せる機会があると思わせるためです。

問題は、過失ではなくて故意にあるいは本能に従って罪を犯してしまう者がいるということでしょう。
勿論、彼らにも、美味しい食事は提供します。
しかし、彼らは、人というよりも獣に近いのかもしれません。
人権の問題はありますけれども、人類の研究材料だとも考えられます。
限られた予算が許す限り、彼らも生かす価値はあると思います。

結論として、予算が無くなれば、社会復帰の低い受刑者から待遇は悪くなります。
医療における、トリアージ（特に、患者の重症度に基づいて、医療・治療の優先度を決定して選別を行う）の考え方です。

この回答へのお礼

なるほど。

＞限られた予算が許す限り、彼らも生かす価値はあると思います。

限られた予算が許さない状況になると、彼らを生かす価値は無いという事ですね。生かす価値さえない「獣の様な」受刑者にも美味い飯を食わすべきだという思想をもう少しご説明いただけると有り難いです。
出所や社会復帰の想定されていない無期懲役囚のケースでお願いします。

教えて下さりありがとうございました。

お礼日時：2021/07/17 10:08

No.4 回答者： ムカリン 回答日時： 2021/07/17 03:50

お断り

法務省より
食事及び飲料（湯茶等）が支給される。令和2年度の成人の受刑者一人当たりの一日の食費（予算額）は533.17円（主食費101.50円，副食費431.67円）である。高齢者，妊産婦，体力の消耗が激しい作業に従事している者や，宗教上の理由等から通常の食事を摂取できない者等に対しては，食事の内容や支給量について配慮している。
上記に記されているように受刑者の食費は予め法務省の年度予算に組み込まれており万が一不足する自体が起きた場合には補正予算等でそれを補います
他の回答者さんの回答にある「予算がなくなれば社会復帰の低い受刑者から待遇改善悪く」なるとのコメントは完全に誤解です

この回答へのお礼

具体的な情報ありがとうございました。

一人で533.17円の予算というと理解しにくいですが、53,317円の材料費を使って、100人分の飯を作るわけですから、そこそこ良い食事が作れるでしょうね。

電気代やガス代、水道料金などは含まれず、何よりも人件費がタダなので、
家賃、水道光熱費、そして人件費が配布された料理店での食事代に換算すれば、一日当たり2,000円ぐらいの食事代という事になりましょうか。

広大な敷地がある刑務所では所内菜園で必要な野菜類を自給できるので、予算は穀類と肉魚類の材料費になると考えれば良いという事でしょうか。
それとも所内菜園で自給できる刑務所ではその分予算が削減されるのかな。

教えて下さりありがとうございました。

お礼日時：2021/07/17 10:16

No.5 回答者： ムカリン 回答日時： 2021/07/17 03:56

三冊、から食事及び飲料（湯茶等）が支給される。

令和2年度の成人の受刑者一人当たりの一日の食費（予算額）は533.17円（主食費101.50円，副食費431.67円）である。高齢者，妊産婦，体力の消耗が激しい作業に従事している者や，宗教上の理由等から通常の食事を摂取できない者等に対しては，食事の内容や支給量について配慮している。

この回答へのお礼

具体的な情報ありがとうございました。

一人で533.17円の予算というと理解しにくいですが、53,317円の材料費を使って、100人分の飯を作るわけですから、そこそこ良い食事が作れるでしょうね。

電気代やガス代、水道料金などは含まれず、何よりも人件費がタダなので、
家賃、水道光熱費、そして人件費が配布された料理店での食事代に換算すれば、一日当たり2,000円ぐらいの食事代という事になりましょうか。

広大な敷地がある刑務所では所内菜園で必要な野菜類を自給できるので、予算は穀類と肉魚類の材料費になると考えれば良いという事でしょうか。
それとも所内菜園で自給できる刑務所ではその分予算が削減されるのかな。

教えて下さりありがとうございました。

お礼日時：2021/07/17 10:17

No.6 回答者： masa2211 回答日時： 2021/07/17 07:26

＞刑務所の食事もプロの管理栄養士が付いて、健康で美味しい食事を提供しているそうです。

管理栄養士は献立作成や衛生管理はするけど、調理は受刑者の持ち回りが原則なんでは？　それも社会復帰の一環だから。
※原則と書いたのは、受刑者が高齢で調理できない場合などは外部委託になるから。
http://eiyoushi-club.com/archives/534

ですので、献立通りに調理しても美味しい保証は無いと思うが。
　外部委託の場合とか、受刑者に板前さんがいる、という場合は例外とします。


＞一切調味料を使わない健康食
字句通りの意味にとります。
塩、みそ、醤油は、どんな定義を持ち出しても調味料。それを使わせない、という意味にとります。字句通りだと、そうなりますよね？
みそ汁はダメ、潮汁もダメって、それはナイわあ。
調味料に制限を受ける、が限度と思う。
で、No.4回答のように、1日の食費（材料費の意味にとる。）が530円なら、それだけで基本調味料に限定されると思う。

この回答へのお礼

値段の高い調味料すなわち、バターや削り節、出汁昆布や味噌醤油などを想定していましたので、塩だけは使えるものとしましょうか。

炊き立てのご飯と、塩茹でした新鮮野菜、地玉子、それに日によってホルモン煮込みや、小魚の焼きものなどが供されれば、結構、豊かな食生活かなと思いました。比較の基準は自分が日常的に食ってるもの、あるいはタイや南アフリカのストリートチルドレンなどよりも悪くない食事、という基準です。

教えて下さりありがとうございました。

お礼日時：2021/07/17 10:26

No.7 回答者： ムカリン 回答日時： 2021/07/17 10:18

特定少数である家族相手に調理するのと特定多数である受刑者相手に調理するのでは調理する者のその想いからして違うのは当然です

加えて刑務所は「規律厳守」が基本
たとえ美味しい料理を食べさせたいと思っても決められている手順以外の手順で調理することは基本出来ません
更に言えば調理したくて調理しているとは限りません。
刑務所で日常出される料理の味に期待できなくても当然ですね

この回答へのお礼

なるほど。

刑務所内で、たまたまにせよ美味いものが食えたりすると、罪もなく殺された被害者や、罪もなく財産を奪われた善良な被害者が報われませんね。

刑務所内で生活する事自体が処罰ですから、収監の目的（処罰）に相応しい食事を与えないと、国家権力が自己矛盾を犯すことになりますね。

一方、勾留されたカルロスゴーンなど、判決前の容疑者は推定無罪と見なすことが決まっているので、自己負担でUberなどを使って豪華な食事をdeliveryさせる自由を奪ってはいけませんね。法治国家である以上。

教えて下さりありがとうございました。

お礼日時：2021/07/17 14:48

No.8 回答者： ムカリン 回答日時： 2021/07/17 10:39

とは言え楽しみが殆ど無い刑務所での生活において多くの受刑者が楽しみにしているのが食事ですね

それが美味しく感じられる理由でしょう

この回答へのお礼

刑務所内が楽しみに溢れていたら、皆さん入りたがるでしょうね。
最近ではTVを見たり、読書をしたり、詩作をするなどの楽しみが認められている様でうが、食事が棚のしみに溢れたものになってしまっては、刑務所の設置目的に合致しないのではないかという疑問が湧くわけです。

せめて自衛隊よりは、楽しみが少ない場所にしないと、国防や災害復旧に身を子にして働いている自衛隊の将兵に申し訳ないです。

教えて下さりありがとうございました。

お礼日時：2021/07/17 14:41

No.9 回答者： ムカリン 回答日時： 2021/07/17 10:45

オマケ

元受刑者である花輪和一氏作漫画「刑務所の飯」は刑務所での食事を詳しく描いている漫画です
漫画です元受刑者らしく刑務所での食事が割とリアルに描かれてますので気になるようでしたら目を通して見ることをおすすめします

この回答へのお礼

情報ありがとうございました。

犯罪が確定されて収監された者どもが、自衛隊並みの食事を食っていたら許せないです。

お礼日時：2021/07/17 14:50

No.10 回答者： メキシコの爺ちゃん 回答日時： 2021/07/17 10:49

くさい飯とは、白米でなく、麦ごはんだったからです。

食事事情が悪ければ、病人も出てきて、余計に費用が掛かります。服役者は健康であること。それに、食いものの恨みは凄いで、暴動も起こります。

何百人もの一日3回の食事。しかも、限られた予算の中なので、栄養士や調理師は必要です。

この回答へのお礼

麦ご飯で健康を害する心配は無用ですから、犯罪を起こし、罪が確定した服役囚には麦ご飯を必須にすると良いと思います。

罪もない人を傷つけ、また理由もなく財産を奪った犯罪者が、毎日銀シャリを楽しんでいる様じゃ、刑務所設置の目的に合致しませんものね。

教えて下さりありがとうございました。

お礼日時：2021/07/17 14:53