今年も、ホロコーストをテーマにした映画が何本もありました。現在も上映されています。今年に限らず、毎年複数の、ユダヤ人迫害の映画が製作されていて、累計すれば、いったい何作品になるのか、見当もつかない、膨大な作品量ですね。
確かにひどい歴史的事実ですが、ああ毎年、これでもかと映画やドラマで取り上げられては、現代のドイツ人の身になれば、いたたまれない気持ちなのではないかと想像します。
日本人だって、戦時中はアジアで相当ひどい、残忍な所業をかさねたと聞きますが、もしホロコースト映画のように、日本人の残虐性を毎年作品として量産されたら、どんな気持ちになるか・・・。
そろそろ、ドイツ人も重荷から解放してあげられないものなのでしょうか…。現代のドイツ人に背負わせるのは酷すぎませんか?
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
今夏は知ってる限りで4本の映画が公開中。
こんなに集中して公開されるのは初めてだと思います。しかも、製作国がそれぞれ異なっています。そのため悪いのはドイツだけじゃないといった視点もあったりしてますね。『復讐者たち』(製作国:ドイツ=イスラエル)
https://fukushu0723.com/
『アウシュヴィッツ・レポート』(製作国:スロヴァキア=チェコ=ドイツ=ポーランド)
https://auschwitz-report.com/
『沈黙のレジスタンス ユダヤ孤児を救った芸術家』(製作国:アメリカ=イギリス=ドイツ)
http://resistance-movie.jp/
『ホロコーストの罪人』(製作国:ノルウェー)
https://holocaust-zainin.com/
ちなみに、今日発売の本にいまどきのドイツに関する本が出てますね。
https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978- …
https://www.amazon.co.jp/dp/456984989X#aplus
日本は第二次世界大戦については加害者意識は少ないですよね。でも、戦争の悲惨さについては毎年8月の戦争関連の日にテレビドラマやドキュメンタリーなどで描かれ、戦争は絶対してはならないという訴えが行われています。
ありがとうございます。私はつい、ドイツ人の身になって考えてしまうのです。「もうわかりましたよ。我々が悪かったことは十分反省してますから…」と、彼らは言いたいんじゃないのかなぁ。
No.6
- 回答日時:
#5にいただいた「お礼」を拝読しました。
「あえて問題提起」? 私としては、「その問題はとっくの昔に提起されていて、解決もしている」が回答なのですが、では具体的に問題をお感じになった新作映画の題名を教えていただけますか? そのほうが、より適切な回答を得られやすくなると思うのですが。個別の細かな描写のことではなく、全体的な傾向を申し上げています。私が見る限り、全体的な傾向は今でも、「ドイツ兵は悪魔」ですよ。私は、声を上げにくい現在のドイツ人の気持ちも考慮すべきだという考えです。いったい何が「解決されている」のか、私にはさっぱりわかりませんね。
No.5
- 回答日時:
新作は毎年ご覧になっていますでしょうか。
作風は年々変化していますよね。だからこそドイツを含めた世界中の観客を今もって惹きつけるわけで、そうでないと客も入らないので採算が合わないと思います。例えば『シンドラーのリスト』(1993年)のテーマは「ナチと懇意にしていたドイツ人にも善人はいたかも」であり、いわば悪代官的存在のナチ将校も、映画公開当時にモテキャラだった俳優が演じることで、「この人にはこの人の事情があったのかも」と思わせる展開に仕上がっていました。
『戦場のピアニスト』(2002年)も、ナチ将校がユダヤ人を助けていたという設定であり、助けられたユダヤ人は戦後、そのナチ将校を助け返そうとしましたが叶わなかった、という部分に焦点を当てています。以上の2作は史実をもとに独自の解釈でアメリカ人が描いた作品でありアカデミー賞を受賞しました。
『ヒトラー 〜最期の12日間〜』(2004年)の名場面は自然災害などが起こるとパロディとして出回りますが、本編は真面目な大傑作です。原作ならびに監督はそれぞれドイツ人。ヒトラー役はドイツで活躍しているスイス人俳優。ヒトラーがいかに紳士的で、美しい秘書やゲッペルス婦人がいかに心酔していったかを説得力をもって描いて、アカデミー賞外国語映画賞の候補となりました。
『ヒトラーの贋札』(2007年)はドイツ/オーストリア合作で、収容されていたユダヤ人詐欺師の抜け目なさを魅力的に描くと同時に、人道を声高に謳う別のユダヤ人を滑稽に見せています。ドイツがユダヤ人をずるく描くことは、もう少し前だったらできなかったろうと思いますが、世の中が成熟して、この傑作を正しく評価できるようになったのです。これも史実が基で、昔ながらの原作とは解釈がかなり違いますが、ユダヤ人寄りと言われるアカデミー賞で外国語映画賞をとりました。
ほかにもオーストラリア人監督がなんとも愛嬌のあるヒトラーを演じて、主人公の少年を見守る『ジョジョ・ラビット』(2019年/アカデミー賞6部門候補、脚色賞受賞)など、反ホロコーストの精神を受け継ぎつつも、あの時代に対する新解釈を盛り込んだ新作はどんどん更新され、しかも正当に評価されています。
それは、世の中で新しい情報が発掘されていると同時に、人々の価値観も多様化したり、あるいは時代とともに人々が冷静にもなってきているからかもしれません。いずれにしても、今どき「善良なユダヤ人が悪徳なドイツ人にこらしめられていました」という解釈に付いてくる人など皆無に等しく、むしろ、「あなたも私も、世界中のどんな人だって、明日は加害者になり得るのだから、きちんと未来を築こう」という方向に進んでいるように思います。
私はこういう時代の変化が興味深くて、ホロコーストものの作品に注目することが多いです。
「善良なユダヤ人が悪徳なドイツ人にこらしめられていました」という構図は、数少ない例外を除いては、相変わらず、ほとんどの作品でそのように描かれていると、私は思いますよ。いや事実、そうだったのだろうと思います。ですがもう、十分ではないか、みんなもう十分その事実を認識している。これ以上その問題をクローズアップする必要は、もうないのではないかと、あえて問題提起したいのです。直接的責任のない、現役世代のドイツ人の身にもなってみろと。
No.3
- 回答日時:
私は、ナチスがユダヤ人迫害したのは事実ですが、その目的が計画的な民族の抹殺であったという主張には疑問を持っています。
ヒトラーを擁護する気はありませんが、窃盗を強盗として裁くのは間違っていると思います。
「修正主義者」の主張は↓です。
ホロコーストの証拠(?)は自称被害者や加害者と見做された者からの「証言」しかありません。
連合国は毒ガスで殺したと言っていますが、死体は発見されていません。
政府発行の虐殺の計画書や予算書や命令書も見つかっていません。
それらを裏付ける連合国による無線の傍受記録もありません。
→物的証拠が全くありません。
証拠がないのは燃やしたからだという主張がありますが、
その場合でも「燃やした」という証拠が必要です。
これで有罪にできるなら、あらゆる裁判で無罪になる被告はいなくなります。
ヒトラーの計画は、最初はユダヤ人をドイツ以外に移住させるだけのものでした。
しかし、それは実現できませんでした。
実は、他のヨーロッパ諸国もドイツと同じレベルでユダヤ人を嫌っており、彼らの受け入れを拒否しました。
以上の理由から、ドイツはとりあえず自国内の収容所で労働させることになりました。
政治犯(共産主義者)も追放できないので、ここで再教育することにしました。
そして戦況の悪化により、彼らの労働力はドイツにとって重要な軍事物資の工場になりました。
そのような重要な施設の労働者を虐待したら生産性が下がります。
収容所=殺す為に過酷な環境で酷使した という主張がありますが、記録では当時のドイツ国民と同等の栄養が与えられています。
しかし、戦局の悪化により収容所への補給が連合国に妨害される為に、様々な物資が不足するようになりました。
そして、それらによる飢餓や伝染病(チフス)による死者が発生しました。
現在ホロコーストの犠牲者と言われてる者は、そのような人達です。
ガス室と称されている設備は、死体や衣服を消毒する為のものです。
焼却炉も同様です。(土葬したら地下水が汚染されます)
A:>歴史修正主義の方のご意見は無視させていただきます。(No2へのお礼)
あなたの脳内の「歴史修正主義」の定義が不明ですが、
あなたにはその自由があります。
歴史修正主義
1:歴史の通説を再検討し、正当な改訂を加えること。
自分の立場を表す表現として使われた場合は、この意味。
2:改訂と称して自分に都合の良い現状の歴史を歪曲すること。
批判的文脈で使われた場合は、通例この意味。
しかし、このようなテーマであなたのような方達が、「歴史修正主義者」の自由を認めないのは何故なのでしょうか。
No.2
- 回答日時:
A:>日本人だって、戦時中はアジアで相当ひどい、残忍な所業をかさねたと聞きます
評価:よくいる戦勝国が押し付けた自虐史観を鵜呑みにして、先人を罵ることで過去の過ちを反省しているごりっぱな人間を気取る無知。
B:>ドイツ人も重荷から解放してあげられないものなのでしょうか…。現代のドイツ人に背負わせるのは酷すぎませんか?
回答A:そうは思いません。
私は、彼らが背負わされているのは「犯罪者の重荷」ではなく「冤罪」だと思っています。
映画の意図ですが、
ホロコースト自体が、戦争の原因や責任や自分達の戦争犯罪をドイツに擦り付ける為のものなので、製作側にそのような意図が全くないと断言はできないと思います。
ホロコーストには多くの疑問が指摘されていますが、現在ではそれを語る事すらタブーとされています。
(ヒント:日本の慰安婦、徴用工)
このようなテーマでは、「ドイツはホロコーストを認めている」という意見もありますが、そもそも彼らがそれを知ったのは連合国がドイツ人にそのように教えたからです。
その目的は、ドイツ人に罪悪感を刷り込んで自滅させるためです。
連合国は日本にも同じ事しています。
連合軍は、降伏後の日本とドイツを精神面からも弱体化する為に、戦中はなかった「戦争責任」という概念を作り、それの全てを押し付けました。
その思想と方針に沿って、ドイツではニュルンベルグ裁判でホロコーストを事実と断定し、日本では東京裁判で日本の指導者を裁き処刑しました。
(それらの罪状の多くは冤罪であり、しかも事後法によるものですた)
その一方で、国民については政府に騙されていた被害者なので罪はないと宣伝しました。
これらを国民が受け入れた場合、罪悪感からは解放されますが、代償として国に対する信頼を失い、愛国心やアイデンティティを喪失し、以後自虐史観による劣等感を戦勝国に対して抱えることになります。
これにより、連合軍は単なる戦勝国ではなく、悪い政府から助けてくれた正義の解放者になることができ、占領政策や、独立後も影響力を保持できます。
↑の占領政策をWGIP(ウオー・ギルト・インフォメーション・プログラム)と言います。
当時のGHQは、これらを日本人に刷り込む為に大規模な言論統制を行いました。
これに抵抗する者は公職追放し、その一方で、協力する者には地位を与え要職に就けました。
これらによって、戦後の日本の報道や思想の世界にいわゆる左翼が浸透しました。
現在日本の言論界や教育界で力を持っているのは、このそれらに協力して地位を得た者やそれに連なる人たちです。
No.1
- 回答日時:
ホロコーストは紛れもない事実だし、
映画のほとんどは別にドイツを責める意図は無いものだし、
ドイツだって認めて謝罪したすでに歴史の一部に過ぎない過去の話なので全く問題ないと思います。
ドイツ人がそういう映画を気にしてるという話も聞いたことないです。
ドイツを責める意図がないとは言い切れないのでは? どの作品も、ドイツ兵は皆、血も涙もいない悪魔のように描かれています。実際はもっと人間的な、道徳的な兵士もいただろうと、私は思います。
すでに歴史の一部というのは私も同感です。だからこそ、こうまで執拗に作品を量産するのはどうなのかと私は思うのです。
ドイツ人が気にしていないとも言い切れません。ドイツ人は、あからさまに抗議できないでしょうから。
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