量的な獲得形質の遺伝について 用不用説が正しいと仮定します。獲得形質が子孫に遺伝するには、個体が獲得

量的な獲得形質の遺伝について
用不用説が正しいと仮定します。獲得形質が子孫に遺伝するには、個体が獲得した形質を塩基配列に還元してDNAにインプットすることが必要ですね。その媒介の役を果たすのは恐らくRNAでしょう。では例えば、ある人間が噛みに噛んでものを食べるため、顎の骨が極端に大きく発達したとしましょう。その「顎の骨が大きい」という量的形質はどのようにしてRNAに翻訳されるのでしょうか。量的形質がRNAの配列を具体的に指定して情報を伝達しうるとは考えにくいのですが。

No.1 回答者： head1192 回答日時： 2021/10/29 18:17

そういう回路は存在しないよ。

・DNAはmRNAに遺伝情報を転写させるのみ。
・ｍRNAはリボゾーム上でtRNAを整列させる。tRNAは標的アミノ酸と一対一結合しているから、tRNAを整列させることはすなわちアミノ酸を配列してたんぱく質にするということである。
・リボゾーム上で決定されるのはタンパク質の一次構造のみであり、それ以上の高次構造はさらに別の過程を経て決定される。

これらはいずれも不可逆過程であり、逆に回転しない。

したがって、生理学的には説明できない。