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いつもお世話になります。
首題について、トロンボーンではよく言われることですが、ユーフォやチューバでは言われないのは何故でしょうか?
全てB♭菅(この表記がいいかどうかは別として)とします。
首題の考え方がいつまで経っても理解不能です。

私が思うに、ヘ音記号の下から2番目と3番目線の間にある音符を(ピアノのド、ドイツ読みのC)、トロンボーンにおいては「ド」と呼ぶ人と「レ」と呼ぶ人が混在しているのが理解不能な原因だと思ってますが、間違っているでしょうか?
ちなみに私は後者です。

ユーフォについては、「移調楽器だけど実音表記の楽器」という人を見たことがないのですが、私はユーフォもボーンも吹きますが何故かどちらの楽譜も吹けます。
首題を前提とするとユーフォとボーンは違う楽譜のハズ?なのに、ちゃんと吹けるのも謎。

B♭菅のトランペットで先程申し上げた「ヘ音記号の下から2番目と3番目線の間にある音符(ピアノのド、ドイツ読みのC)」を吹きなないと言われたら、Cのポジションで吹けばいいだけだと思うのですが、これの何が「移調表記(楽器)」なのかも理解出来ないです。
(ペットがト音記号表記なのは承知してます)

こういう質問の他の回答を拝見してると、「ピアノのドを吹いた時に実際に鳴ってる音は〜〜」という記述をよく見かけます。
実際に鳴ってる音とはなんでしょうか?
Cが鳴ってたらどの楽器でも同じ音を出そうと思ったら各々の楽器でCを吹くだけじゃないかと思うのですが。。。

脈絡が無くなってきて申し訳ありません。
おそらく同じ道を通過して覚醒した方がいらっしゃると思うので、そういう方と思いが共有出来たら救われます。

よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

No.2&3 です。

何度も失礼。

金管楽器についていえば、トロンボーン以外の金管楽器は、19世紀中ごろまでは「ピストン」や「ロータリー」による分岐管がなく「決まった管の長さで自然倍音しか出なかった」という歴史的な背景があります。
自然倍音とは下記のようなものです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%80%8D%E9%9F%B3
http://circle.musictheory.jp/?p=4574
https://ameblo.jp/126954/entry-11905643856.html
https://eki-docomokirai.hatenablog.com/entry/201 …

管の長さで決まった「自然倍音」しか出せない楽器なら、楽譜はその調の音階で「ドミソド」と書けば十分です。つまり「移調された楽譜」で書くことになります。
「ナチュラル・トランペット」や「ナチュラル・ホルン」がそういう楽器であり、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの時代まではそういう楽器しかありませんでした。
19世紀半ばに「ピストン」や「ロータリー」が発明されましたが、古い楽器の音色を好んだブラームスやドボルザークは、19世紀末まで(日本の明治時代)「ナチュラル・トランペット」や「ナチュラル・ホルン」を想定した楽譜の書き方をしていました。なので、トランペットやホルン奏者はいろいろな調で書かれた楽譜を読みこなさないといけません。

たとえば、ドボルザークの交響曲第9番「新世界より」(1893年作曲)では、トランペットは「in E」、ホルンの1・2番は「in E」、3・4番は「in C」で書かれています。(ホルンの3・4番などは、楽章によって記譜の調が変わります)

「移調楽器」とその「移調された楽譜」は、そういった歴史から生まれてきたものです。
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2021/12/27 19:49

No.2 です。


書き忘れていましたが、管楽器の分野で新しい楽器の開発やシステム化・標準化したのは、アドルフ・サックス(1814~1894)ですね。
サキソフォンを考案するとともに、金管楽器も「サクソルン属」という体系に標準化していますね。
管楽器は、オーケストラとは別に「軍楽隊」の場で発達しましたが、共通に使われる楽器は「工業化」とともに標準化・規格化されていったようです。

↓ アドルフ・サックス
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%89 …

↓ サクソルン属
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%AF …
https://www.yamaha.com/ja/musical_instrument_gui …

なお、サックスが標準化する以前には、低音金管楽器として、「へび」の方な形状をした「セルパン」や、キー穴の開いた「オフィクレイド」なども使われていました。「オフィクレイド」は、現在のテューバの祖先であり、メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」やベルリオーズの幻想交響曲にも使われています。現在ではテューバで演奏することが多いですが、下記の「オリジナル楽器による演奏」では「セルパン」や「オフィクレイド」を含む、ベルリオーズが作曲した時代(1830年)の金管楽器が見られて興味深いです。



↓ こちらはジョン・エリオット・ガーディナーの演奏。
https://www.youtube.com/watch?v=brvpjDWMU3E
https://www.youtube.com/watch?v=x2_eTAW3e6k

また、「非標準」の金管楽器としては、それ以外にも
・バス・トランペット:ワーグナーの楽劇やストラヴィンスキー「春の祭典」、ヤナーチェク「シンフォニエッタ」などに使われている。
・ワグナー・テューバ:その名のとおりワーグナーが「ホルンの音色の中低音金管楽器」として使った。ブルックナーの交響曲、ストラヴィンスキー「春の祭典」などにも使われている。
・テナー・ホルン:マーラーが交響曲第7番の冒頭で使っている。
などがあります。

木管でも、下記のような「標準外」の楽器があります。
・C管クラリネット:ロマン派の時代までは結構使われていた。
・Es管クラリネット:結構よく使われる。
・アルト・フルート:アルトフルートはストラヴィンスキー「春の祭典」、ラヴェル「ダフニスとクロエ」、ホルスト「惑星」などで使われている。
・オーボエ・ダモーレ:オーボエとコールアングレ(イングリッシュ・ホルン:F管)の中間の A管。バロック時代にはよく使われたが、近代ではほとんど使われなくなった。ラヴェル「ボレロ」の中で使われている。
・バス・オーボエ:ホルスト「惑星」などで使われている。
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2021/12/27 19:48

トロンボーンとは、その前身は「サックバット」と呼ばれる楽器で、「調」という考え方が確立され、楽譜が発明される以前から存在しているふる~い歴史のある楽器です。


主に「合唱」の「音程をとる、支える」ために、教会の聖歌隊の伴奏に使われていました。

サックバット

https://www.musashino-music.ac.jp/guide/faciliti …
http://sackbut1.com/q_a/q_a.html

サックバット、トロンボーンとも、スライドの伸縮で自由な音程を演奏できるため、ピストン(ロータリー)が発明される19世紀中ごろまで自然倍音しか演奏できなかったトランペット、ホルンなどの金管楽器とは違って「楽器の調(B♭管とか F 管とか)」といった概念が不要なのです。
実際、ベートーヴェンが初めてオーケストラに採用したときから「アルト」「テノール」「バス」という3種類の楽器が指定されていれるだけで、何調の楽器で吹くかは指定されていません。

ただし、金管楽器には「最も長さを短くしたとき」に出せる自然倍音列から、必然的に「楽器の調(B♭管とか F 管とか)」というものが存在します。
楽譜の書き方が「実音」であるか、特定の調の楽器を前提とした「楽器の調に適合した書き方」であるかは、慣習的・歴史的にそうなってきた、という意外に理由はないと思います。
オーケストラの楽器構成や楽譜の書き方をシステム化・統一化したのはロシアのリムスキー・コルサコフと言われています(「管弦楽法原理」という教科書を書いた)。音楽後進国だったロシアだからこそ、そういう「システム化、標準化」をしなければいけなかったのでしょうが、それが合理的なシステムだったので世界中に広がりました。
おそらく、吹奏楽の分野でもそういう「システム化、標準化」をした人がいるのだと思います。

そういった中で、トロンボーンは、楽譜は「楽器の調に関係しない実音での記譜」、楽器としてはテナー(B♭管)とバス(F管)が「標準化」された楽器として定着した、ということだと思います。
ベートーヴェンなどの古典派を演奏するときには、E♭管の「アルト・トロンボーン」を使うこともあります。
その楽器で、楽譜に書かれた音を演奏するときに、その音を何と呼ぶかは、これまた「その集団の慣習、やり方」に依存します。「言葉」と同じですから、相互に意思疎通ができれば何でもよいのです。
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2021/12/27 19:48

> 「移調楽器なのに実音表記なトロンボーン」の謎


当初の楽器は調が固定されていたため、
楽器の「ド」とその譜面(専用譜)の「ド」が一致しているのです。
なので、楽曲の調が違えば、楽器を持ち換えていたのです。
トロンボーンは全半音が演奏可能なので、
専用譜の必要が無いため、最初から実音譜が用いられたのです。

> 実際に鳴ってる音とはなんでしょうか?
ISOで採用されている、A4=440Hzを基準とした音階(音程)を言います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2021/12/27 19:47

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