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伯爵に子供が三人いたとして、長男が爵位をついで伯爵になるとしたら、残りの二人は爵位はどうなるのでしょうか?

また伯爵には一人息子しかいなかった場合(前伯爵が死亡したとして)、爵位を継いだ息子がまだ幼かったとしたら後見人というのが立つと思うのですが、もし身内が後見人になる場合、その身内の爵位というのはどうなるのでしょう?爵位というのは長男だけの世襲制で、一人息子の伯爵の後見人に身内が立つとしたら、爵位はその幼い伯爵よりも下になりますよね?それでも後見人として成り立ちますか?それとも身内ではないもっと別の爵位の高い人に後見人になってもらうのでしょうか?


わかりにくい説明で申し訳ないですが、お願いします。

A 回答 (2件)

国や地域、実態によって異なります。


貴族といっても、一代かぎりの貴族と、世襲貴族とは異なります。
イギリスのエジンバラ公は、一代かぎりですから、死んだ後の後継者はおりません。(子供はチャールズ皇太子)
叙勲として与えられるサーの称号者も一代限りです。

世襲の場合、その家門に与えられる称号と、領地に与えられる称号があります。
家門に与えられる場合は、家門の相続人が継承します。
領地に与えられる場合は、領地の領主が相続します。

この2つの違いは、家門に与えられた爵位は、家門が断絶した場合は没収となりますが、領地に与えられた爵位は、領地を売買することで、爵位が継承されます。
有名な話では、神聖ローマ帝国の皇帝家だった、ルクセンブルク家は、皇帝になり、ボヘミアを領有すると、自分の出身地ルクセンブルクを、フランスのブルゴーニュ家に売却しています。
ブルゴーニュ家は、それを配下に与え、あらたにルクセンブルク家を起こします。

ある伯爵に子供が3人いた場合、爵位の継承は一人のみです。
次男、三男は、長男の家来になるか、他の貴族のところで、女しか後継者のいない貴族の家に婿入りします。
ヨーロッパでは、一夫一妻ですから、そんな事が多かったようです。
また、結婚・買収などで、複数の爵位を持つ者は、弟に爵位を分ける事もありました。
王などの場合で、没収した爵位があるときは、その爵位を弟などに与えました。

後見人に関しましては、いろいろな場合があります。
普通は、母親・叔父・伯父などがなりますが、場合によっては、国王や親族の有力者がなります。ローマ教皇が後見人といった事もありました。

国王や教皇が後見人の場合、直接後見することはできないので、代理人を派遣していました。
後見人と家門とが対立することは、よくあり、相続争いや暗殺、他勢力と結んでの追い出し、などなんでも有れのじょうたいでした。
そのような状態になって家門がバラバラにならないように、王などに後見人を依頼しました。
また、爵位相続者が成人すると、後見人を追放したり、犯罪の嫌疑で捕まえるなどありました。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなって申し訳ありませんでした。とても参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/26 14:03

国や時代によって異なると思われます。



 が、基本的には世襲貴族の場合は相続者がその爵位を名乗ることになりそうです(例えば女性が相続者だった場合には○爵夫人ではなく女○爵となる)

 土地由来の爵位であるならば、長男が次男以下にある程度の封土を譲ることでランクが下の爵位を授けられるようにするか、まったくの分家として新しく叙爵を待つ
と言うことではないでしょうか。
 また、大貴族ならば幾つか持っている領土の中で、爵位を持つ土地を弟らに与えることもできたかも知れません。

 日本の帝国憲法下では、爵位保持者は「華族」になったわけですが、ココの非相続子が分家を立てた場合には「平民」籍になった模様です。また、女性の相続はできないようです(http://tetu-80.hp.infoseek.co.jp/eiten/eiten-j-k …)。

 後見の方はさらに分かりませんでしたが、唯一ネットで分かった例として英王室では革命まで未成年の臣下を自動的に後見し、「後見料」を徴集していたそうです(http://kuni.milky-web.net/stuart.html
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この回答へのお礼

お礼が遅くなって申し訳ありませんでした。とても参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/26 14:04

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