No.5ベストアンサー
- 回答日時:
一般大気中の粉じんを分析の為に採取する為に私(某自治体の公害担当職員)が使っていた方法としては「エアサンプラー」を使うものがあります。
sukekiyo710910さんの言っている「専用の装置」のことですが、ろ紙を通して空気を吸引し、ろ紙の上に粉じんを採取します。採取機器には吸引する空気の量によって3種類有ります。大量の空気を引く「ハイボリウム-エアサンプラー(以下、HV)」は確か吸引量が100立米以上だったと思います。少量の空気を少しずつ数日間に渡って引くのが「ローボリウム-エアサンプラー(以下、LV)」です。吸引量がその中間程度の「ミドルボリウム-エアサンプラー」というものもあります。
これに粒子の大きさを分けるアダプターを装着することもよくあります。
例えば粒径10μm以下の粒子(sukekiyo710910さんのt回答にもあるSPM)をより分けるための「インパクター」や「サイクロン」等の分級装置をLVに取り付ける例は多々あります。また、多段階の分級装置をミドルボリウムエアサンプラーに装着した「アンダーセンサンプラー」なる装置もあるそうです。
boyaさんの書かれた「ビデオカメラのような」装置というのは、HVの小型のものだったと思われます。
さて分析ですが、他の方も言及されている通り、金属元素については粉じんを「ろ紙ごと」酸で煮出して検体を作り、原子吸光分析法等で分析します。
また、同じろ紙の残りを使って粉じん中の硫酸化合物・硝酸化合物の分析もしていました。これは、ご質問の「酸性降下物」に該当すると思われますが、純水で煮出した液を検体として、通常の化学分析(手分析と言う)で分析していました。今だったらイオンクロマトグラフィーにかけているでしょうね。
最後にSPMの自動測定機について書いておきます。これは小さな粒径の粉じんだけをより分けてからろ紙の上に採取するまでは同じなのですが、一定時間採取した分にベータ線を照射してその透過量からSPM量を換算するものです。都内の自動測定機は全てこの方式だと思われます。
No.4
- 回答日時:
大気粉塵:専用の装置(自動)を使って、吸引(○L/minはJIS規格で決まっていたと思います)し、ろ紙の重量をはかる。
その後、ろ紙を酸分解し、原子吸光または、ICPで金属(鉛イオン、カドミウムイオン等)を測定する。風向、風速の測定も吸引している時に同時に行う(自動、チャ-ト式)。
SPM:これも大気粉塵の測定項目の一部。肺に到達する粉塵だけを調べる。専用の装置(内部にフィルタ-あり)、を使って吸引する。ろ紙の重量をはかる。
酸性降下物:酸性雨、酸性霧等は、専用?の器具を使って、自然採取。塩化水素、硫酸酸化物は、液体クロマトグラフィ-(イオンクロマト)を使用、金属は原子吸光または、ICPで測定する。
こんな感じだったと、思います(自信なし)。
No.3
- 回答日時:
20数年間大気関係の公害の仕事をしてきました。
いろいろな装置がありますが、大量に粉塵を集めて分析するための自動採取装置が開発販売されています。1から2日間程度大量の空気を吸引して、セットされた大きなろ紙に粉塵を集めて、終了後重さを量っ他のち、成分分析します。その場合、人体に有害な粉塵は粒子の細かいものが影響するので、あらかじめ大きな粒子はカットするような工夫がされています。詳細についてはJISや、市販の公害関係の本をご覧ください。自分で研究したい場合は地元の地方自治体の公害・環境研究所に問い合わせるのがいいと思います。No.1
- 回答日時:
仕事で「粉塵公害についての調査」と言うことでやったことがあります。
採取の方法は、
大型のシャーレに、なにかの粘液性の液体が塗られている物を観測ポイントに三脚wをすえて三脚の上にシャーレを置いて1時間ごとにシャーレを次々に交換すると言う内容でした。
一時間で結構、シャーレが黒くなるのですが、そのとき、聞いた話だと幹線道路のトンネルでの調査の場合は、
シャーレがもっと真っ黒になるそうです。
あと、調査内容が違うかもしれませんが、ビデオカメラの様な形をした機械
(レンズみたいなところから空気を吸って、フィルターで塵を吸着)する
機械があるそうです。
分析については、わかりません。
依頼された内容なので詳細は聞かないで・・・。
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