プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

近年話題になった書籍のレビューに、下記のような否定的な意見があります。
https://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E6%96%87%E7%A …
===========引用開始
●P.103
悪い例:私は、結婚記念日に食事をしたかったレストランは海沿いでした。

※こんな文章を書く人が実際にいるでしょうか。単なる推敲漏れ。「文章術」の例文として筋が悪すぎます。

●P.116
文章は読み手に伝わることが使命です。

文章の使命は読み手に伝わることです。
※著者の書くこの文こそ悪文です。上に挙げたP.103の悪い例「私は〜海沿いでした」と同じく、主語と述語がうまく対応していません。
===========引用終了

 問題は「文章は読み手に伝わることが使命です。」という文です。
 これって「主語と述語がうまく対応して」いないのでしょうか。
 もっと根本的な問題がある気がします。

 質問が3つあります。
1)「文章は読み手に伝わることが使命です。」はなぜおかしいのでしょうか。
2)「文章の使命は読み手に伝わることです。」ならマシですか? これも悪文ですか?
3)どう修正すればよいのでしょうか。

質問者からの補足コメント

A 回答 (5件)

「文章の使命は読み手に伝わることです。


は悪文かどうか以前に、単に意味不明。何が言いたいんだかを読者が慮る必要があるようなシロモノは、文以前のウワゴトなり、って切って捨てます。
 で、実際に何が言いたいんだか推察してみますと、
  (a)「文章」はその使命としてXを読み手に伝えることにある。
  (b) Xとはその文章自体が担っている文意だ。
ということを主張したがっているんじゃないでしょうか。

 仮にそうだとしますと:
(変なところ 1)
  一度しか書いてない「文章」という語が二重の意味で使われている。逆にいえば、「文章」という語が二度出てきておかしくないものを、ひとつにまとめちゃっているために、論理的に意味をなさなくなってしまったのでしょう。
 この二重性を解消するために、まずは両者を区別する。前者を仮に<文章1>、後者を<文章2>としておきましょう。すなわち、<文章1>は「よろず文章全般」という抽象的な概念を指す。<文章2>は具体的なそこにある文章が担っている文意を指す。
(変なところ 2)
 「<文章1>の使命」が「<文章2>が読み手に伝わること」では主語と述語の対応が壊れている。「<文章1>の使命」は「<文章2>が伝わるようにすること」でなくちゃおかしいでしょう。

 以上の準備のもとで
 「<文章1>の使命は<文章2>が読み手に伝わるようにすることです。」
と言えれば良いでしょう。ここで<文章1>と<文章2>を言葉に直せば、
 「文章というものの使命は、文意を読み手に伝えることにある。」
という形になるでしょう。これで意味ははっきりしたけれども、まわりくどい、という点において悪文です。

 で、この文が結局何を主張したいかというと、「文章は、文意が読み手に正しく伝わるように書け。」ってことでしょうから、(「使命」だの何だのカッコつけてないで)簡明直截にその通り言えばいいじゃんかよ、と思います。なので結局:
 「文章は、文意が読み手に正しく伝わるように書け。」
と直すわけです。もっと強調したいのなら、
 「文意が読み手に正しく伝わらないような文章は書くな。」
ですかね。
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。

 前半は当方にはちょっと難解です。

〈で、この文が結局何を主張したいかというと、〉 
 以降はほぼ同意見です。
「使命」という言葉を使おうとすると、自然な文にはならないような。

 ↑の補足をご確認ください。
===========引用開始
【原文2】
教師は教え子を正しく導くことが使命です。
【修正案2】
教師の使命は教え子を正しく導くことです。

 こう書きかえてみると、【修正案2】のほうがマシだろう。その意味では著者の指摘は間違ってはいない。だが【原文2】でもさほどおかしくないのでは。
 つまり文章の構造に問題があるのではなく、言葉の使い方の問題なのだろう。

(中略)

 これを最小限の修正で自然な文にするには……。
【原文3】
文章は(、)書き手の意図が伝わる(ものである)ことが最低の条件です。
【修正案3】
文章の最低の条件は(、)書き手の意図が伝わる(ものである)ことです。

 意味はわかるけど、やはり妙な文だな。
「文章は相手に伝わらなければなんの意味もありません。」ってことを言いたいのだろう。だったらそう書けばいいのに。
===========引用終了

お礼日時:2022/05/16 18:21

1)


「文章は…使命です」は、
意味的に「文章=使命」の関係が成立しないから、
悪文だというのでしょう。

2)
「文章の使命は読み手に伝わることです」は、
「文章の使命=読み手に伝わること」の関係が成立するので、
かなりマシになっています。

主語と述語を対応させるというのは、英語などの外国語の文法の影響を受けた考え方です。
日本語では、「私はホットコーヒー」のような言い方も普通に許容されているわけですが、そういう論理的な構造が分かりにくい表現を避けて、できるだけシンプルでロジカルな表現にすると分かりやすい文章になると言いたいのでしょう。
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。

>「文章=使命」の関係が成立しないから、悪文
>「文章の使命=読み手に伝わること」の関係が成立するので、かなりマシ
 ということですか。
 むずかしい……。

>「私はホットコーヒー」のような言い方も普通に許容されているわけです
 いわゆる「うなぎ文」ですね。

>そういう論理的な構造が分かりにくい表現を避けて、できるだけシンプルでロジカルな表現にすると分かりやすい文章になると言いたいのでしょう

 たとえばどう修正すればよいのでしょう。

お礼日時:2022/05/15 11:49

それこそ「伝われば」いいんだけどね。


件の文章も、100人中95人以上に正しく伝われば何の問題もないと言える。
p.103のような文章を書く人は大人にもいる。
NHKでさえ平然と
「この店でこの商品が売っています」
などとナレーションする。

よくよく読み返すと違和感があることは否めない。
それは、語彙とか語順とか主語と述語の関係とかの問題ではない。
次の文章と比較すれば分かると思う。
「文章の使命は、書き手の言わんとすることを読み手に確実に伝えることである。」

こちらで若干補足した。
しかしこの補足は文章を完成させるうえでは不可欠である。
また、主客を1か所変更した。
「伝わる」と「伝える」では、動作の主体が違う。
これは主語と述語の関係からでは見抜けないことがある。

とはいえ、ほとんどの日本人が正しい日本語に注意を払っていない。
このような追究は今どき無駄足なのかもしれない。
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。

>p.103のような文章を書く人は大人にもいる
 いるかもしれませんね。

>「この店でこの商品が売っています」
 これは下記あたりの話ですかね。
【野菜が売っている? 野菜を売っている? 「が」+他動詞】
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12329742462.html

>「文章の使命は、書き手の言わんとすることを読み手に確実に伝えることである。」
 そのぐらい書きかえないとダメですかね。
「伝わる」と「伝える」の違いが重要なのは、ご指摘の通りだと思います。
 この文は「文章の使命は、」をを主語(主題?)にしていると、妙な翻訳調になる気がします。

お礼日時:2022/05/15 11:45

1)「文章は読み手に伝わることが使命です。


これは「おかしい」「間違い」の日本語とはいえないです。
まぁちょっと引っかかる人はいるかもしれない程度。

2)1よりは確りした文ではあるとは思います。

3)これに関しては1,2で解決済み。

1)の言い回しを敢えて選ぶ場合、リズムであったりニュアンスなど
理由があってわざとする事があってもいいと思いますが、
P103のような文を見せられると、
この人は文がヘタなんだなと判断できますので
そのような深い意図があるとは思えなくなります。
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。

1)は「まぁちょっと引っかかる人はいるかもしれない程度」ですね。
2)は「1よりは確りした文」ですね。

3)は「1,2で解決済み」ですか? どういうことでしょう。

>P103のような文を見せられると、
>この人は文がヘタなんだなと判断できます
 P103の文はおそらく「悪い例」としてあげているので、「この人は文がヘタ」とはいえないような。

お礼日時:2022/05/15 11:36

文章の使命(目的)は、他人に伝える事、記録すること、その両者、


の複数が有ります。
例えば日記は単なる記録であり、
報告書や論文は、他人に伝える事です。
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。

 返信を失念しておりました。申し訳ございません。

 文章を「伝達の文章」と「表現の文章」に分けたのは、たしか井上ひさしです。
 たしか「日記」は「表現の文章」です。
「報告書」は「伝達の文章」、「論文」は「表現の文章」でしょうか。
 考え方は人それぞれですね。

お礼日時:2022/05/31 21:29

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