最近、いつ泣きましたか?

個人(個人事業主)用のMDMについて、おすすめはありますでしょうか。教えて下さい。

A 回答 (1件)

セキュリティ要件で選ぶ


まず、選ぶときのポイントになるのはMDMサービスのセキュリティ機能です。自社のセキュリティ要件を満たすサービスを選ばなければなりません。企業によって従業員数や事業内容、端末の使用範囲は異なるため、MDMに求めるセキュリティレベルを明確にする必要があるでしょう。

例えば商品営業担当の従業員であれば、業務に使う情報はカタログや一般公開されているものが多いため、遠隔操作機能の重要性は低いといえます。しかし保険の営業担当の従業員ならば、モバイル端末で顧客の個人情報を扱うでしょう。このようなケースでは個人情報の漏えいリスクが高く、企業に大きなダメージを与えかねません。

このリスクを軽減させるには、リモートロック・リモートワイプなどの遠隔操作機能が搭載されたものを選ぶとよいでしょう。

PC連携機能があるものを選ぶ
MDMにPCとの連携機能があるか否かも重要です。端末との連携ではSMSを使用しているため、専用機能を搭載しているPCならばMDMで同時に管理できます。

モバイル端末は日々進化し、ノートPCとの機能差もどんどん縮まってきているといっても過言ではないでしょう。モバイル端末とノートPCを同程度に使用している場合、双方を1つのソフトウェアで一元管理できれば、業務のさらなる効率化が可能です。またPCを用いた現場営業がある場合などは、WindowsPCと連携できるMDMを選ぶと便利です。選定ポイントをより詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。

失敗しない!MDM導入時の3つの選定ポイント

MDMを運用する際のポイント
自社の要件に即したMDMを選定したら、次は運用について検討しましょう。実際に運用する際、どのようなポイントを踏まえるべきでしょうか。以下で詳しく解説します。

MDMでできるのはOSに対する保護まで
MDMでできることの限界は、基本的にOSに対する保護までです。そのため、従業員のモバイル端末を完全に把握することはできません。

MDMでは登録したデバイス情報の管理・削除や、アプリのインストールの制御が可能です。しかしアプリケーション管理や、端末コンテンツの管理まではできないでしょう。基本機能だけでも、セキュリティポリシーを統一して不正利用や情報漏えい対策を行うことは可能です。しかし高度な機能を求める場合、MDMだけでは力不足と言わざるをえません。

MAM・MCMと連携することでより詳細な管理が可能に
それでは、MDMを強化して詳細に端末を管理するにはどのような方法があるでしょうか。それには「MAM」「MCM」との連携が挙げられます。

【MAMとは】
■MAMは「Mobile Application Management」の略
→アプリケーション単位のデータまで管理可能
■業務に必要なアプリケーションを複数端末に一括でインストールできる
【MCMとは】
■MCMは「Mobile Contents Management」の略
→より細かい業務コンテンツのデータまで管理可能
■業務で使う資料の配布や編集・削除などアプリ内コンテンツを管理
近年ではMDMにMAMとMCMの機能を搭載した、EMM(Enterprise Mobility Management)の需要が高まっています。しかし企業側の管理が厳しくなれば、従業員から反感を買う可能性もあるため注意しなければなりません。特に個人の私物端末を業務利用する「BYOD(Bring Your Own Device)」の場合、より反発は大きくなることが想定されます。管理レベルは従業員のプライバシーや業務内容、利便性などさまざまな点も踏まえたうえで決めるのがよいでしょう。

MDMの機能を理解し、デバイスの適切な管理を
業務でモバイル端末を利用する機会が増え、従業員の端末を管理するMDMの必要性も高まっています。MDMの利用により業務で使う端末を効果的に管理し、セキュリティ対策も行えます。

しかしMDMで管理できる範囲は限られているため、EMMなど発展したツールも検討するとよいでしょう。MDMを理解し、業務に利用するデバイスを適切に管理しましょう。

https://it-trend.jp/orders/add/position:article- …
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!