ギリギリ行けるお一人様のライン

新卒の特許事務所への就職について教えて下さい

私は今、大学院2年(専攻は金属材料です)で就職活動中の者です。昔から弁理士になりたく、弁理士試験の勉強をしながら特許事務所で働こうと思っています。しかし、新卒で特許事務所に就職しても実際の現場作業の経験的知識がなく、また専攻が金属という特許があまりない分野でもあるために特許事務所に就職してもほとんど使いものにならずに2,3年で転職しなければならない状況になるのではないかと思っています。特許事務所で使いものにならないためにも、新卒で特許事務所に就職するより、まず企業に就職して現場の経験を積んでから特許事務所に就職したほうが宜しいのでしょうか? ご返答お願いします

A 回答 (3件)

 企業に勤めたあと、特許事務所で働き始め、数年が経過したものです。

その経験を話させてもらいます。
 特許事務所にも大規模なところ(所員100人以上)から小規模(所員数人)の処まであります。仕事の内容についても、その事務所の規模によって変わってくると思います。例えば、大規模な事務所では、担当の技術ジャンルがはっきりと区分けされていますが、小規模なところでは、そうはいきません。つまり、小規模なところでは、選り好みできない代りに、いろんなジャンルに挑戦でき、自らの知識を広げていくことができるともいえます。私が所属する事務所は、数十人の所員がおり、英文などの翻訳をする人も十人ほどいる、所謂、中規模なとことです。このため、上述の大規模と小規模の中間のような感じです。つまり、常日頃は自らの専門とするジャンルをこなし、他のセクションであふれた案件があれば、臨時でそれをこなすというような具合です。
 ”0531”さんは、自らの専門ジャンルだけで特許技術、さらには、資格取得後の仕事を、とお考えのようですが、依頼主(クライアント)からの要望があれば、ジャンルの違いがあっても貪欲にそれをこなしていくという気構えが必須だと思います。私は、大学では塑性加工を選考しておりましたが、現在では、電気・電子(プログラムなどもたまにあります。)が主な仕事になっています。これは、特許事務所に入ってから勉強を始めたものです。
 参考までに、特許事務所では、同じ内容の仕事に関しては、複数のクライアントから仕事をとらない、というような暗黙のルールを課しています。これは、審判事件などになった際などにも、両方の当事者の代理人となるようなことが無いようにするためのものです。このようなことからも、弁理士となって事務所の開所をお考えなのであれば、種々の知識を取得していくということが必要だと思います。
 あと、特許事務所は、上場企業などと異なり、その規模が小さいため、実力第一主義というようなところが多く、自分で貪欲に知識を習得し、依頼される種々のジャンルの仕事をこなさなければ、事務所にとっては”使いにくい”と思われ、なかなか大変です。
 まあ、不安に思われるようであれば、上場企業などの”知財職員”募集などを行っているようなところを探し、コンタクトしてみるのも良いのではないでしょうか。その場合には、企業の大記載にもよりますが、かなり基本からの教育を受けられると思います。個人的には、そちらのほうがよろしいのではないかと思います。
 では、頑張ってください。
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。特許事務所は自分の専門分野だけでやっていけるものではなく、また同じ内容の仕事に関しては、複数のクライアントから仕事をとらないという貴重なアドバイスを頂け、とても参考になりました。自分自身まだ特許事務所のことに関しては知らないことが多くもっと情報を収集しようと思います。また企業の知財職員の募集の方もあたってみたいと思います。アドバイスありがとうございました。

お礼日時:2005/04/10 13:13

>専攻が金属という特許があまりない分野でもある



金属材料という分野のことはよく知らないのですが、本当に特許があまりないんですか?
大学院の先輩方がどういう企業に就職されているか調べましたか?
それらの企業が特許出願をしているかどうかを調べましたか?

>特許事務所に就職してもほとんど使いものにならずに

特許事務所では、専攻分野だけやっていればいいというものではありません。
いろんな分野の仕事をまわされるものと覚悟した方がいいです。
しかし、機械科の人にバイオをやれと言うようなことはまずありません。
大まかに電気、機械、化学の3つに分けられるでしょう。
また、それだけ広い分野の仕事をするわけですから、研究職のような深い知識までは要求されません。
発明者の話を聞いたり多少本を読んだりすれば技術をある程度理解できるというレベルであれば足ります。

>新卒で特許事務所に就職するより、まず企業に就職して現場の経験を積んでから特許事務所に就職したほうが宜しいのでしょうか?

それはそうですね。
現場の経験は実施例レベルの話を理解する上で役立つことが多いでしょうし、何よりも、いきなり特許事務所という特殊な世界に入るより、まずは企業勤めを経験して「普通の会社」というものを知っておいた方がいいです。
また、晴れて弁理士になった際に以前勤めていた企業から仕事をもらえる可能性だってありますしね。
特許事務所も客商売ですから、コネはできるだけ持っていた方が有利です。
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。私の大学院の先輩はほとんどが金属関係の企業に就職していまして、それらの企業の特許は金属関係の特許を出願していますが、電気、機械系の出願に比べますと出願数が少なく、自分の専門分野が一特許事務所で活かせるか不安になっていました。しかし特許事務所では専攻分野だけやっていればいいというものではないことを知り、多くの分野の事を学んでいきたいと考えました。もう一度、特許事務所か企業かをじっくりと考えたいと思います。

お礼日時:2005/04/10 13:00

特許事務所へ就職したいという目的は何でしょうか?特許事務所のどういうjobをしたいのでしょうか?


就職に関する相談の場合は、「何処へ行きたい」よりも「何をしたい」の方が大事なポイントです。

金属材料またはそれに関連した「発明の中味に突っ込んだ業務」をしたいのであれば、その分野を得意とする特許事務所または、企業の研究部門等で経験を踏まれるのも良いかと思いますが、特許の申請の手続き業務を主体に学びたいのであれば、即特許事務所で経験を積むことでよいと思います。

要は、「何をしたいか」そのためのスキルアップには
土身が最適かという考え方だと思います。
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。
特許事務所へ就職したいという目的は特許技術者として発明の中味に関する専門的な仕事がしたく、弁理士になるには特許事務所で業務を学ぶのが一番の近道と思ったからです。そのために特許事務所に就職できればと思っています。

お礼日時:2005/04/09 19:03

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