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バロック音楽で使われていたリコーダーは、なぜ衰退したのですか?学校では、なぜ現在もリコーダーを学ぶことになったのですか?

A 回答 (5件)

衰退はしていませんが、構造がシンプルだけに、楽器の改良による「音量の増大」「音域の拡大」や「表現力の多彩さ」に取り残されたのでしょうね。



「笛」としては、リコーダーとほぼ同等の機能であった「フラウト・トラヴェルソ」(横型フルート)が、キーやメカニズムを増やして音量や機能を向上させて主流になりました。
縦型のリコーダー(フラウト・ドルチェ)は、類似の縦型の笛であるオーボエや新参者のクラリネットが主流になっていったためか、あまり改良が加えられることがなかったようです。

逆に、構造がシンプルで誰にでも簡単に音を出せること、そして何よりも「プラスチックで大量生産できるようになった」ことが、太平洋戦争後にリコーダーが学校教育で使われるようになった最大の理由なのでしょう。
(戦前まではプラスチックという素材が貴重品だったので、ハーモニカの方が普及していたと思います)
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。大変勉強になりました。

お礼日時:2023/02/14 02:30

学校で使うのはソプラノ、で、いい木を使ったものだと、意外に高価(あるとはもっと高価)で、最低でも5万くらいはするし、取り扱いもデリケートですから、学校卒業すると本格的には取り組まないからでは。

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衰退した原因をwikiから引用します。


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音量が小さいこと、音の強弱がそのまま音高に影響し、補正に高度の技能が必要なこと、発音が容易であることの裏返しとして音色の表情を付けにくいことなどから、バロック期後半の18世紀頃からは次第に表現力に優れたフラウト・トラヴェルソに主流の座を奪われ、古典派音楽に至っては全く顧みられなくなった。
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リコーダー(wiki)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%82%B3 …

学校でリコーダーを習うのは管楽器としては発音が容易なことでしょう。他の管楽器では発音するだけでも大変です。また、手入れも簡単ですし、小学生でも扱いやすい大きさであること、プラスチックで大量生産することができ価格も安いですからね。
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衰退と言っても根強く残ってはいますけどね



もともとはバロックって室内楽が基本ですから
音量が小さくて、その後の音楽には合わなくなっていった。
より広い場所や大編成になっていくなかで
マイクもない時代には必要とされる場が減っていったとだと思いますよ

息を当てて音がなる部分が固定のため高度な演奏をするには、その場での調整などがしづらいのも

逆に固定で息を吹き込めば音がなる構造なので誰でも音が出せる
プラスチックで安価に量産できることから
学校教育で、楽器の演奏を学ぶ道具として選ばれている

たとえば、吹く楽器を学校でやりましょうって言うときに
フルートやクラリネットだとまず、音すら出せないところから始めないといけませんし
価格やメンテナンスの問題も出てきます

学校で使う楽器って、ハーモニカ、リコーダー、鍵盤ハーモニカ。
どれも吹けば誰でも音がなるものです
子供の取り扱いに耐え、買える価格のものです。
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義務教育で習って日本国民全員が演奏を習得している楽器って、ほかにカスタネットくらいしかないと思いますが。


演奏人口的に、過去300年間ずっと普及率があがっており、全く衰退していません。
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