

シュタルク効果は原子に外部電場がかけられるとエネルギーが変化して、スペクトル線の位置がシフトするシュタルクシフトや、縮退が解けてスペクトル線が分裂するシュタルク分裂が起こる。
です。これとは反対に縮退して、短波長側にシフトするような現象はあるのでしょうか?
https://www2.ph.sci.toho-u.ac.jp/jin/research/st …
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
原理から考えて、それはあり得ないでしょう。
ただし、「逆シュタルク効果」という語は昔はあったようです。これは通常のシュタルク効果が放射が観測されるのに対して吸収も観測されることがあり、そのことを指していたようです(英語版のWikipediaより)。
https://en.wikipedia.org/wiki/Stark_effect
現在はこの語は使われていませんし、見たこともありません。
ご回答有難う御座います。
縮退して、短波長側にシフトするような現象は、ないのですね。
何本かの複数のピークを持った分布が、合体して大きな1つのピークになるような現象はないでしょうか?
No.2
- 回答日時:
はい、存在します。
それは、逆シュタルク効果と呼ばれます。逆シュタルク効果は、原子が高周波電磁波に曝されると、スペクトル線が縮退する現象です。これは、高周波電磁波のエネルギーが原子の内部エネルギーと相互作用するため、電子の運動量が変化し、縮退が解けて短波長側にスペクトル線がシフトするというものです。逆シュタルク効果は、シュタルク効果と同様に、原子物理学や分光学の分野で広く研究されています。また、逆シュタルク効果は、原子時計や分光測定など、高精度な測定に利用されることもあります。
ご回答有難う御座います。
No.1様のご回答の通り、「逆シュタルク効果」という語は使われなくなってのですね。現在は吸収の場合、「逆シュタルク効果」とは呼ばす、「シュタルク効果」と呼ぶのでしょうね。多分。
下記HPより
The Stark effect can be observed both for emission and absorption lines. The latter is sometimes called the inverse Stark effect, but this term is no longer used in the modern literature.
シュタルク効果は、発光線と吸収線の両方で観測できます。 後者は逆シュタルク効果と呼ばれることもありますが、この用語は現代の文献では使用されなくなりました。
https://en.wikipedia.org/wiki/Stark_effect
>原子が高周波電磁波に曝されると、スペクトル線が縮退する現象です。
>これは、高周波電磁波のエネルギーが原子の内部エネルギーと相互作用するため、電子の運動量が変化し、縮退が解けて短波長側にスペクトル線がシフトするというものです。
縮退が解けて短波長側にスペクトル線がシフトする→エネルギー準位が分かれているものが、縮退して1つに纏まって短波長側にスペクトル線がシフトする
ではないでしょうか?
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