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私は先日まで単版というのは一枚の板でトップやバックができているものだと思っていましたが、この前楽器屋の店員に聞いたところ、単版と書いてあってもほとんど二枚の板を組み合わせて作っていると言われました。では単版と合板の違いって何なのでしょうか?教えてください。それとこの前プロのクラシックギタリストの先生に単版のギターじゃないとたいして音は良くならないよと言われました。その事についても教えてください。長い文章を読んでくださりありがとうございます。

A 回答 (2件)

こんばんは。


楽器の材料についてのご質問ですね。

先ず単板とは何か

それは勿論ベニア板でない、本物の木の板を指します。
楽器によっては表板や裏板を完全な一枚板を削り出して作ったものも確かに存在します。
これはバイオリンなどに代表される 箱内の空気共鳴を拡声原理とする弦楽器全体に言えることです。

しかしそのような作り方に使える板は大変幅の広い板でなくてはなりません。
そこでほとんどの楽器は一枚ものではなく、裏も表も楽器センターで貼り合わせています。特に小型楽器でないなら先ず間違いなくそのような作りをしています。

それでも本物の板であることに変わりはなく、木を薄く剥いだものを糊で重ね合わせたベニアではありませんからやっぱり単板と言います。しかし木も色々です。響きの良い木、悪い木があるので木なら何でも良い訳では決してありません。私はコントラバスの魂柱(松材です)を比較の為に何本も手に入れて叩いてみた事がありますが、それでさえ当然のごとく皆響きが違いました。

次にギターの先生が仰った単板楽器でないと鳴りが良くないと言うのは本当か、又その理由は何か?

ベニア板は素材として音が悪いのは事実です。試みに同じ厚さと縦横寸法をもつ本物の板とベニア板を指でぶら下げて何かで叩いて見ると解ります。(寸法が同じでないと比較出来ません)これは経験則です。で、先生の仰った事は本当です。
次にその理由は何か、ですが 物理学上ではきっと何か説明がつくと思いますが、私には解りません。でも楽器奏者である私に取って経験則だけで充分だと思っています。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。とても勉強になりました。私は先日Sヤイリのギターを買ったのですが、以前使っていたシーガルのギターに比べてあまり音が良くなかったので少し不安になって質問しましたが(トップのみ単版モデル)、安心しました。これからたくさん弾き込みたいです。ありがとうございました。

お礼日時:2005/04/20 23:30

合板というのはいわゆるベニヤです。

つまり何枚か(たいてい3枚ぐらい)の薄い板を重ねて一枚の板のように貼り合せてあります。単板は一枚板です。ただし単板のギターでも、曲面もあるし、また強度の問題や音響的な理由などで何枚かの一枚板(単板)を組み合わせてつくられています。
さて音の違いですが、合板は板を貼り合せているので(しかも圧力をかけて接着している)頑丈です。したがって薄くて丈夫な板をつくることができます。だから買った当初はよく鳴ります。(最初から分厚い合板なんてのは論外です)しかし合板のギターは弾いているうちに成長して鳴ってくるということがあまりありません。
単板は最初は合板ほどバリバリと鳴ったりしません(ただし最初から音の深みのようなものが違うように思いますが)。でも弾いていくにしたがってどんどん音が出てくるし深みも増してくるものです。
結論から言うと初心者や遊びで弾くのなら合板でも十分でしょう。でもある程度弾けるようになってくると不満が出てくるものです。
ついでながら単板の方が高価です。それは一本の木から採れる板の数が違う上、どうせ単板にするなら柾目のいいところをとるので余計材料費がかさむわけです。合板だったら単板をとったあまりの部分から作れますから。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。とても勉強になりました。値段の差まで教えていただき本当にありがとうございます。またわからない事があったら、教えてください/

お礼日時:2005/04/20 23:41

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